SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 04:52:25

マーケット > レポート > 投資戦略を極める! > 保有株に保険(ヘッジ)をかけるプロテクティブ・プット

保有株に保険(ヘッジ)をかけるプロテクティブ・プット

2018/11/16

12日の米国株式市場はアップルやゴールドマン・サックスなどが急落し、ダウ平均株価も2%を越す大きな下落となりました。相場のボラティリティ(変動性)は高まっており、突如として相場が崩れることも多くなってきました。相場の下落に備えるのであれば、保有する株式等を売却することが考えられますが、プット型eワラントを「保有株式が下落した場合の保険」として活用することで株式等を手放すことなく最大損失を限定させる方法(プロテクティブ・プット)もあります。

申込後は即時にお取引可能!

eワラントお申し込み

eワラントとは?

そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。

プット型eワラントの活用法〜みずほFGの事例〜

今回は配当株として長期保有されている方も多いと思われる「みずほフィナンシャルグループ(以下みずほFG)」を事例として紹介します。図1は直近半年ほどの株価推移です。13日の日経平均株価は2.06%の下落となりましたが、みずほFG株は0.56%の下落に留まっており、配当利回りだけでなく相場全体の下落に対する耐性と言う点でも長期保有されている方もいらっしゃるでしょう。しかし、相場全体に対する下落圧力がさらに強まれば、売却はしたくないけれども短期的な下落が不安、と思うこともあるかと思います。このようなとき、相場下落時に価格上昇が見込めるプット型eワラントを活用します。具体的には、保有している株式の量に該当する分だけ買い、最大損失を限定させる保険のようにします。

実践例の紹介

前提として、みずほFG株を株価190円で買い付け、1,000株保有しているものとします。
<前提(2018年11月13日10:17時点)>
対象株式:みずほFG(8411)
株価:195円
買付単価:190円
保有数量:1,000株

みずほFGを対象とするeワラントの一覧を見るとプット型eワラントは、2018年11月13日時点では2018年12月12日満期の権利行使価格170円、190円、2019年2月13日満期の権利行使価格180円の、2019年4月10日満期の権利行使価格190円の計4銘柄があります。

例えば、

2018年12月12日満期日の権利行使価格170円のプット型eワラントは、
→ 2018年12月12日において株価が170円を下回る部分の保険

2018年12月12日満期日の権利行使価格190円のプット型eワラントは、
→ 2018年12月12日において株価が190円を下回る部分の保険

と解釈します。

満期までの期間が長くなるとeワラントの価格は高くなっていますし、権利行使価格はプット型eワラントの場合は、権利行使価格が高いほどeワラントの価格は高くなっています。つまり、満期日という期限までに到達する確率が高いほどeワラントの価格も高くなるのです。保険として使うのであれば支払額は安くしたいので、今回は2018年12月12日満期日の権利行使価格190円のプット型eワラントを例として紹介します。

<プット型eワラント銘柄概要(2018年11月13日10:17時点)>
売気配値(お客様が買付できる単価、販売価格):0.74円 ※1
満期日:2018年12月12日
権利行使価格:190円
1ワラント当たり原資産数(株数):0.2 ※2
対象株式1,000株に対して必要な買付数量:5,000ワラント※3
買付金額:3,700円
※1 eワラントの価格(気配値)は市場動向によって変化します。
※2 1ワラントが何株に該当するかの係数です。予め定められています
※3 必要な買付数量=株式保有数量(1,000)÷1ワラント当たり原資産数(0.2)

保有株の全てに保険をかけるのであれば上記の式にあるように5,000ワラントを買うことになります。支払額は買付金額の3,700円です。eワラントの満期日の2018年12月12日はこの保険の満期日とも言え、株価水準ごとの損益と保険によるヘッジ効果は表1のとおりとなります。

表1:プット型eワラントによるヘッジ効果(フルヘッジ、単位:円)

満期日の株価(満期決済に用いられるのは始値)が190円以上であった場合、合計損益(C)はeワラントの買付金額分(3,700円)だけ目減りすることになりますが、株価が190円を下回るほどeワラントの満期決済金額が大きくなります。例えば株価が170円に下落していたケースでは、株式を保有していれば20,000円の含み損ですが、eワラントで16,300円の利益が出るので合計損益(C)は3,700円の損失でとどまっています。

なお、表1では現物株式の購入に必要な手数料は考慮されておりません。eワラントの取引手数料は無料ですが、お客様の買値と売値には売買価格差があります。表1では当該売買価格差は考慮されています。

保険が要らなくなったら買い取ってもらう

以上のようにプット型eワラントを下落に対する保険として活用する手法を、プロテクティブ・プットと言います。プロテクティブ・プットを行うことで、現物株を手放すことなく含み益や最大損失を確定させることができます。また、満期日より前であればeワラントは買い取ってもらえるため、株価が上昇基調となって保険を掛ける必要性がなくなったらeワラントを満期前に売却してもかまいません。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎(おのだ まこと)

 eワラントの関連コンテンツ

ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた

ご注意事項

  • eワラント、ニアピンeワラントおよびトラッカーeワラントは取引時間内であっても取引が停止されることがある等、リスクがあります。詳しい情報はホームページの「新しいウィンドウで開きます。手数料及びリスク説明:必ずお読み下さい」をご参照下さい。
  • 本資料は情報の提供を目的としており、本資料によって何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、当社は本資料が正確、完全あるいは/且つ最新のものである事を表明するものではなく、またその責任も負いません。尚、当社及び当社の関連会社、役員、社員その他本資料の作成に携わった関係者が本資料に記された企業の証券または(オプションなどの)派生商品の買い持ちや売り持ち、及び売買を時として行うことがあり得ます。本資料に掲載されている内容の著作権は、原則としてeワラント証券に帰属します。事前に当社の書面による許可なく、本文の一部または全部を第三者へ再配布することを禁じます。
  • eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式(上場投資信託等を含む)・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
  • ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
  • トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。
  • SBI証券におけるカバードワラント取引手数料は無料です。また、お客様の購入価格と売却価格には価格差(売買スプレッド)があります。トラッカーeワラントの購入価格には年率で計算された管理コストが予め織り込まれています。管理コストは、計算時点におけるマーケット・メーカーのヘッジコスト(金利水準、ヘッジ対象の流動性、資金調達コスト等を含む)の予想に基づいて設定され、銘柄および購入時点によって異なる可能性があります。

商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
加入協会 / 日本証券業協会

提供:eワラント証券

ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.