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2024-04-20 05:07:53

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今年も絶好調!NYダウ史上最高値更新が続く。

2018/01/16

皆さん、こんにちは。
2018年が始まって2週間ですが、米国株式市場の史上最高値更新が続いています。米企業決算(2017年10〜12月期)が堅調な内容になるとの期待感や米経済指標の好調が株価の上昇要因になっているようです。
米労働省が発表した昨年12月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%のマイナスとなり予想を下回りました。エネルギーと食品を除いたコア指数も0.1%のマイナスと弱い内容となりました。米労働省が発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%の上昇となり、変動の大きいエネルギーと食料品を除くコア指数も前月比0.3%上昇しました。昨年の12月の小売売上高は前月比0.4%増となり、市場予想と一致しました。現状のマーケットは弱い経済指標への反応が薄く、強い経済指標には大きく反応する動きとなっており、典型的なブル相場となっています。
日銀は超長期国債の買い入れ規模減額を公表しました。これをきっかけに日銀の緩和姿勢の後退観測や日米の金利差が縮小するとの思惑が浮上しました。これに伴い円買いドル売りの流れとなり、日経225の上昇を抑制する動きとなりました。欧州中央銀行(ECB)は昨年12月14日に開催された定例理事会の議事要旨を公開しました。理事会において2018年の早い時期にもフォワードガイダンスの見直しの可能性について言及があったことが判明しました。これに伴いユーロが3年ぶりの高値へと上昇しドルが売られる展開となり、通貨の側面からはNYダウが上昇しやすくなり、日経225やDAX®が上昇しにくい動きとなりました。
米国産標準油種であるWTI原油が、米国内の在庫減少などを受けて供給過剰懸念が後退したことを受けてエクソンモービルなどのエネルギー株が上昇し、NYダウの反発に寄与しました。週末から始まった企業決算ですが、2017年10〜12月期決算をデルタ航空が発表し、ビジネス需要の拡大を主因とする強気の業績見通しが好感され航空株が買われました。金融大手JPモルガン・チェースの決算は税制改革成立の影響で純利益が前年同月比37.1%減となったものの、1株当たりの利益は市場予想を上回り金融株の買い材料となりました。また、消費者物価指数(CPI)や小売売上高の堅調から消費関連株も堅調だったようです。
北朝鮮と韓国の高官級会談が実現し、地政学的リスクが後退して株式市場のリスク要因が減少しましたが、ブルームバーグ通信によると、中国政府が米国債購入の縮小や停止を検討していると報じ、新たなリスク要因が出てきました。中国は世界最大の米国債保有国ですので、仮に購入を減らせば米債券市場への影響は大きく、米10年債利回りが上昇し、株式市場の売り材料となりました。また、再交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)をめぐり、トランプ大統領が離脱を表明する可能性があるとの報道がありました。
NYダウは今年も全く心配の必要が無い動きとなっており、移動平均線大循環分析でも第1ステージの安定上昇期となって史上最高値の更新を続けています。上昇スピードが徐々に速くなってきていることは、今後の利食い売りが出た時の下落幅の大きさにつながる懸念はありますが、価格が高くなればなるほど値頃売りやトレンドに反した逆張りをしたがる投資家が多くなりますが、「高い」と感じるのではなく「上昇している」という感覚でマーケットを見ていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

1月17日(水)08:50(日本)11月機械受注
1月17日(水)19:00(ユーロ圏)12月消費者物価指数(HICP)・確報
1月17日(水)23:15(米国)12月鉱工業生産
1月17日(水)23:15(米国)12月設備稼働率
1月17日(水)24:00(加国)加中銀政策金利発表
1月17日(水)24:00(米国)1月NAHB住宅市場指数
1月18日(木)04:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
1月18日(木)11:00(中国)10-12月期GDP
1月18日(木)11:00(中国)12月鉱工業生産、12月小売売上高
1月18日(木)13:30(日本)11月鉱工業生産・確報
1月18日(木)22:30(米国)12月住宅着工件数
1月18日(木)22:30(米国)1月フィラデルフィア連銀製造業指数
1月18日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
1月19日(金)16:00(独国)12月生産者物価指数
1月19日(金)18:30(英国)12月小売売上高
1月19日(金)24:00(米国)1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
1月23日(火)未定(日本)日銀金融政策決定会合、発表
1月23日(火)18:30(英国)12月英財政収支
1月23日(火)19:00(独国)1月ZEW景気期待指数
1月23日(火)19:00(ユーロ圏)1月ZEW景気期待指数
1月23日(火)24:00(米国)1月リッチモンド連銀製造業指数

※今週は23日の日銀金融政策決定会合の発表に注目しましょう。米国のベージュブックや中国のGDPも注目です。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
第1ステージは安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。

◆今後を読み取る鍵
第1ステージは安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに更に勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,071円 安値21,839円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ1
第1ステージは安定上昇期です。帯が傾きを持ち間隔が広がっておりトレンドに勢いがあるのが分かります。

◆今後を読み取る鍵
第1ステージは安定上昇期です。帯と短期移動平均線の関係を見ていきましょう。
・上昇トレンドに更に勢いが出る場合は、帯が傾きを持ち間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値26,251ドル 安値23,330ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はタートルズのロスカットラインを確認しました。ルールは以下の通りでした。

【タートルズのロスカットライン設定ルール】
相場が予想とは逆方向に2ATR動いたらロスカットする
◎買いの場合、「買値」−「2×ATR」
◎売りの場合、「売値」+「2×ATR」


では、具体的な数字を当てはめて考察してみましょう。

仮に日経225のATRが230円として、今、仕掛けた場合には、460円逆方向に動いたらロスカットすることになります。今よりも前、例えば日経225のATRが600円だったころなら、ロスカットラインは買いなら1,200円下、売りなら1,200円上になっていたはずです。

日経225で1,200円の値幅は大きく感じるかもしれません。ロスカットにヒットしたら、1枚当たりの損失は12万円(1,200円×100倍×1枚)になる計算です。

しかし、すでにわれわれはユニットでのトレードを学んでいます。1ユニットに対する1ATRの損失は1%でした。ということは、2ATRの損失なら投資用資金の減少は2%に留まります。

では、ここで簡単だとは思いますが、確認テストを行います。

【テスト】
(問題)
現在の日経225のATRは250円です。日経225を23,000円で1ユニット買い建てしました。ロスカットラインはいくらに設定すべきでしょうか。また、そのときのリスクはどれだけでしょうか。

(解答)
ロスカットラインは22,500円(=23,000円−250円×2)。リスクは投資用資金の2%。

ロスカットラインの設定は買いの場合は「買値」−「2ATR」でしたので買値が23,000円、そこから2ATRの250円×2=500円を引くと、22,500円になります。また、1ATRの損失は1%でしたので、2ATRですと2%になります。

非常に簡単な問題でしたね。これでリスク管理については確りと勉強できたと思います。来週からは、「買い」が有利な局面、「売り」が有利な局面となる「エッジ」を探していこうと思います。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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