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2024-04-20 17:55:02

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貿易戦争ぼっ発か?NYダウが第4ステージへ!

2018/03/06

皆さん、こんにちは。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の就任後初となる議会証言が行われました。米経済成長に自信を示し、「さらなる利上げが最善」との見解を表明、インフレの低迷についても「再発を想定しない一時的な影響によるもの」との認識を示しました。また、減税などの恩恵で「逆風が追い風に変わった」として、市場関係者は相当楽観的と受け止め、利上げペースが加速するとの観測から米長期金利が上昇し株売り圧力が強まりました。

民間調査会社コンファレンス・ボードが発表した2月の消費者景気信頼感指数が130.8と市場予想を上回りました。米商務省が発表した1月の耐久財受注は前月比3.7%減と市場予想を下回りました。輸送用機器を除いた結果も0.3%減と市場予想を下回りました。米商務省が発表した2017年10〜12月期の実質GDP(国内総生産)改定値は前期比2.5%増と1月末の速報値(2.6%)から下方修正されましたが、景気過熱感の後退と受け止められ長期金利が低下しました。

米サプライ管理協会(ISM)の2月製造業景況指数は60.8と市場予想を上回りました。週間新規失業保険申請件数は21.0万件と1969年12月以来の低水準に改善しました。米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫週報では、原油在庫が前週比300万バレル増加し、予想を上回る在庫積み増しとなったことで需給悪化の懸念が再燃しました。先週とは一転して、原油価格下の下落からエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られて株式市場の売り材料となりました。

トランプ米大統領は鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す意を表明しました貿易摩擦の激化などへの懸念から自動車を中心に幅広い銘柄が売られました。欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は米国を批判し、中国外務省の華春瑩報道官も懸念を表明し、それぞれ対抗措置を取ると明言しました。翌日2日にはツイッターに「貿易戦争はよいことで、簡単に勝てる」と投稿し、米国の保護主義化で「貿易戦争」が誘発されるのではないかとの懸念が台頭しリスク回避の動きが強まりました。

日銀の黒田東彦総裁は2日の衆院での所信聴取で、大規模金融緩和の「出口」政策に言及したことで円買いを後押しし、日経225の下落に繋がりました。

4日のドイツで大連立合意の承認を求める社会民主党(SPD)のメルケル独首相による新政権への参加の是非を問う党員投票が行われ、政権入りに賛成する票が過半数だったと発表しました。これにより、メルケル氏が首相に選出される見通しで、4期目に突入することになりました。昨年9月からの政権空白が解消される見通しとなりました。

4日に行われたイタリアの総選挙は、出口調査によると、どの政党も過半数を獲得できないハングパーラメントとなる見通しのようです。「五つ星運動」が単一政党では投票率が一番となりそうです。与党・民主党を中心とした中道左派連合は第3位となっており、貧困や移民の大量流入への反感で票を失っているようです。イタリアがドイツに代わるユーロ圏の新たな懸念となりかねない状況となってきました。

5日からは中国の全国人民代表大会(全人代)が開催されています。トランプ発言の直後だけに注目度が高まっています。

貿易摩擦、貿易戦争といった表現が出てきており、マーケットが不安定になってきています。移動平均線大循環分析で現在のステージを確認してマーケットに振り回されないようにしていきましょう。

週間の概況

◆注目イベント

3月7日(水)09:30(豪国)10-12月期GDP
3月7日(水)22:15(米国)2月ADP全国雇用者数
3月7日(水)22:30(米国)1月貿易収支
3月7日(水)22:30(米国)10-12月期非農業部門労働生産性・確報
3月7日(水)22:30(米国)10-12月期単位労働コスト・確報
3月7日(水)24:00(加国)加中銀政策金利発表
3月8日(木)04:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3月8日(木)05:00(米国)1月消費者信用残高
3月8日(木)未定(日本)2月景気ウォッチャー調査・現状判断DI・先行き判断DI
3月8日(木)08:50(日本)10-12月期GDP・2次速報
3月8日(木)08:50(日本)10-12月期GDPデフレーター・2次速報
3月8日(木)08:50(日本)1月国際収支-経常収支、貿易収支
3月8日(木)09:01(英国)2月RICS住宅価格
3月8日(木)16:00(独国)1月製造業受注
3月8日(木)21:30(米国)2月チャレンジャー人員削減予定数
3月8日(木)21:45(ユーロ圏)欧州中銀金融政策発表
3月8日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
3月8日(木)未定(中国)2月貿易収支
3月9日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合
3月9日(金)10:30(中国)2月消費者物価指数
3月9日(金)10:30(中国)2月生産者物価指数
3月9日(金)16:00(独国)1月鉱工業生産
3月9日(金)16:00(独国)1月貿易収支
3月9日(金)16:00(独国)1月経常収支
3月9日(金)18:30(英国)1月鉱工業生産、1月貿易収支、1月製造業生産
3月9日(金)21:00(英国)英国立経済研究所(NIESR)GDP
3月9日(金)22:30(米国)2月非農業部門雇用者数
3月9日(金)22:30(米国)2月失業率
3月9日(金)22:30(米国)2月平均時給
3月9日(金)24:00(米国)1月卸売売上高
3月13日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数

※今週は米国のベージュブックや欧州中銀や日銀の金融政策に大注目です。9日の米雇用統計も大注目です。日本やオーストラリアのGDP、米国の新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ4
第4ステージは安定下降期です。戻り売りの流れになっています。

◆今後を読み取る鍵
第4ステージは下降期です。短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに更に勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値24,238円 安値20,683円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

◆現在のステージ
ステージ4
第4ステージは下降期です。一気に第4ステージになってきました。

◆今後を読み取る鍵
第4ステージは下降期です。帯の間隔や傾きに注目しましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
そこに注目していきましょう。

◆重要な価格
高値26,835ドル 安値23,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週は新高値・新安値更新について勉強していきましょう。

下記のチャートはトヨタ自動車の日足チャートです。チャート左部分に上昇トレンドが確認できます。価格はいったん3,640円まで上昇し、2012年4月に目先の天井を付けています。

この上昇トレンドの途中(右斜め上向きの矢印の最中)で買いエントリーしたトレーダーがいました。3,640円でピークを迎え、その後、押し目買いとなったときのトレーダーの心理を推理しましょう。

普通なら3,640円の近辺で売り手じまいすれば大きな利益を取れたと悔やむでしょう。しかし、そのチャンスを逃してしまったわけですから、次善の策として、「今度、また3,640円まで上昇したらそのときは絶対に決済するぞ」という気持ちになるのではないでしょうか。実際に、「3,640円で利益確定したい」と考えれば、この価格を売り指値とした決済注文を出すはずです。

注目すべきは、同じようなことを考えているトレーダーは無数にいるということです。このような事情から、3,640円の地点には売り指値が大量に溜まっていくことになります。

では、次週はこの大量に溜まった売り指値がどのような動きを見せるか、トレーダーの心理を推理しながら見ていきましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

<移動平均線大循環分析>

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

  • ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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