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決算速報(現地2/25引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):145.00ドル(+0.87%)
●売上高:1.02億ドル(予想1.04億ドル)×市場予想を下回った
●調整後EPS:-0.34ドル(予想-0.14ドル)×市場予想よりも悪い結果
10-12月期の業績が下回ったという悪材料と、新たなパートナーシップの発表という好材料により株価は引け後の時間外取引で乱高下しました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地2/25までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●10-12月期の売上高と調整後EPSは市場予想よりも悪い結果となりました。
●ケンタッキーフライドチキンやピザハットなどを展開するヤム・ブランズと「グローバル戦略的パートナーシップ」を提携したと発表しました。
●マクドナルドと「3年間の戦略的契約」を締結したと発表しました。
経営陣の主なコメント
●マクドナルドの植物由来の代替肉「McPlant(マックプラント)」の「優先サプライヤー」となる。
●マクドナルドとその他植物由来のメニュー開発に共同で取り組む。
●インベスターデーを開催するつもりだ(日程は未発表)。
●マクドナルドやヤム・ブランズとの提携が2021年の業績に与える影響はそれほど大きくない。
●レストラン向けの売上高は業界の回復ペースよりは遅れたものになる可能性がある。
●レストラン向けはやや安定の兆しがみえてきた。
●インポッシブル・フーズの値下げに合わせて価格を下げることはない。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後は10-12月期の業績が市場予想よりも悪い結果となったことで売られましたが、マクドナルドやヤム・ブランズとの提携発表で切り返し、結局小幅高で引けました。
決算発表直後は売上高が市場予想を下回ったことが嫌気され一時6%下落する場面もありましたが、その後は提携の発表で逆に10%を超える上昇となるなど、乱高下の展開が続きました。さらにその後はまたマイナス圏に転じる場面もありましたが、最終的には小幅高で時間外取引を終えています。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:118.23ドル(2/25時点)