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株式と為替のボラティリティに生じている相違点と投資戦略

2018/03/02

最近、株式と為替の連動性が落ちてきたと言う相場コメントを見聞きすることが多くなってきたように思います。2月に株価が大きく下落した局面があったことからかもしれませんが、例えば日経平均株価と米ドル対円相場を見ると、日経平均株価の変動率、つまりボラティリティは拡大傾向にありますが、米ドル対円相場のボラティリティは横ばい傾向にあり、連動性が落ちたというより株式の動きが大きくなってきた、と言うことかもしれません。本稿ではこの状況を踏まえた投資戦略についてご紹介しています。

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株式と為替のヒストリカルボラティリティ

図1は日経平均株価、図2は米ドル対円相場の日足のチャートです。2017年初から今年の2月27日までのデータで作成しています。先月の日経平均株価の急落時、為替相場は円高傾向にあったとはいえ、急激に円高が進んだわけではないので株式と為替の連動性が落ちた印象があります。しかし、図2にあるように米ドル対円相場はレンジ内の動きのように見えることから、高値圏にあった株価に価格調整が発生したと言えそうです。

次に図3で日経平均株価、図4で米ドル対円相場のヒストリカルボラティリティを見てみます。ヒストリカルボラティリティとは、過去の相場の変動率から計算した変動の大きさを示す指標で、図3と図4では標準偏差と呼ばれる統計値を用いています。なお、図中の標準偏差は過去10営業日、過去60営業日、過去90営業日の標準偏差をそれぞれ簡便的な方法で年率換算しています。

数値の見方ですが、例えば、日経平均株価の標準偏差が20%なら、年間変動率はだいたいプラス20%からマイナス20%に収まるくらいの値動きだった、という解釈になります(もし、将来も標準偏差20%と予想しているという人がいた場合、その人は年間変動率はその人が予想している収益率から上下20%の範囲に収まる確率がおよそ7割、という前提を置いているということになります)。

図3と図4から読み取れることとして、まずヒストリカルボラティリティの水準が異なることが分かります。日経平均株価は中期的なトレンドを示す60や90の線をみると10%〜20%くらいに対して、米ドル対円相場の60や90の線を見ると6%〜10%くらい、短期的なトレンドを示す10の線でみると日経平均株価は直近35%ほどに急上昇していますが、米ドル対円相場は2017年初に急上昇していますが18%程度です。つまり、日経平均株価の変動率は米ドル対円相場の変動率より大きいことが分かります。

もう1つ、より重要な点は60や90の線で見たときに、日経平均株価のヒストリカルボラティリティは2017年の夏にかけて低下し、秋口から上昇傾向にあることが分かります。一方で米ドル対円相場のヒストリカルボラティリティは直近やや上昇してきたとは言え、低下傾向が続いていることです。どうしてこうなったのかは諸説あるでしょうが、筆者の個人的な見解としては、為替相場におけるFX投資家の投機的な資金が仮想通貨にシフトしたからではないかと考えています。

eワラント投資に活かすなら

もし、今後、日経平均株価は大きく動くが、米ドル対円相場は大きく動かない、という相場観を前提とする場合、ニアピン型eワラントを上手に活用することで、収益を狙うことができます。

ニアピン型eワラントは日経平均株価又は米ドル対円相場の満期日の水準を予想して、その予想に近いピン価格の銘柄を購入することで収益を狙うeワラントです。ピン価格とは各ニアピン型eワラントに予め決められている条件価格のことで、例えば日経平均ニアピン第1442回という銘柄はピン価格が21,000円となっています。

ニアピン型eワラントを満期日まで保有すると、ピン価格から一定のレンジ内にあれば受取金が発生し、満期日の相場がピン価格とぴったり一致すれば1ワラント当たり満額の100円を受け取ることができます。最小取引単位の1,000ワラントなら10万円となります。ぴったり一致しない場合は、ピン価格から外れた分だけ受取金が減る仕組みです。なお、レンジを外れると受取金は0円となります。一定のレンジとは、日経平均株価を対象とする銘柄はピン価格から上下250円、米ドル対円相場を対象とする銘柄はピン価格から上下2円です。

具体的な投資戦略としては、日経平均株価が大きく動くことを想定して、満期日の近い日経平均ニアピン型eワラントのうち、ピン価格が現在の日経平均株価よりも大きく離れている銘柄を保有し、日経平均株価がピン価格に近づいてくることを狙います。ニアピン型eワラントも他のeワラントと同様に、満期日前でも買い取ってもらえるので、含み益が生じたら売却するのも一案です。

また、米ドル対円相場が大きく動かないことを想定して、満期の近い米ドルニアピン型eワラントのうち、ピン価格が現在の米ドル対円相場に近い銘柄を保有し、満期日に向かって価格が上昇して含み益が生じるのを待つという戦略も考えられます。ピン価格が相場水準に近いニアピン型eワラントは、一般的に相場が動かない場合に、時間経過とともに価格が上昇していくという特徴があるからです。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎(おのだ まこと)

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商号等 / eワラント証券株式会社
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