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「環境」で2021年をリードする「厳選」の新興市場銘柄は?

2020/12/16
投資情報部 鈴木 英之

「師走相場」も残すところあと半月程度となりました。年初来の騰落率(12/15現在)は、東証マザーズ指数が30.5%上昇、日経ジャスダック平均が3.4%下落となりました。

あとは、年末・年始に「2021年の主役」をにらんで株式市場の中心的投資テーマを探る動きが強まりそうです。米国で「環境」を重視する民主党のバイデン政権が成立するはこびとなり、日本も温暖化ガス削減を目指す動きを本格化し始めたことから、「環境」は2021年の中核銘柄になると予想されます。今回の新興株ウィークリーでは、環境・EV(電気自動車)、水素・燃料電池、全固体電池関連銘柄を母集団とし、その中から好業績銘柄を抽出しました。

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12020年に大きく上昇し、足元では調整気味の新興市場銘柄

前回もご紹介した通り、日経平均株価は11月・月間で15.0%上昇し、1994/1以来の高い上昇率となりました。これに対し、ジャスダック市場の同月は3.2%上昇、東証マザーズ指数は5.2%上昇にとどまり、ともに日経平均株価に対して大きく劣後する結果になりました。日経平均と東証マザーズについては、年全般で東証マザーズ指数のパフォーマンスが日経平均株価を構成する大型株を大きく上回ってきたため、株式市場全般で平準化が進んだ格好となりました。

12月に入っても、日経平均と東証マザーズについては、同様の傾向が続いています。11月終値に対する12/15(火)終値は、日経平均が1.0%上昇、ジャスダック指数が1.3%上昇、マザーズ指数が5.0%下落となり、マザーズ指数が劣後する状況が続いています。新興市場全般の時価総額について、かつてはメルカリ(4385)がトップでしたが、現在はハーモニック(6324)、ワークマン(7564)、マクドナルド(2702)といったジャスダック銘柄が上位になっており、マザーズ銘柄の伸び悩みが目立ちます。

英国や米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が相次いで開始され、景気・企業業績の回復期待が強まり、すごもり消費増加の恩恵を受け、マザーズ市場への上場が多い情報通信銘柄の相対的な強みが低下したことが、東証マザーズ指数の値下がりにつながった可能性もありそうです。すでに、予想PERで3桁以上になるなど、割高感が強い銘柄が多かったことも、下げを厳しくした可能性がありそうです。

なお、12月も半ばになったことで、年間のパフォーマンスが気になる所です。2020年のトータルリターンが高かった銘柄としては、Jストリーム(4308)やすららネット(3998)など、やはり東証マザーズ市場銘柄の情報・通信銘柄の良さが目立っています。このうち、Jストリームは3/13の本年安値638円から12/3には6,840円まで上昇し、見事「テンバガー」の実現を果たしています。なお、12/16(水)時点での株価は5,420円ですが、これだけ大きく上がった後の下落は、ある意味、驚くには値しない状況といえそうです。

図表1 東証マザーズ指数(日足)

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

図表2 新興市場の2020年トータルリターン上位・下位

★図表2の(1) 新興市場のトータルリターン年間ベスト10

コード 銘柄名 株価 トータルリターン
4308 Jストリーム 5,270 618.9%
2150 ケアネット 5,220 582.4%
3998 すららネット 5,790 516.6%
5212 不二硝子 3,030 471.5%
4488 AIinside 70,200 458.5%
6400 不二精機 1,529 425.4%
4477 BASE 8,510 384.9%
4475 HENNGE 7,460 288.9%
4480 メドレー 4,510 248.0%

★図表2の(2) 新興市場のトータルリターン年間ワースト10

コード 銘柄名 株価 トータルリターン
6628 オンキョーホームエンターテイ 19 -86.9%
7080 スポーツフィールド 1,995 -73.5%
6557 global bridge  1,119 -73.3%
7074 トゥエンティーフォーセブン 850 -70.0%
7519 五洋インテックス 142 -68.9%
3223 エスエルディー 604 -67.6%
6558 クックビズ 1,089 -65.4%
7078 INCLUSIVE 1,054 -65.0%
6574 コンヴァノ 555 -64.4%
4425 Kudan 2,980 -64.2%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。トータルリターンは配当までも含めた総収益率。

22021年に期待される新興市場の好業績・「環境」銘柄

師走相場も残すところあと半月程度となりました。年初来の騰落率(12/15現在)は、東証マザーズ指数が30.5%上昇、日経ジャスダック平均が3.4%下落となりました。

12/15(火)付の「225の『ココがPOINT!』」でも触れたように、年末はキャピタルゲイン課税支払いに絡む投資家行動に注意が必要だと思われます。利益の乗った銘柄の利益確定売りは先送りされ、損失の出た銘柄の損切りが優先されるケースが多く、その意味で、本年成績が振るわなかった銘柄は年内に「もうひと押し」がある可能性に注意したいところです。

あとは、年末・年始に「2021年の主役」をにらんで株式市場の中心的投資テーマを探る動きが強まりそうです。特に「環境・EV(電気自動車)」や、「水素・燃料電池」に関連する銘柄は、株式市場全般でも大きな話題になっています。さらに12/10(木)に日本経済新聞で「EVの次世代機関技術として本命視される「全固体電池」実用化への動きが加速し始めたとして、トヨタ自動車(7203)や三井金属(5706)の取り組みが紹介されました。

米国で「環境」を重視する民主党のバイデン政権が成立するはこびとなり、日本も温暖化ガス削減を目指す動きを本格化し始めたことから、「環境」は2021年の中核銘柄になると予想されます。

そこで、今回の新興株ウィークリーでは、環境・EV(電気自動車)、水素・燃料電池、全固体電池関連銘柄を母集団とし、その中から好業績銘柄を抽出し、図表3としてご紹介しました。ここでの「好業績」とは、四半期(累計)実績、通期会社予想ともに営業増益の企業となっています。

ニッポン高度紙工業(3891)・・・・電池用セパレータ。トヨタと共同で電池負極材活性物質の特許申請。
フロイント産業(6312)・・・全固体電池の正極をコーティング。
SEMITEC(6626)・・・・サーミスタ大手。EV化が進むと自動車1台当たりの搭載数量が増加する見込み。
フルヤ金属(7826)・・・・水素製造用材料。有機EL向けにも提供。
新コスモス電機(6824)・・・・・ガス漏れ警報器で大手。水素ステーション向けにも供給。
ハマイ(6497)・・・・燃料電池車の開発プロジェクトにも参加。高機能バルブ。

図表3 新興市場の好業績・環境関連銘柄

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価(12/15) 四半期(累計)営業増益率 今期予想営業増益率 予想PER
3891 3891 3891 3891 ニッポン高度紙工業 2,750 146.8% 91.0% 22.8
6312 6312 6312 6312 フロイント産業(2) 715 83倍 79.2% 17.1
6626 6626 6626 6626 SEMITEC 6,730 118.7% 74.5% 16.8
7826 7826 7826 7826 フルヤ金属(6) 6,170 29.3% 22.3% 14.3
6824 6824 6824 6824 新コスモス電機 1,762 15.4% 21.3% 12.7
6497 6497 6497 6497 ハマイ(12) 1,386 200.9% 13.6% 37.0
  • ※報道等をもとにSBI証券が作成。予想営業利益および予想PERの基準となる予想EPSは会社予想。銘柄名横のカッコ付き数字は決算月(無印は3月決算)を示しています。分析する四半期の対象は2月決算ならば2020/3〜8期、3月決算銘柄ならば2020/4〜9期、6月決算ならば2020/7〜9期、12月決算ならば2020/1〜9期になっています。計算の順番は今期予想営業増益率の順です。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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