【ドル売りも102.50で一服の円相場】
先週のドル円相場は、7月30日のGDP発表を受けて103円まで上昇。その後は102円台後半でレンジ取引に入るも、金曜日の米雇用統計の期待外れの結果に下落する展開。週明けの昨日は102.50を中心に狭いレンジでのスタートとなった。短期的に注目されるのは、先週のGDPが発表される前の上昇開始ポイントまで値を下げず、ドル買いバイアスが残ったままの展開が続くかどうか。
(図1:ドル円 5分足)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円と強く相関する米10年債利回りも先週のGDP発表後に急上昇しながら、雇用統計後は急落しているが、ドル円とは違ってGDP前の水準に下落完了。米10年債利回りとの関係性から、ドル円は下げ余地ありとも解釈できる一方で下げ止まって判断すること可能。
(図2:ドル円・・・白、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円は200日移動平均線が102.23円にあり、下値の目安として意識される。また、本日期限切れとなる102.50行使価格のオプションがドル円の現在のスポットに留めている要因の一つとされている。
(図3:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
【本日RBA理事会が豪ドル円を動かせるのか】
本日のRBA理事会では、政策金利が12ヵ月連続で2.5%に据え置かれることになるとみられている。
(図4:豪州政策金利推移)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル金利は7月半ばには下げ止まり、足元では上昇気味。
(図5:豪州2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
4月以降、レンジ相場の続く豪ドル円は、足元の高値が前回7月1日理事会後に付けた96.50レベル。
(図6:豪ドル・円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
(図7:豪ドル円 2時間足)
(出所:ブルームバーグ)