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≪半導体株指数が高値圏≫成長・株高期待高まる半導体関連10銘柄

2021/7/7
投資情報部 鈴木 英之

足元の東京株式市場はやや不安定な展開となっています。
7月上旬は、株主総会や配当の支払いが落ち着き、決算日を迎えるETFの売りが懸念されるなど、需給面の緩みが警戒される時期です。また、新型コロナウイルスの変異株の感染者数が過去最多を更新したことや、ワクチン接種ペースの鈍化等も懸念材料となっています。

一方、米国株式市場は総じて堅調です。
米10年国債利回りの低下もあり、ハイテク株などグロース銘柄の比率が高いナスダック指数が堅調に推移。そのけん引役のひとつである半導体関連株は、日本でも注目度は高く、上昇基調となっています。
そこで今回は、半導体関連銘柄のうち、新興市場に上場する10銘柄をご紹介します。

なお、当ページにつきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。ぜひ、ご視聴ください。

新興株ウィークリー新しいウィンドウで開きます。※YouTubeに遷移します。

執筆者のプロフィール
SBI証券 投資情報部長 鈴木 英之
・出身 東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味 ハロプロ(牧野真莉愛推し)の応援と旅行(のりテツ)
・特技 どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物 サイゼリヤのごはん
・好きな場所 秋葉原
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的寄稿も多数。

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1東証マザーズの下落率が相対的に大きい

6/29(火)〜7/6(火)の主要株価指標の騰落率は、日経平均株価が−0.6%、TOPIX+0.3%、日経ジャスダック平均+0.1%、東証マザーズ指数-1.4%と、東証マザーズ指数の下落率が他の主要株価指標よりも大きくなりました。

株主総会がピークを迎えた6/29(火)以降は、配当金の支払いやそれに伴う再投資により、需給が盛り上がりを見せました。一方、7月上旬にかけては、米雇用統計の発表や独立記念日の振替休日などで、様子見気分が広がりやすい状況となりました。
こうした中、東証マザーズ銘柄の下げが特に目立ったのは、前週の上昇率が大きかったことへの反動とみられます。

時価総額上位銘柄の中では、ワークマン(7564)の下げが目立ちました。好調だった前年の反動で、6月の既存店売上高が前年同月比17.5%減となったことが株価に大きく影響したようです。

また、基礎化粧品のプレミアアンチエイジング(4934)が強い動きです。
6/14(月)に2021/7期・第3四半期の決算発表で、通期計画を上回る営業利益を計上したものの、6/15(火)から6/18(金)にかけて続落。通期会社予想の上方修正がなかったことを嫌気したようです。
しかし、6/21(月)以降は反発基調となっています。信用取引の取り組み妙味の高まりや、通期業績予想の上方修正を期待する向きなどが好材料となっている様です。なお、同社株の値上がりは、昨年10/28(水)の新規上場・初値からおよそ2.8倍に達しています。

JMDC(4483)の上昇も目立ちました。
同社は、健康保険組合員の健診結果等をビッグデータ化し、製薬企業等に提供しています。
株価は6/7(月)を底に上昇傾向にあります。この間、複数のアナリストがカバレッジを開始したことで、株式市場での関心も高まりつつあります。
市場では2022/3期の営業利益を48億円(前期比30%増)とみていますが、2026/3期の予想営業利益は130億円超と中期的な成長持続が期待されます。

図表1 日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数の推移

  • ※SBI証券チャートツールを用いてSBI証券が作成。 ※2020/12/22終値を1として指数化。 期間:2020/12/22〜2021/7/6(日足)

図表2 主な新興市場銘柄の値動き

コード 銘柄名 市場 株価(7/6) 6/29比 20/12末比
4385 メルカリ 東証マザーズ 5,910 -0.3% +29.2%
2702 日本マクドナルドホールディングス ジャスダックS 4,905 -0.8% -1.9%
7564 ワークマン ジャスダックS 7,410 -8.4% -15.8%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 6,270 +4.2% -32.0%
4816 東映アニメーション ジャスダックS 13,860 +9.9% +71.3%
4478 フリー 東証マザーズ 9,930 -0.4% -1.7%
4483 JMDC 東証マザーズ 5,880 +13.1% +0.7%
2782 セリア ジャスダックS 3,920 -4.4% +3.4%
7716 ナカニシ ジャスダックS 2,427 +2.0% +7.2%
4194 ビジョナル 東証マザーズ 6,270 +1.1% -
【ご参考】 日経平均株価 - 28,643.21 -0.6% +4.4%
TOPIX - 1,954.50 +0.3% +8.3%
日経ジャスダック平均 - 3,989.55 +0.1% +7.3%
東証マザーズ指数 - 1,188.53 -1.4% -0.7%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場)の時価総額上位10銘柄について、7/6時点での各種騰落率を掲載。なお、変化率は株式分割等も加味した時価総額ベースの変化率です。
  • ※「20/12末比」騰落率が「-」の銘柄は、昨年末時点で上場していない銘柄です。 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表3 6/29(火)〜7/6(火)の株価上昇が大きかった主な新興市場銘柄

コード 銘柄名 市場 株価(7/6) 6/29日 20/12末比
4934 プレミアアンチエイジング 東証マザーズ 15,960 14.5% 93.5%
4483 JMDC 東証マザーズ 5,880 13.1% 0.7%
4816 東映アニメーション ジャスダックS 13,860 9.9% 71.3%
4485 JTOWER 東証マザーズ 5,950 9.8% -44.4%
9467 アルファポリス 東証マザーズ 3,575 7.0% 0.6%
6030 アドベンチャー 東証マザーズ 7,880 6.8% 89.7%
4431 スマレジ 東証マザーズ 6,820 4.6% 23.1%
6736 サン電子 ジャスダックS 3,745 4.5% 19.6%
3733 ソフトウェア・サービス ジャスダックS 10,860 4.4% -0.2%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 6,270 4.2% -32.0%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場)の時価総額300億円以上の銘柄のうち、7/6時点での6/29比値上がり率の高かった上位10銘柄を掲載。なお、変化率は株式分割等も加味した時価総額ベースの変化率です。
  • ※「20/12末比」騰落率が「-」の銘柄は、昨年末時点で上場していない銘柄です。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2新興市場の半導体関連10銘柄

主要半導体関連株の値動きを指数化したSOX指数(フィラデルフィア半導体指数は、年初来で+13.8%上昇(7/6時点)となっています。同指数は2019年に+60.1%、2020年に+51.1%と大きく上昇してきましたが、本年も大幅高が期待される状況です。

世界半導体統計が6/8(火)に発表した2021年春季予想では、半導体市場の成長率は2020年の+6.8%から、2021年は+19.7%、2022年は+8.8%と高い成長が期待されています。また、足元の半導体出荷額も4月の前年同期比+32.2%に続き、5月も同+29.8%の高い伸びとなっています。

今回ご紹介する新興市場の半導体関連銘柄では、SBI証券Webサイトで、検索ウィンドウに「半導体」と入力し、出力された銘柄からジャスダック市場または、東証マザーズ市場に上場している銘柄をベースに、それらの銘柄から、さらに半導体市場と事業面で関わりが深いとみられる銘柄をご紹介します。

半導体関連銘柄は、その多くが東証1部上場銘柄です。新興市場では、さらにそのほとんどがジャスダック市場で、今回ご紹介する銘柄で東証マザーズ市場は1銘柄のみとなっています。

図表4 成長・株高が継続中≪新興市場の半導体関連10銘柄≫

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 市場 株価(7/6)  
4970 4970 4970 4970 東洋合成工業 ジャスダックS 12,510 半導体向け感光材で世界シェアトップ
5217 5217 5217 5217 テクノクオーツ ジャスダックS 30,650 半導体製装置用石英ガラスやシリコン製品を扱う
6324 6324 6324 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 6,270 小型精密減速機で推定世界シェア80%
6337 6337 6337 6337 テセック ジャスダックS 2,838 半導体動作のテストを行う
6433 6433 6433 6433 ヒーハイスト ジャスダックS 439 小径リニアボールブッシュで世界トップ
6613 6613 6613 6613 QDレーザ 東証マザーズ 1,551 量子ドットレーザーの事業化で先駆者
6890 6890 6890 6890 フェローテックホールディングス ジャスダックS 3,105 真空シールでシェア65%。サーモモジュールも
6918 6918 6918 6918 アバールデータ ジャスダックS 3,930 装置に組み込むモジュールを自社開発
7748 7748 7748 7748 ホロン ジャスダックS 3,130 半導体電子ビーム技術に強みを持ち、測定・検査装置を提供
9687 9687 9687 9687 KSK ジャスダックS 2,270 半導体設計業務を行う
  • ※Bloombergデータ、各種資料をもとにSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※コード番号順に掲載。

東洋合成工業(4970) 半導体用感光材で世界シェアトップの“テンバガー”

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/2/26〜2021/7/6(日足)

■半導体用感光材で世界シェアトップ
EUV(極端紫外線)の技術を用いた露光装置(半導体製造装置のひとつ)に用いるフォトレジスト用の感光材を提供し、世界トップシェアを有しています。
感光材は特定の波長の光に化学反応を起こす材料です。JSR(4185)や東京応化工業(4186)など大手レジストメーカーが、同社の感光材を用いて、フォトレジストに加工しています。

ご参考までにEUVを用いた露光工程は、半導体の微細化に向けた最先端分野で、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)、日本電子(6951)、SCREENホールディングス(7735)などが関わっています。

■株価は2018年末から21倍に
株価は2018年末581円から、7/6(火)には12,510円となり、およそ21倍超も上昇。ただし、本年はやや保ち合い商状となっています。

2018/3期以降、4期連続で増収増益を達成。
2022/3期も売上高10.4%増、営業利益20.8%増が会社計画です。市場コンセンサスでは、2022/3期から2024/3期まで年20%以上の営業増益ペースが続く見通しとなっています。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324) 小型・軽量・高精度の減速機が需要回復へ

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2019/8/5〜2021/7/6(週足)

■小型・軽量・高精度の減速機で高シェア
産業用ロボットの関節部に使われる減速機などを製造している企業です。
小型・軽量・高精度を特長とする当社の減速機が組み込まれた産業用ロボットは半導体ウエハ、自動車など幅広い分野での生産に用いられ、高いシェアを有しています。

2021/3期は第2四半期をボトムに、第3四半期・第4四半期と次第に受注が拡大。通期では売上高が1.2%減にとどまったものの、営業利益は8.65億円へ上昇しています。

■株価は3分の2押し水準で下げ止まりの様相
設備投資需要が回復しつつある中国を中心に、アジアでの受注が急回復基調となっています。
2022/3期の会社計画では、売上高520億円(前期比40.4%増)、営業利益66億円(同663%増)が予想されています。
中期計画では、2024/3期の最終年度に売上高700億円、営業利益150億円を目指しています。市場コンセンサスでは同年度の営業利益を169億円と予想しています。

株価は2020/3安値3,545円から2020/12高値9,510円までの上昇幅に対し、2021/6/7には、およそ3分の2押しとなる5,530円をボトムに下げ止まりの様相を呈しています。受注や利益の回復を、四半期決算で確認できれば、再度の株価上昇も期待できそうです。

QDレーザ(6613) 世界で初めて「量子ドットレーザ」の量産化に成功

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/2/5〜2021/7/6(日足)

■量子ドットレーザの量産化に成功
富士通研究所のスピンオフ企業として2006年に設立。
伊藤忠系の東京センチュリーや、三井物産系のVC等が上位株主。ナノメートル(10億分の1メートル)サイズの微小な半導体である量子ドットレーザの量産化に成功した企業です。
今後、世界規模でサーバー等のデータ量が増大する中、処理速度の壁がボトルネックになる可能性はありますが、量子ドットレーザを搭載したシリコンフォトニクスにより、それを打破することができそうです。

光で網膜に映像を描き出す技術を用いたアイウェアの拡販も期待されています。短期的にはその固定費が利益を圧迫しそうですが、量産化により価格の引き下げも検討しているようです。

■当面の課題は早期の黒字転換か
量子ドットレーザの世界市場は2020年の35億ドルから、2025年には106億ドルへ拡大するとの分析があります。この分野で製品化を達成している企業は数少ないのが現実ですが、当社の場合はアイウェア拡販の成否が、今後の成長のカギを握りそうです。
市場コンセンサスでは、営業損益が2022/3期は3億円超の赤字となる見込みであるものの、2023/3期は4.7億円の黒字が予想されています。期待先行で株価が上昇した面もあり、株価が本格的上昇に転じるには、黒字転換の可能性が現実味を帯びることが必要となりそうです。

フェローテックホールディングス(6890) コア技術で高シェアのグローバル企業

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2019/8/5〜2021/7/6(週足)

■コア技術で高シェア
1980年に米国企業の子会社として、コンピュータシール、真空シール、磁性流体の輸入販売を目的として設立。
現在は、アポロ計画から誕生した磁性流体と、冷熱素子サーモモジュールをコア技術とし、前者では65%、後者では36%の世界シェア(会社公表値)を有しています。当社の製品は電子機器や自動車、医療機器など幅広い分野で用いられています。
日本にとどまらず、中国、米国、欧州など世界に46の製造販売拠点を有し、約7,000人の社員を擁するグローバル企業です。海外売上高比率は約8割に達しています。
真空シールや石英製品など、当社の製品や技術は、半導体の幅広い分野で用いられています。8インチ以下の小口径にシリコンウェハについては、原材料から製品まで一貫して生産できる体制にあります。

■東証再編後「プライム市場」上場への期待高まる?
当社の2021/3期売上高は913億円(前期比11.9%増)、営業利益96.4億円(同60.3%増)でした。2022/3期は売上高1,050億円(前期比15.0%増)、営業利益150億円(同55.6%増)への拡大を見込みます。
市場コンセンサスでは、2023/3期、2024/3期ともに10%以上の売上高増、営業増益が予想されています。これに対して予想PERは9倍程度(会社予想ベース・7/7現在)と、成長期待への評価は十分でないように感じられます。
このように利益水準も高い上、時価総額は1,127億円(7/7現在)あります。特定株主が占める比率も低いことから、再編後の東証では「プライム市場」上場への期待が高まり、株式市場での話題になっているようです。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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