決算速報(現地10/29寄り前発表)
●決算発表当日の株価:71.28ドル(+8.43%)
●売上高:1.58億ドル(予想0.81億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.59ドル(予想-0.39ドル)×市場予想よりも悪い結果
新型コロナワクチンの販売開始に向けて前向きな見方が示されたことで、株価は急騰しました。
決算発表当日を含む、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地10/29までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●新型コロナ向けワクチンについて、経営陣から前向きな見方が示されました。
●7-9月期に新型コロナワクチン向けデポジットを11億ドル受け取ったとしています。
●別途、日本の武田薬品工業 (4502)はモデルナが開発中のワクチンについて、日本国内での承認が得られた場合、5,000万回分のワクチンを2021年前半から日本国内で供給すると発表しています。
経営陣の主なコメント
●もし2021年に新型コロナワクチンを展開することができれば、そのことはモデルナの歴史にとって最も大きな転換点となるだろう。
●新型コロナワクチン「mRNA-1273」の第3相試験(フェーズ3)の中間解析結果は11月に出る見込み。
決算を受けたマーケットの反応
新型コロナワクチンの2021年の販売開始に向けて経営陣から前向きな見方が示されたことで、株価は急騰しました。
今後の動向については引き続きワクチンの開発動向次第になると思われますが、経営陣は現在のところ前向きなスタンスを示しており、来年の実用化の可能性が少し上がったと言えるかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:92.92ドル(10/29時点)