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マーケット > レポート > 日本株投資戦略 >  ≪日経平均は3万円目指す展開か≫そこで買われる銘柄は?

≪日経平均は3万円目指す展開か≫そこで買われる銘柄は?

2020/11/27
投資情報部 鈴木英之

日経平均株価は上昇基調が続き、11/25(水)には一時、29年7ヵ月ぶりの高値水準を回復しました。過剰流動性が強まったことで、息の長い相場上昇につながっていますが、米大統領選挙も終わったことや、新型コロナウイルス向けワクチンの実現性が高まり、投資家のリスク許容度が回復したことで、相場上昇が加速する形になっています。

そうした中、東京株式市場では、日経平均株価が近い将来3万円台を回復するとの見方が台頭しています。24,000円台前半の強い上値抵抗ラインを突破することができたので、相場上昇力の強さが感じられるところです。今回の「日本株投資戦略」では、日経平均株価が3万円を目指すというシナリオの中、好パフォーマンスが期待できる銘柄について考えてみました。

1“日経平均3万円”は可能なのか

日経平均株価の上昇基調が続いています。11/25(水)には一時、26,706円まで上昇しましたが、これは1991/4/19(金)の取引時間中に付けた高値26,753円以来29年7ヵ月ぶりの高値水準となります。

世界的に金融緩和が長期化し、過剰流動性が強まったことで、息の長い株式相場の上昇につながっているとみられます。欧米を中心に新型コロナウイルスの感染が再び拡大しましたが、それによってむしろ、金融緩和状態の長期化を期待する見方が強まっています。そうした中、2020年最大のイベントとみられていた米大統領選挙も終わる一方、新型コロナウイルス向けワクチンの実現性が高まり、投資家のリスク許容度が回復したことで、相場上昇が加速する形になっています。

東京株式市場では、日経平均株価が近い将来3万円台を回復するとの見方が台頭しています。今後日経平均株価の予想EPS(1株利益)は新型コロナウイルス不況からの回復に加え、自社株買いなどの増加等により、戻りを試すことになると考えられるためです。来期から再来期にかけ、仮に予想EPSが1,500円まで回復し、予想PER20倍の評価ならば、日経平均株価は3万円(1,500円×20倍)と計算されますが、決して“夢物語”ではないように思われます。

2018年以降、日経平均株価は24,000円台前半の強い上値抵抗ラインを3度トライし、上抜くことができませんでしたが、今回はそこを突破することができたので、相場上昇力の強さが感じられます。経済を覆う危機で金融緩和が長期化せざるを得ない状況では、株式相場に「バブル」が発生しやすくなりますが、今回もそのパターンになっている可能性があります。

ただ、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)が上昇する環境だからといって、個人投資家の多くが利益を確保できるとは限りません。とくに、平成バブル相場の後期は、日経平均株価は上昇しているのに、投資家の多くは儲かっていないという現象が生じていました。相場上昇のけん引役に偏りが強まった時、同様の現象が生じる可能性もあります。

図 日経平均株価(週足)〜24,000円台前半の強い上値抵抗線を突破

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2割安で品薄な日経平均採用銘柄は?

日経平均株価の上昇が期待される局面において、投資家としては出遅れ銘柄を物色したくなるものです。株式相場においては一時的に生じた偏りは中長期的には修正され、平準化しやすいという考え方があり、出遅れ株の物色は確かにそれに沿った発想ではあります。現在、グロース株の上昇は行き過ぎであり、今後はバリュー株の出遅れが修正されると予想する投資家が増えていますが、そうした考え方の一例と言えます。

そこで、今後日経平均株価が3万円まで上昇すると予想したとき、好パフォーマンスを期待できる10銘柄の抽出を試みてみました。抽出条件は以下の通りです。

(1)日経平均採用銘柄であること。

(2)PBR0.8倍未満の銘柄であること。

(3)来期予想PER(市場予想ベース)が18倍未満の銘柄であること。

(4)前期、今期市場予想、来期市場予想とも営業黒字の銘柄でないこと。

(5)継続企業の前提に疑義が生じた銘柄でないこと。

(6)広義の金融に属していない銘柄であること。

(7)来期予想営業利益(同上)が増益見通しの銘柄であること。

これらの条件を満たす銘柄について、浮動株数の少ない順に10銘柄を選んだのが下表の銘柄です。

掲載された銘柄はPERおよびPBRの観点から、割安感が強く、出遅れ感の強い銘柄(バリュー株)と言えそうです。ただし、日経平均採用銘柄であり、日経平均株価が先物主導にせよ、上昇する時はその追い風を受けやすくなると考えられます。

なお、平成バブルの後期には、日経平均採用の“品薄銘柄”のパフォーマンスが上昇しました。“品薄銘柄”とは、浮動株数の少ない銘柄であり、ここでは発行済み株数に浮動株比率を乗じて求めています。もし、今後過剰流動性相場が成熟すると考えるならば、平成バブルと似たような現象が起こるかもしれません。

ファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)、東京エレク(8035)、ソニー(6758)など、日経平均株価の上昇に追従するならば、日経平均高寄与度銘柄を買うのが「正攻法」と言えるかもしれません。ただ、これらの銘柄の多くはすでに大きく上昇しています。下表のような銘柄と循環物色が進んだ方が、日経平均株価の上昇は持続しやすいのではないでしょうか。

表 好業績予想で割安感も強い日経平均採用“品薄”銘柄

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄(日経平均採用銘柄) 株価
11/25(水)
PBR
前期実績
来期市場予想 浮動株数
(百万株)
PER 営業増益率
5232 5232 5232 5232 住友大阪セメント 3,295 0.64 11.2 +11.8% 34.80
5703 5703 5703 5703 日本軽金属ホールディングス 1,808 0.58 8.7 +24.5% 58.52
5801 5801 5801 5801 古河電気工業 2,550 0.76 13.4 +290.3% 65.60
5214 5214 5214 5214 日本電気硝子 2,251 0.46 16.8 +22.3% 83.63
3101 3101 3101 3101 東洋紡 1,353 0.65 11.0 +16.4% 83.89
4208 4208 4208 4208 宇部興産 1,827 0.55 8.9 +39.2% 99.61
3863 3863 3863 3863 日本製紙 1,185 0.37 10.9 +45.3% 105.91
6302 6302 6302 6302 住友重機械工業 2,359 0.61 10.6 +25.9% 114.57
5711 5711 5711 5711 三菱マテリアル 2,053 0.53 12.1 +1339.0% 116.30
5233 5233 5233 5233 太平洋セメント 2,971 0.78 7.3 +8.8% 117.81
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。PERおよび営業増益率は来期市場予想ベース。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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