【リスク回避でドル円急落】
15日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が地政学的リスクの高まりから再び急落。102円後半から50銭近く下落する展開となった。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
きっかけとなったのは、ウクライナ軍が国境を越えて侵入してきたロシア軍装甲車車列へ攻撃を行ったとの報道。この報道から、市場はリスク回避姿勢に転換、米株価指数、米金利ともに急落する展開となった。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
低下傾向にあった米10年債利回りも、足元で低下速度を上げてきた。
(図3:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル円も急落を見せたが、節目の95円台は守っての反転となった。
(図4:豪ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
8日の雇用統計を受けた急落から反転上昇モードに入っていた豪ドル円は、15日の下落でその上昇トレンドを下抜けてしまった点がやや気になる。
(図5:豪ドル円 15分足)
(出所:ブルームバーグ)