【低下が続く欧州圏金利】
2014年初頭から低下が続く欧州圏の金利は、独10年債利回りが2012年6月以来となる史上最低水準を更新。2012年欧州債務危機の際の独債券買いは、投機資金の安全資産への避難的側面が強かったが、今回の金利低下は南欧諸国の金利も低下している。
(図1:独10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
イタリア10年債利回りも今年は一貫して下落。史上最低水準を更新している。
(図2:伊10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルは、5月の1.40ドル手前を頂点に下落が継続中。
(図3:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルは長期スパンから見ても、下値を切り下げるチャートを形成中。2012年からの上昇トレンドは、足元でトレンドラインが崩れたことから、下落観測が高まっている。
(図4:ユーロドル 週足)
(出所:ブルームバーグ)
【ドル円は102円台に乗せる】
29日の為替市場でようやくドル円が静かに102円台を回復した。欧州時間で一旦上抜けてすぐに売られたものの、米国時間に再び上昇。
(図5:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
102円台に乗せてきたドル円は、月初の米雇用統計時に付けた高値が次の上値目安だ。
(図6:ドル円 30分足)
(出所:ブルームバーグ)