決算速報(現地2/13引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):284.85ドル(+5.20%)
●売上高:31.1億ドル(予想29.6億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:1.89ドル(予想1.66ドル)〇市場予想を上回った
11-1月期の業績が市場予想を上回ったほか、2-4月期の売上高見通しが市場予想を上回ったことで、時間外取引で株価は大幅高となりました。
決算発表直前までの、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2月13日までの過去1年間、移動平均線は52週)
決算のポイント
●ゲーム向けの売上高は14.9億ドルとなり、市場予想の15.2億ドルを下回りました。
●データセンター向けの売上高は9.7億ドルとなり、市場予想の8.3億ドルを上回りました。
●2-4月期の売上高見通しは30億ドル±2%となり、市場予想の28.4億ドルを上回りました。
経営陣の主なコメント
●2-4月期の売上高見通しについては、新型コロナウイルスの影響で1億ドル程度売上高が減少することを見込んだ数字となっている。
●AI(人工知能)が今後の成長の「中核的な原動力」となっている。
●「RTXシリーズ」のビデオカードはとても堅調で、薄型ノートPCに導入が進んでいることは「大きなブレイクスルー」となっている。
●自動運転車は将来的に大きな成長がもたらされると考えているが、目先はやや伸び悩むと考えている。
決算を受けたマーケットの反応
ゲーム向けがやや弱かったものの、データセンター向けがそれを補って余りある強さをみせたことで、株価は時間外取引で急騰しました。
これまで発表された他社の決算でクラウド/データセンター向けが好調であることは示唆されていましたが、どうやら本格的にクラウド/データセンター向けの需要が回復してきたようです。また、新型コロナウイルスの影響を加味したうえで2-4月期の売上高見通しが市場予想を上回ったということもマーケットに安心感を与えたのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:263.14ドル(2/13時点)