【ボラティリティが低下する米ドル/円の次の展開は】
7月3日の米雇用統計の結果を受けて102円台を回復した米ドル/円相場も、7月4日も続伸とはならず。徐々に値を下げる展開となる。
(図1:米ドル/円 3分足)
(出所:ブルームバーグ)
米ドル/円は2014年2月以降レンジ相場が続いているが、それ以来米ドル/円のボラティリティは継続的に低下。7月4日には3ヵ月物ボラティリティは過去最低値にまで低下。
(図2:米ドル/円 3ヵ月物ボラティリティ)
(出所:ブルームバーグ)
米ドル/円の足元(7月7日)の下値目安は、引き続き200日移動平均線上の101.81円。
(図3:米ドル/円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米ドル/円に大きな影響を与える米金利はやや上昇傾向。図4は米10年債利回り推移。下値を切り上げ、節目の2.70%をトライ中。
(図4:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米2年債利回りはさらに明確に上昇基調を示す。この金利動向から判断すると、米ドル/円が上昇する気配も高まりそう。ボラティリティも過去に例がないほど下げてきているだけに、そろそろ市場にも変化の表れ始める時期が近いのではとの期待感も強まる。
(図5:米2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)