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決算速報(現地7/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):2,722.00ドル(+3.18%)
●売上高(トラフィック獲得コスト、TACを除いたベース):509.5億ドル(予想460.8億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:27.26ドル(予想19.35ドル)〇市場予想を上回った
●クラウド事業の売上高:46.3億ドル(予想:43.4億ドル)〇市場予想を上回った
売上高が市場予想を上回り広告事業が回復していることが示されたことで、株価は時間外取引で上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●売上高とEPSが揃って市場予想を上回りました。
●「YouTube」の広告収入も前年同期比+84%と好調になりました。
経営陣の主なコメント
●売上高の伸びは消費者のオンライン上の活動が一段と活発になったことや、事業者の広告支出が全体的に堅調であることを背景としている。
●小売業者からの広告支出の伸びが特に大きかった。
●旅行やメディア、金融サービスなどの伸びも売上高の伸びに貢献した。
●「Google Workspace(旧 G Suite)」は企業向けで堅調な伸びを見せている。
●「YouTube ショート」は1日当たりの再生回数が150億回を超えた。
●研究開発費の伸びは人員の増加を反映している。
●販売費及び一般管理費の伸びは法律問題への支出が影響している。
●7-9月期は為替の追い風は少なくなるとみている。
●自動運転車の「Waymo」については安全第一で規模を拡大している。
決算を受けたマーケットの反応
株価は決算発表直後から時間外取引で上昇し、そのまま買いが優勢で引けました。
世界的に経済活動が再開されるなか広告支出が回復し、堅調な業績が示されたことをマーケットは素直に好感しているようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:2921.59ドル(7/27時点)