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2024-04-23 17:16:47

週間マーケット展望 2024年4月22日

今週の展望

先週の値動きから1)本邦通貨当局の円安牽制も「ドル高」という現状からは限界があること 2)「ドル高是正」が各国の共有認識に至っていないこと 3)FRBはインフレ鈍化への懐疑的な見方とともに早期利下げにより慎重姿勢を高めていることなどを確認。

そのため今週は、1)4/30-5/1のFOMCでの利下げ開始への言及の有無を含む声明の行方を占う上で4/26発表の米3月PCEコアデフレーターの結果と反応 2)4/25-26の日銀金融政策決定会合で「展望レポート」を踏まえた年内利上げの可能性への言及の有無、さらにはトーンの濃淡も含めて日米金利差拡大あるいは縮小観測につながるか 3)イラン、イスラエル両国の報復を巡る緊張継続がもたらすリスク回避の動きによる金融市場への影響などが焦点となります。こうした点を踏まえ節目とされる155円を上抜け円安が一段と加速するか、当局による円買い介入により日足・転換線/基準線(153円18銭/151円40銭)までの調整が進むか注目されます。

4/16にIMFが発表した世界成長率見通しで米国は1月時点から上方修正されたのに対しユーロ圏はドイツやフランスとともに下方修正され欧米の景況感の強弱をあらためて確認。こうした中、4/22-24にかけてユーロ圏4月消費者信頼感指数、製造業/サービス業PMI、ドイツIFO企業景況感指数に加え、4/25-26の米1-3月期GDPや米3月PCEコアデフレーターの結果と反応が注目。そのため、先週4/16の1.0601ドルを下抜けた場合、心理的節目とされる1.0500ドル割れを目指す可能性に注意が必要です。一方、ユーロ円は日足・基準線(163円21銭)を下値支持線として3/20の165円35銭を目指す展開となるか、日銀政策会合や当局による円買い介入の有無を含めたドル円の動向が方向性を左右することになります。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

152.00 〜 157.00

 

ドル/円

4/15のオセアニア市場での152円97銭を安値に米3月小売売上高が市場予想を上回ったことを受けて154円45銭へ上伸。その後も4/16にジェファーソンFRB副議長が政策金利を長期に渡り維持する可能性を示唆したことを受けて1990年6月以来の154円79銭まで上昇。一方、本邦通貨当局の円安牽制が上値抑制につながったものの154円割れも一時的に留まり、複数のFRB高官が相次いでタカ派寄りの見解を示したことから堅調な値動きを継続。その後、4/18-19にも神田財務官や鈴木財務相がG7でのコミットメントを引用して円安を牽制したほか、4/19の中東を巡る地政学リスクの高まりを受け153円59銭へ反落したものの、日米金利差拡大が意識され、再び154円台後半へ反発し154円64銭で取引を終えました。

先週の値動きから1)本邦通貨当局の円安牽制も「ドル高」という現状からは限界があること 2)「ドル高是正」が各国の共有認識に至っていないこと 3)FRBはインフレ鈍化への懐疑的な見方とともに早期利下げにより慎重姿勢を高めていることなどを確認。そのため今週は、1)4/30-5/1のFOMCでの利下げ開始への言及の有無を含む声明の行方を占う上で4/26発表の米3月PCEコアデフレーターの結果と反応 2)4/25-26の日銀金融政策決定会合で「展望レポート」を踏まえた年内利上げの可能性への言及の有無、さらにはトーンの濃淡も含めて日米金利差拡大あるいは縮小観測につながるか 3)イラン、イスラエル両国の報復を巡る緊張継続がもたらすリスク回避の動きによる金融市場への影響などが焦点となります。こうした点を踏まえ節目とされる155円を上抜け円安が一段と加速するか、当局による円買い介入により日足・転換線/基準線(153円18銭/151円40銭)までの調整が進むか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

162.00 〜 166.00

 

ユーロ/円

ユーロドルは複数のECB幹部による6月利下げ開始を正当化する見解が示されたのに対し、複数のFRB高官による早期利下げ開始への慎重な見解との違いが鮮明となる中、4/16のパウエル、ジェファーソンFRB正副議長によるタカ派発言を受けた1.0601ドルへの下落を安値にECBの6月利下げ開始を織り込んだポジション調整の買戻しによる4/18の1.0690ドルへの一時的な反発を高値とする1.06ドル台半ば付近を中心にした小幅な値動きに終始し1.0656ドルで取引を終えました。また、ユーロ円は4/15のオセアニア市場での162円64銭を安値に対ドルでの上値の重さや中東情勢を含めたNY株式市場の下落基調を中心にリスク回避が上値抑制につながったものの、ドル円の154円台後半への上昇とともに4/19には165円03銭へ上昇し164円77銭で取引を終えました。

4/16にIMFが発表した世界成長率見通しで米国は1月時点から上方修正されたのに対し、ユーロ圏はドイツやフランスとともに下方修正され欧米の景況感の強弱をあらためて確認。こうした中、4/22-24にかけてユーロ圏4月消費者信頼感指数、製造業/サービス業PMI、ドイツIFO企業景況感指数に加え、4/25-26の米1-3月期GDPや米3月PCEコアデフレーターの結果と反応が注目。そのため、先週4/16の1.0601ドルを下抜けた場合、心理的節目とされる1.0500ドル割れを目指す可能性に注意が必要です。一方、ユーロ円は日足・基準線(163円21銭)を下値支持線として3/20の165円35銭を目指す展開となるか、日銀政策会合や当局による円買い介入の有無を含めたドル円の動向が方向性を左右することになります。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

188.00 〜 193.00

 

ポンド/円

ポンドドルは4/15の1.2499ドルを高値に米3月小売売上高が市場予想を上回ったほか、4/16のジェファーソンFRB副議長などによるタカ派発言を受けて1.2409ドルへ下落。一方、1.2400ドルを回避したポジション調整や4/17発表の英3月消費者物価指数が市場予想を上回ったことに加え、米長期金利の上昇が一服したことから4/18には1.2485ドルへ反発。しかし、4/17にベイリー英中銀総裁が「来月のインフレ鈍化を見込む」との見解を示したほか、4/19にラムスデン副総裁が「根強いインフレの緩和を一段と確信」との認識を示し、6月の利下げ開始観測を背景に1.2367ドルへ下落し1.2369ドルで取引を終えました。また、ポンド円は4/15のオセアニア市場での190円29銭を安値にドル円の上伸とともに4/17に192円84銭へ反発。しかし、対ドルでの下落が上値抑制につながる中、4/19には中東情勢を巡るリスク回避を受けたドル円の153円59銭への急落に伴い190円30銭へ反落。ドル円が154円台後半を回復するとともに192円73銭へ反発したものの、対ドルでの下落とともに191円17銭へ反落し191円29銭で取引を終えました。

ポンドドルは英中銀正副総裁によるインフレ鈍化を見込むとの発言を受けた6月の利下げ開始観測を織り込む一方、FRBの複数の要人による早期利下げに慎重な見解を示した英米の金融政策の方向性の違いが鮮明になったことから今週も上値の重い値動きを予想。そのため、4/23発表の4月製造業/サービス業PMIに加え、4/25-26の米1-3月期GDPや米3月PCEコアデフレーターの結果次第では昨年11/14以来の1.22ドル台や11/10以来の1.2187ドルを目指してポンド売りが加速する可能性に注意が必要です。また、ポンド円も対ドルでの下落が一段と進めば日足・基準線(191円06銭)を上値抵抗線として4/12の190円00銭を下抜ける可能性がある一方、ドル円が心理的節目とされる155円00銭を上抜け円安が一段と加速すればポンド円の下値支援や反発のきっかけにもなることから、4/25-26の日銀金融政策決定会合への反応や通貨当局による円買い介入の有無とともにドル円の動向が注目されます。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

98.00 〜 101.00

 

豪ドル/円

4/15早朝の98円91銭を安値に米3月小売売上高が市場予想を上回ったことを受けたドル円の154円45銭への上伸に伴い100円02銭へ反発。しかし、4/16のパウエル、ジェファーソンFRB正副議長のタカ派発言を受けた対ドルでの下落とともに98円66銭へ反落。一方、ドル円の上昇や4/18発表の豪3月雇用統計で就業者数が市場予想を下回ったほか、失業率も2月から悪化したものの、フルタイム雇用者の増加も確認され豪中銀の見通しに比べ労働市場は堅調に推移しているとの見方にもサポートされ99円58銭へ反発。その後、4/19にはイラン・イスラエルを巡る中東情勢の緊迫を背景に、ドル円が153円台半ばへ急落したことから97円78銭へ下落する場面が見られたものの、ドル円の154円台後半への反発とともに99円40銭へ反発し99円23銭で取引を終えました。

先週の豪ドル円は、今年11月の利下げ開始が見込まれる豪中銀に対し、FRBの利下げ開始観測の後ずれ、もしくは年内の利下げ見送り観測が高まったことで対ドルでの下落が豪ドル円の上値を抑制。一方、ドル円の堅調やユーロ円の底堅い値動きにサポートされ、概ね99円台前半から99円台半ばを中心にした値動きとなりました。そのため、今週は1)4/25-26の日銀金融政策決定会合への反応や通貨当局による円買い介入の有無を含めたドル円の動向 2)4/25-26の米1-3月期GDPや米3月PCEコアデフレーターを受けた対ドルでの反応を中心に、日足・基準線(99円04銭)や転換線(99円29銭)を下値支持線として4/15以来の100円台を回復し100円台を定着することができるか、あるいは転換線/基準線を上値抵抗線として4/2の98円26銭や4/19の97円78銭を試すことになるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

7.90 〜 8.30

 

南アフリカ・ランド/円

4/15の米3月小売売上高を受けたドル円の上昇に伴いランド円は8円18銭へ上昇後、4/16のパウエル、ジェファーソンFRB正副議長らのタカ派発言を受けたドル円の154円79銭までの上昇にも、8円15銭を高値に対ドルでの下落が上値を抑制。その後、4/17の8円16銭を高値に南ア3月の消費者物価が、前年比+5.3%と2月(+5.6%)から鈍化し、市場予想を下回ったことから伸び悩む中、4/18の本邦通貨当局による円安牽制によりドル円が154円台前半へ反落したことから8円06銭へ反落。また、4/19のイラン・イスラエルを巡る中東情勢の緊張の高まりを受けた対ドル及びドル円の下落とともに一時7円93銭へ急落したものの、ドル円の持ち直しとともに8円11銭へ反発し8円08銭で取引を終えました。

日足・基準線/転換線(8円03銭/8円08銭)を下値支持線として4/9の8円23銭を上抜け、昨年11/16の高値(8円33銭)を目指して一段高となるか、あるいは基準線を上値抵抗線として4/19や3/28の安値(7円93銭)を目指す展開となるか注目されます。そのため、1)4/23に南ア中銀が公表する金融政策の中間レビューや4/25発表の南ア3月生産者物価指数の結果次第では南ア中銀の利下げ観測が高まるか 2)4/25-26の米1-3月期GDPや米3月PCEコアデフレーターの結果次第では対ドルでの下落が加速するか 3)4/25-26の日銀金融政策決定会合を受けてドル円が155円00銭を上抜け円安が加速するか、通貨当局による円買い介入があるか 4)イラン、イスラエル両国の報復を巡る緊張継続がもたらすリスク回避の動きが新興国通貨売りにつながるか などを中心に神経質な展開が予想されます。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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