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決算速報(現地2/2引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):2,063.88ドル(+7.54%)
●売上高(トラフィック獲得コスト、TACを除いたベース):464.3億ドル(予想441.6億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:22.30ドル(予想15.58ドル)〇市場予想を上回った
●クラウド事業の売上高:38.3億ドル(予想:38.0億ドル)〇市場予想を上回った
売上高やEPSが市場予想を大きく上回り、経営陣からも前向きなコメントが出たことで株価は時間外取引で大幅高となりました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/2までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●売上高とEPSが揃って市場予想を上回りました。
●経営陣は広告事業について前向きなコメントを出しました。
経営陣の主なコメント
●去年は新型コロナで各社の広告支出が落ち込んだ時期もあったが、消費者が支出を増加させるにつれ、広告支出も回復した。
●広告支出の回復は幅広い業界にわたる、広範なものだ。
●新型コロナの感染拡大を受け、より多くのビジネスがグーグルのクラウドサービスを検討するようになった。
●クラウドのセールス人員を3倍にする計画は順調だ。
●クラウド事業で生じている損失は売上高の成長に焦点を当てているためだ。
●「Fitbit」の買収完了によりハードウェアの開発パイプラインが強化され、スマートウォッチも今後新たに投入するかもしれない。
●今後3年程度で、AI(人工知能)関連で大きな進展を見込む。
●「Waymo」は毎週数百の自動運転による乗車を提供している。
決算を受けたマーケットの反応
売上高とEPSが市場予想を大きく上回ったことが好感され、株価は時間外取引で大幅高となりました。
株価は決算発表直後から上昇し、その後も上げ幅を拡大して推移しました。昨年は上場以来初の減収になった時期もありましたが、主力の広告事業が復調し好調な業績を示したことをマーケットは素直に好感しているようです。
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