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≪好業績・株高期待の20銘柄≫中間決算発表を控え、"期待度の高い企業"とは

2020/10/16
投資情報部 鈴木英之

東京株式市場は高値圏でもみ合う展開となっています。世界的な低金利や株高等が日本株にも追い風になっていますが、米大統領選挙を11/3(火)に控え、様子見気分も強まっています。

10月中旬に入り、2月・8月決算企業の決算発表が一巡したところですが、新型コロナウイルスの終息が見通せない中、ウィズコロナの長期化により業績回復が遅れる企業も出ています。

そうした中、10/12(月)にホギメディカル(3593)の決算が発表されました。同社は3月決算企業の中で、もっとも早い時期に決算発表を行うことが多い傾向にあり、3月決算企業の決算発表シーズンの“号砲”ともいえる存在になっています。なお、10/26(月)には日本電産(6594)の中間決算発表が予定されていますが、この辺から主力企業の「中間決算発表」が本格化していきます。

そこで、今回の日本株投資戦略では、3月決算企業の中間決算等の発表を控え、好業績や株高が期待される銘柄を抽出すべくスクリーニングを行ってみました。日経平均株価のチャートを見る限り、株式相場は堅調とみえますので、好業績銘柄は素直に買われる可能性もありそうです。

1「中間決算発表」で好業績が期待される3月決算銘柄

それではさっそく、好業績・株高が期待される銘柄を抽出すべく、スクリーニングを行ってみたいと思います。
スクリーニング条件は以下の通りです。

(1)東証1部上場銘柄であること。
(2)広義の金融(銀行、証券・商品先物、保険、その他金融)以外の業種に属する銘柄であること。
(3)時価総額1千億円以上の銘柄であること。
(4)3月決算企業であること。
(5)今第1四半期(2020/4〜6期)の営業利益が前年同期比増益で、事前の市場予想を上回っていること。
(6)今期(通期・2021/3期)の予想営業利益(市場コンセンサス)が増益見込みの銘柄であること。
(7)来期(通期・2022/3期)の予想営業利益(市場コンセンサス)が増益見込みの銘柄であること。
(8)第1四半期業績発表時より後に、2021/3期の予想営業利益について、発表や修正等を行っていないこと。

上記のすべての条件を満たす銘柄を、(5)の第1四半期営業増益率(前年同期比)が大きい順に並べてご紹介したものが、表1となります。「日本株投資戦略」では、これらの銘柄は、今後予定される「中間決算発表」を通じ、好業績が認識され、株価が上昇する可能性が大きいと考えています。

ちなみに、この時期に決算発表を行う会社は3月決算企業に限りません。12月決算企業は2020/1〜9期累計として、9月決算企業は2019/10〜2020/9期・通期として業績を発表しています。しかし、3月決算企業だけでも、分析対象は相当の数にのぼるため、今回は分析を簡略化する上でも3月決算企業に絞りました。

2020/4〜6月は基本的に、新型コロナウイルスの国内感染状況がもっとも深刻であった時期であり、一般的に景気や企業業績が厳しい局面を含んでいます。ここで抽出された銘柄は、この時期を好業績で乗り切った実績を有しており、「巣ごもり消費が追い風になった」や、「5G投資の増加が味方した」等、好業績の要因があった上で、営業増益をキープしたと考えられます。

上場企業を取り巻く環境は、新型コロナウイルスの国内感染状況という面では最も深刻な時期を脱している印象がありますが、世界では新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加するなど、依然として深刻な状況であり、ウィズコロナを踏まえた日常生活や経済活動は当面継続されるものとみられます。なお、2020/4〜6期に好スタートを切っていた銘柄は、その業績集計が2020/4〜9期に広げられても高水準の利益を計上しやすいとみられ、現在のような投資環境の変化の少なさという面でも、好業績を維持しやすい状態であるように思われます。

表1 「中間決算」で好業績が期待される3月決算銘柄

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄(決算発表予定月日) 株価 営業増益率(前年同期比)
10/15(木) 2020/4〜6月期 2021/3期予想 2022/3期予想
3635 3635 3635 3635 コーエーテクモホールディングス(10/26) 5,250 +358.6% +48.1% +17.8%
6754 6754 6754 6754 アンリツ(10/29) 2,545 +90.0% +14.6% +10.6%
8255 8255 8255 8255 アクシアル リテイリング(11/4) 4,630 +76.4% +5.6% +6.0%
7729 7729 7729 7729 東京精密(11/11) 3,585 +76.2% +3.5% +28.0%
8035 8035 8035 8035 東京エレクトロン(10/29) 29,445 +73.6% +16.6% +17.0%
9508 9508 9508 9508 九州電力(10/30) 929 +70.5% +48.3% +20.4%
6055 6055 6055 6055 ジャパンマテリアル(11/9) 1,447 +69.0% +11.9% +20.2%
7518 7518 7518 7518 ネットワンシステムズ(10/27) 5,010 +52.8% +15.4% +13.6%
1417 1417 1417 1417 ミライト・ホールディングス(11/12) 1,603 +48.4% +7.3% +0.4%
3774 3774 3774 3774 インターネットイニシアティブ(11/9) 5,160 +48.2% +20.6% +9.8%
1963 1963 1963 1963 日揮ホールディングス(11/10) 928 +46.6% +31.8% +41.5%
4062 4062 4062 4062 イビデン(10/28) 4,045 +44.7% +41.4% +29.8%
9697 9697 9697 9697 カプコン(10/29) 6,130 +39.1% +32.0% +9.2%
9090 9090 9090 9090 丸和運輸機関(11/2) 4,480 +36.7% +18.6% +8.0%
4528 4528 4528 4528 小野薬品工業(10/29) 3,241 +35.3% +10.1% +19.1%
3092 3092 3092 3092 ZOZO(10/29) 3,155 +33.9% +35.6% +2.4%
2413 2413 2413 2413 エムスリー(10/30) 7,150 +26.4% +33.7% +18.8%
6750 6750 6750 6750 エレコム(11/5) 4,910 +21.4% +11.9% +6.4%
4739 4739 4739 4739 伊藤忠テクノソリューションズ(11/2) 3,845 +21.1% +7.9% +10.3%
3167 3167 3167 3167 TOKAIホールディングス(11/2) 1,066 +17.1% +7.2% +8.5%
  • ※会社公表データおよびBloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※2021/3期予想は今期(2020/4〜2021/3)、2022/3期予想は来期(2021/4〜2022/3)を対象とする市場コンセンサス。銘柄名横のカッコ内の日付は決算発表予定日で、SBI証券Webサイトでもご紹介しているデータとなっています。ただし、決算発表日は予告なく変更される場合もあります。

2掲載銘柄の投資ポイント

ここでは表1でご紹介した銘柄の一部について、株価や業績の推移を簡単にご説明します。

コーエーテクモホールディングス(3635)
「信長の野望」シリーズで知られるゲームソフトメーカーです。ゲームソフト関連銘柄は「巣ごもり消費」拡大の恩恵を受けるとの期待から投資家の人気を集めていますが、同社は業績が好調に推移していることも手伝い、株価が上昇基調にあります。2017年後半以降は実質2,000円前後で推移していましたが、10/14(水)には5,340円と年初来高値を更新しています。
2020/4〜6期の営業利益は前年同期の4.5倍となる43億円台で、市場予想の36億円を大幅に上回りました。同社は業績予想を公表していませんが、今期の予想営業利益(市場コンセンサス)は208億円(前期比48.1%増)となっています。なお、決算発表は10/26(月)に予定されています。
11/10(火)には米マイクロソフトから新ゲーム機「Xbox Series X」が、11/12(木)にはソニー・インタラクティブエンタテインメントから新ゲーム機「PS5」が発売の予定であり、同社にとって明るい話題が多そうです。

アンリツ(6754)
通信用計測器の大手企業です。携帯端末が規格に沿ってデータを正常にやりとりできるか検査を行う機器などを取り扱っています。この分野では米国のキーサイト・テクノロジーなどと並ぶ、世界的にも高いシェアを誇る企業です。
2020/4〜6期の営業利益は前年同期比90%増の51億円で、市場予想の32億円を大幅に上回りました。計測分野の受注が前年同期比12%増の220億円となったことが、好材料とみられます。今期の予想営業利益は会社予想175億円(前期比0.5%増)に対し、市場コンセンサスでは199億円(前期比14.6%増)となっています。
なお、同社は中国の通信機器大手ファーウェイの主要サプライヤとはなっておらず、米中通商摩擦の影響などは受けにくいとみられます。
決算発表は10/29(木)に予定されています。SBI証券企業調査部では9/2付で同社の目標株価を2,700円から2,800円に引き上げています。

アクシアル リテイリング(8255)
食品スーパーを展開しています。新潟県が中心の原信ナスルホールディングスと、群馬県が地盤のフレッセイホールディングスが統合して形成されました。
食品スーパーは新型コロナウイルスの感染拡大で外食を控える人が増える中、「内食」需要拡大の追い風が吹いています。この会社も例外ではなく、2020/4〜6期の営業利益は前年同期比76.4%増の40億円で、市場予想の24億円を大幅に上回りました。今期の予想営業利益は会社予想83億円(前期比12.5%減)に対し、市場コンセンサスでは100億円(前期比5.6%増)となっており、上方修正期待が強まっています。
もっとも、今期の既存店売上高は4月の前年同期比13.4%増をピークに、9月は同1.6%増と減速気味になっています。これを受け、株価も年初来高値5,160円(9/28)から低下した水準にあります。新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、「内食」の需要が下支えされれば、株価も反発しやすくなるとみられます。

ここまでご説明してきたように、「巣ごもり消費」や「5G」は株式市場の主要テーマであり、関連企業の業績は上向きやすい傾向にあります。この他、東京精密(7729)東京エレクトロン(8035)イビデン(4062)などが属する半導体業界、ネットワンシステムズ(7518)伊藤忠テクノソリューションズ(4739)ミライト・ホールディングス(1417)などが属するネットワーク・インフラの整備にかかわる業界などは、業界自体が追い風に恵まれており、好業績になりやすいと期待されます。

図1 コーエーテクモホールディングス(3635・週足)

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成

図2 アンリツ(6754・週足)

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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