【低下傾向が続く主要国金利】
先週末、ロシアやイラクを中心とした地政学的リスクの高まりから買われた円は、週明け月曜日にはやや回復を見せて102円台前半のレンジでの推移となった。
(図1:ドル円 3分)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円と同様に、米株価指数や米金利も週明けは先週末に比べてやや高めからのスタートでレンジを形成する展開。しかし、米金利だけはやや下方を試す動きも見せた。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
足元の米金利は、年初来の低水準を更新。下値を試す展開が続く。
(図3:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米金利の低下にもかかわらず、ドル円が年初来のレンジを維持している要因の一つが図4に示されている。米金利とともに国内金利も低下傾向になっている。金利水準が違うので、低下幅にも差はあるが、金利低下は主要国全体で見られる現象で、独2年債利回りは11日もマイナス圏へ沈み込んだ。
(図4:ドル円・・・白、日10年債利回り・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
3日連続してマイナス圏に低下した独2年債利回り。
(図5:独2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)