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人民元切り下げの背景と今後のマーケットを占う

2015/8/20

8月11日、中国は人民元相場の20年ぶりの実質的な大幅切り下げを行いました。人民元の切り下げは3日連続で行われ、株式市場や為替市場は乱高下しました。切り下げに至った背景に資本流出にともなう外貨準備の減少があるようです。人民元の切り下げの影響については様々な見方がありますが、今後の市場への影響を予想する上で切り下げに至った背景をあらためて確認することは有益でしょう。

本レポートでは、人民元切り下げの背景と今後想定されるシナリオ、シナリオごとに注目のeワラントを紹介しています。eワラント上昇相場だけでなく下落相場で利益が狙えるタイプもあります。また、eワラントはレバレッジが効いているので、大きなリターンを期待できますし、万が一相場観が外れてしまっても信用取引ではありませんので最大損失は買付代金までに限定されています。この機会に是非eワラントのお取引をご検討ください!

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中国が人民元を切り下げた背景

自国通貨を安くすることの効果として、自国企業の輸出促進で景気を支えるという面がありますが、その反面、人民元の切り下げは中国にとって輸入物価の上昇を招くのでインフレーションを引き起こす可能性があります。中国景気はすでに後退局面に入っていると考えられますが、景気後退期におけるインフレーションは社会不安を誘発しかねず、諸刃の剣といえます。それでも今回人民元を切り下げざるを得ない状況までに至ったのはなぜでしょうか?

その理由の一つとして考えられるのが、外貨準備の減少です。中国は人民元の対米ドル為替レートを一定の範囲内に管理する制度を採用しており、中国当局は人民元の為替レートを維持するため為替介入をしてきたと思われます。例えば米国が量的緩和により米ドル安政策を続けているなかで、中国は米ドル建て資産を購入すると同時に人民元を売却して人民元相場を意図的に下げてきたと考えられます。

ところが、米国のテーパリングと利上げ観測により米ドルが他の通貨に対して強くなったことで風向きが変わりました。さらに追い討ちをかけたのが資本流出です。図1は中国の資本収支の推移と内訳です。資本収支とは事業のための投資や資産運用のための投資などを合わせたもので、資本収支がプラスであれば中国に資金が流入していること、マイナスであれば中国から資金が流出していることを示しています。2014年第2四半期から資本収支がマイナスになっていますが、内訳としてその他投資、具体的には現金の流出の影響が大きくなっています。

資本流出の影響により、昨年あたりから実質的な為替レートは人民元安米ドル高になっていたと考えられます。そこで中国当局が保有する外貨建て資産、いわゆる外貨準備を売却し、人民元を買うという行動を取ってきたと考えられます。図2にあるように資本収支がマイナスとなった2014年第2四半期以降、中国の外貨準備は減少しています。外貨準備の減少が危機的な水準に達し、やむを得ず切り下げを行ったと考えることができそうです。

図1 中国の資本収支の推移と内訳
図1 中国の資本収支の推移と内訳
  • ※中国外貨管理局よりeワラント証券投資情報室作成
図2 中国の外貨準備の増減
図2 中国の外貨準備の増減
  • ※公表数値において外貨準備の増加はマイナス、外貨準備の減少はプラスで表記されているが、この図においてはプラスをマイナスに、マイナスをプラスに反転している。
  • ※中国外貨管理局よりeワラント証券投資情報室作成
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人民元の切り下げはまだ続く?シナリオ別の注目eワラントは?

外貨準備を減らしたくない中国当局の意図とは別に、中国からの資本流出は止まりそうにありません。図3は中国人民元の対米ドル為替レートですが、過去5年程度みても人民元の水準は相対的に高く、追加的に切り下げを行う可能性は低くなさそうです。

図3 人民元の対米ドル相場(2011年1月3日〜2015年8月17日)
図3 人民元の対米ドル相場(2011年1月3日〜2015年8月17日)
  • ※ロイターよりeワラント証券投資情報室作成

人民元の切り下げが続く場合、想定されるシナリオを注目のeワラントは次の通りです。

■中国株が下がる?
自国通貨の切り下げは中国の輸出企業にとっては好材料ですが、切り下げは中国の景気悪化に伴う資本流出が背景にあると考えると、追加的な切り下げは資本流出が止まっていないことの表れであり、中国株の上昇シナリオを描くのは難しいかもしれません。財政出動による抜本的な景気対策が実行されない限り、中国株の下落トレンドが続くと想定されます。

注目eワラント

■円高になる?
人民元の切り下げは他通貨の相対的な価値を上げることになるのが一般的な見方ですが、中国に進出している日本企業が投下資本や売掛金の引き上げを加速させる、中国人が資金を海外に逃がすにあたり地理的に近い日本を選ぶことで円高圧力になる可能性があります。また、オーストラリアは中国と経済的な結びつきが強いため中国景気減速懸念が強まれば売られる展開も想定されます。

注目eワラント

■金価格が上昇する?
通貨が安くなれば実物資産の金の価値は上昇するでしょう。また、中国当局が為替介入で売却してきた外貨準備には金も含まれていると考えられ、人民元の切り下げで外貨準備の売却量が減れば金価格にとってはプラスです。米ドル高で金価格は低迷してきましたが人民元の切り下げ発表の前の週あたりから下げ止まった可能性があります。

注目eワラント

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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄

コールくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

東京市場の売買代金が低水準にあって、日経平均株価の動きもレンジ相場に入ったようだね。ここから上昇するか、下落するか判断するのは難しいけれど、日経平均株価がレンジブレイクして上昇するとしたら今のうちに買っておきたいね。でも日経平均コールを使おうにも時間経過による価格の減少が気になるね。
こんなときにはレバレッジトラッカーが使いやすいよ。レバレッジトラッカーは時間経過による価格の減少がないので、保有し続けても平気だね。コールに比べるとレバレッジは低めだけど頻繁に相場を見られない人にも向いていると思うよ。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

価格が低めで買いやすいのと、レバレッジが他の日経平均プラス5倍トラッカーよりも高めで、レンジブレイクしたときの上昇率が高いものだから。その代わり下落率も大きくなるのには注意だよ。

保有期間の目安

11月くらいまで保有するつもりだよ。

目標売却価格(買気配値)

10円半ばで売却したいね。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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日経平均プラス5倍トラッカー16回
サイバーセキュリティバスケットコール3回
日経平均プラス5倍トラッカー18回
日経平均プラス5倍トラッカー17回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

プットくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

先日発表された国内GDPデータはマイナス0.4%で、国内需要も純輸出もマイナスだったね。中国における景気減速が輸出を左右しているだろうけど、国内の消費動向も多少不安だよ。このネガティブな傾向が他の統計データにも表れているようだね。例えば、今月分の消費者態度指数はすべての構成指数が前月比下がったし、景気ウォッチャー調査の先行き判断DIが2ヶ月連続下がったね。日経平均の長期的な下落まで想定していないけど、これらのデータを背景に数週間の間に下がってもおかしくないと思っているよ。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

権利行使価格が現在の日経平均株価の水準に近いので日経平均の下落によく反応すると思ったからだよ。満期日は来年なので時間的価値の減少の影響も少ないね。

保有期間の目安

1ヵ月前後で売却するよ。

目標売却価格(買気配値)

3円前後で売却したいね。

  • ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
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さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。

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