決算速報(現地10/21寄り前発表)
●決算発表当日の株価:25.76ドル(-0.58%)
●売上高:399.2億ドル(予想404.8億ドル)×市場予想を下回った
●調整後EPS:0.87ドル(予想0.80ドル)〇市場予想を上回った
●ポストペイド型携帯契約純増減数:+122万件(予想+69万件)〇市場予想を上回った
調整後EPSやポストペイド型携帯契約純増減数が市場予想を上回ったものの、市場の弱気な見方を変えることはできなかったようです。
決算発表当日のチャート
決算のポイント
●7-9月期の調整後EPSが市場予想を上回ったことで、市場関係者の見方を変えるほどではなかったものの、加熱する販促活動や5G通信網の拡大に伴うコストが恐れられていたほどではないことが示唆されました。
●HBOと動画配信サービス「HBO Max」の契約者総数はアマゾン ドットコム(AMZN)との配信契約が打ち切られたことなどが影響し米国内では180万人減少し4,520万人となりました(世界全体では6,940万人へと増加)。
経営陣の主なコメント
●販促活動はあくまで全体的な戦略の1つだ。
●シンプルな契約プランなども戦略の1つとしてあり、全ての顧客が販促活動の割引などを得ているわけではない。
●光回線の新規契約件数のうち70%は当社との契約が初めての顧客だ。
●「ワーナーメディア」を分離しディスカバリー(DISCA)と統合する計画は順調に進行している。
決算を受けたマーケットの反応
寄り付きは上昇して始まったものの、徐々に売りに押される展開となりました。
調整後EPSが市場予想を上回ったことなどから、顧客獲得のための販促活動や5G通信網の拡大に伴うコストが懸念されていたほどではないとの見方が浮上し、当初は買い優勢での推移となりました。しかしながら、引き続き販促活動が業績に重しになる可能性があるとの見方が一部アナリストのレポートなどで出されたことなどが嫌気され、終値はマイナスとなりました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:31.22ドル(10/21時点)