【マレーシア航空機撃墜とイスラエル軍のガザ侵攻で円買い】
ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜され、イスラエル軍がガザに侵攻するニュースが飛び込み一気に地政学的リスクが再浮上、安全資産に資金を移動させる動きが強まった。
(図1:米ドル/円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
リスク回避による投機資金の最優先避難先は金だが、当然ながら急上昇。円と金が同じタイミングで急上昇しているのが確認できる。
(図2:円/米ドル・・・白、金・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
米ドル/円はマレーシア航空機撃墜のニュースに急落、その後イスラエル軍によるガザ侵攻のニュースも入り、NY市場終盤は続落する展開となった。引き続き、リスク回避時の心理や取引動向のチェックが求められる。
(図3:米ドル/円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
恐怖指数でもあるVIX指数も急上昇。
(図4:VIX指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米10年債利回りは大幅低下、2.5%を下回ってきた。
(図5:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
独10年債利回りも一段の低下。
(図6:独10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
フランス10年債利回りは過去最低水準を更新してきた。投機資金が一斉に安全資産へと回避行動をとっていることが確認できる。
(図7:仏10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)