当社売買代金ランキング上位銘柄(2019/10/1〜2020/3/31)のうち、先週金曜日から今週木曜日(現地4/10〜4/16)に決算発表を行った企業について速報をお伝えします。
今週は、ジョンソン & ジョンソンが良好な決算を発表しました。
ジョンソン & ジョンソン(JNJ):4/14 寄り前発表 当日+4.48%
2020/12期の通期業績見通しは引き下げられたものの、1-3月期の売上高と調整後EPS(1株当たり利益)が共に市場予想を上回ったことや、増配が発表されたことなどが好感され、決算発表当日は+4.48%と堅調な値動きとなりました。
新型コロナウイルスに感染した患者の治療が各国で優先されるなか、緊急性のない手術が中止や延期とされたことで、医療機器部門については為替の影響を除いたベースでの売上高が前年同期比で-6.9%となりました。一方、鎮痛剤「タイレノール」やシャンプーなどの家庭用品の販売が好調ととなり、消費者部門が同+11.3%と好調な結果になったほか、医薬品部門も同+10.1%と堅調な結果になっています。
経営陣のコメントでは、「マーケットの変動はM&Aの機会を生じる」、「医療機器部門が新型コロナウイルスの影響を最も大きく受ける」、「中国でのビジネスは平常時に戻りつつある」、「新型コロナウイルスのワクチン開発については『凄まじいスピード』で行っているものの、工程を飛ばすなどショートカットは行っていない」といったものがありました。