かつてBRICsとして世界中の投資家の注目を集めた4カ国のうち、ブラジル、ロシア、中国は景気後退が懸念されています。唯一インドが高成長を維持し、この中では勝ち組といえるでしょう。インドは中国に次ぐ人口の多さから一大消費地として期待されるなど、高い経済成長を維持できる可能性が高いと考えられます。
本レポートでは高成長が続くインドの恩恵を受けると考えられる日本株を紹介しています。また、3月28日からお取引いただける「インド関連株バスケットeワラント」であれば日本とインドの複数の株式にまとめて投資ができます。
年初から波乱の続く日本株市場ですが、相場が大きく下げた局面では中長期的にインドの経済成長の恩恵を受けると考えられる銘柄への投資を考えてもよいかもしれません。この機会に是非eワラントのお取引をご検討ください!
高成長が続くインド経済 |
図1はGDP成長率の前年同期比の推移ですが、ブラジルは2014年4−6月期からマイナス成長に入り、ロシアも2015年1−3月期からマイナス成長に入っています。ブラジルではインフレーション(物価上昇)、景気後退、ジカ熱に悩まされ、ロシアでは原油価格の暴落がロシア経済に大きな影を落としています。中国は7%台の経済成長を維持していますが、中国の実体経済は相当悪いと見られています。そんな中でインドは相対的に高い成長率を維持しています。インドは中国に次ぐ人口の多さから一大消費地として期待されるほか、民主主義国家ゆえに中国やロシアに比べて政治面でのリスクは低いと考えられ、外資系企業の進出がいっそう加速するものと思われます。インドのモディ政権も経済優先の政策を採っています。
※本稿執筆時ロシアの2015年10-12月期は取得不可
出所:ロイターよりeワラント証券投資情報室作成
インド関連日本株のパフォーマンス |
そんな高成長が続くインドの恩恵を受けるならインドの企業に中長期的なスタンスで直接投資するのも一手ですが、日本からの投資を考えた場合、インドの個別企業を調べて投資するのは容易ではないと考えられます。そこで日本の企業でインドに進出している企業、もしくは進出が見込めそうな企業に投資するという手段もあります。具体的な銘柄例としては、関西ペイント(4613)、日精エー・エス・ビー機械(6284)、スズキ(7269)、エフ・シー・シー(7296)、ユニ・チャーム (8113)などです。図2はこの5銘柄に均等に投資していたらどうなっていたかを試算したものです。
※インド関連日本株ポートフォリオは等金額投資、日々リバランスの前提。手数料等の費用や配当は考慮せず。
出所:ロイターよりeワラント証券投資情報室作成
しかしながら複数の銘柄に投資するにも多額の投資元本が必要となりますし、1つの株式に集中投資すると個々の企業の信用リスクや事業上のリスクから逃れることができません。この点、3月28日からお取引が始まるインド関連株バスケットeワラントをご活用いただくと、eワラント提供元のeワラント証券が選定したインド株(ADR)とインド市場と経済的な結びつきが強いと考えられる前述の日本株の合計9銘柄に、小額でレバレッジをかけた投資を、損失を限定して行うことができます。
他の条件が一定であることを前提とした場合、当バスケットの価格の上昇によって利益を期待できるコール型3銘柄と、当バスケットの価格の下落によって利益を期待できるプット型3銘柄があります。
コール3銘柄
インド関連株バスケット コール 第1回 ローリスク・ローリターン
インド関連株バスケット コール 第2回 ミドルリスク・ミドルリターン
インド関連株バスケット コール 第3回 ハイリスク・ハイリターン
プット3銘柄
インド関連株バスケット プット 第1回 ハイリスク・ハイリターン
インド関連株バスケット プット 第2回 ミドルリスク・ミドルリターン
インド関連株バスケット プット 第3回 ローリスク・ローリターン
コード |
銘柄名 |
銘柄概要 |
---|---|---|
INFY.N |
インフォシス(ADR) |
ソフトウェア受託開発企業。インド最大級のIT企業。 |
IBN.N |
ICICI銀行(ADR) |
インド国内2位の商業銀行。投資銀行、生損保等のサービスも展開。 |
WIT.N |
ウィプロ(ADR) |
ITおよびコンピューター関連技術会社。横浜にもソフトウェア開発拠点をもつ。 |
TTM.N |
タタ・モーターズ(ADR) |
自動車メーカー。自家用車から商用車まで幅広い車種を設計、製造、販売。 |
4613 |
関西ペイント |
インド市場で自動車生産台数の増加や建築分野において塗料需要の拡大続く。 |
6284 |
日精エー・エス・ビー機械 |
インド市場で順調に販売拡大。2017年に稼働予定の第3工場によりコスト優位性を武器に販売拡大を図る。 |
7269 |
スズキ |
インドにおける四輪車販売が好調。2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)でインドでの販売台数が日本の倍以上となる。 |
7296 |
エフ・シー・シー |
インドにおいて二輪車用クラッチの販売が増加。インドに生産・営業拠点を持つ。 |
8113 |
ユニ・チャーム |
2016年12月期において、インドではエリア拡大による売上伸張を推し進め年間黒字化を達成。 |
今回のコールくん、プットくんの注目銘柄 |
コールくんが選ぶ〜注目銘柄
英国のEU離脱問題が欧州を連日騒がせているね。仮に英国がEUから離脱すると英国経済に打撃、という見方が出てきて英ポンドは先月売られたね。でも最近の英ポンド対円相場はいきすぎた売りの反動で徐々に戻してきているよ。今年6月の英国の国民投票実施日に近づくと再び英ポンドが売られる懸念もあるけれども、目先数週間は英ポンド上昇局面にあると見ているよ。
為替eワラントのコールは外貨高円安を想定しているときに選ぶ銘柄。とはいっても下落リスクも十分想定されるので権利行使価格が低めの銘柄にして、レバレッジを抑え目にしているよ。
数日から数週間程度の保有を想定しているよ。日足のチャートで見て英ポンドが再び下落に転じたら損切りの売りも想定しておきたいね。
12円前後で利食い売りを目標にしたいね。
- ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
英ポンドリンク債コール301回
英ポンドリンク債コール302回
豪ドルリンク債プット319回
豪ドルリンク債プット320回
英ポンドリンク債プット270回
- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
プットくんが選ぶ〜注目銘柄
中国、香港、台湾でのアップル製品の販売台数が伸び悩んでいるね。アップルのCFOも1月の決算発表時に1-3月期の景気減速について懸念していたよ。最近のアップルの株価はダウに比べて弱いけれども、これは景気減速に加えて新製品の目新しさが減っているんじゃないかって思ってる。21日に新商品の発表が観測されているけれども、買い替えを促す強い魅力がないと株価にもマイナスになるだろうと思っているよ。
アップルの株価は14日時点で102ドル近辺なので、100ドル割れを想定して権利行使価格が100ドルの銘柄にしたよ。
満期までの期間が長いので、数週間保有しても良いと思っているよ。
3.20円前後が目標。ただ、外国株なので円高米ドル安はこの銘柄の価格低下リスクになるね。
- ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
アップルプット53回
アップルプット49回
アップルプット51回
アマゾン・ドット・コムコール48回
- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
eワラントが10年以上投資家に支持されているワケ
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ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
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