【ドル円103円台後半を推移】
週明けは104円台の寄り付きだったドル円相場だが、その後は上値も重く次第に値を下げる展開。28日は終日103円台後半を推移。週末は先週金曜日のドル上昇の起点となった103.50が俄然意識されてくる。
(図1:ドル円 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
7月以降のドル上昇牽引役はユーロ。図2は、ドルユーロとドル円を重ねたチャートだが、円はユーロを追いかけるように上昇してきた。
(図2:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルは7月以降、2ヵ月続く下落トレンドを形成中。
(図3:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
足元の市場で注目されているのが低下を続ける主要国の金利。中でも金利低下が著しいのが独金利。独10年債利回りは1%を割り込んだ後、さらに低下の度合いを強めている。そろそろ反発上昇への警戒感が出てくる頃だが、独金利を中心としたユーロ圏利回りとユーロの関係、そしてドル円への影響にも注意が必要だ。
(図4:独10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)