【利益確定の動きにドル円105円割れ】
ドル円105円台に到達したものの、年初来高値レベルである105円50銭レベルを目の前に利益確定の動きが先行し、安倍改造内閣発表後には、105円割れまで急落する展開となった。そして、米国市場に入ると、米金利とともに3日の安値を更新しながらじりじりと値を下げる展開となった。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
今週に入り、ドル円と株式市場のボラティリティを上げながら上昇してきた。内閣改造を受けて、アベノミクス相場の再稼働への期待感も強まってきたのか、ドル円と日経平均の相関性も強まってきた。
(図2:ドル円・・・白、日経平均先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
【香港株大幅上昇で豪ドル買い】
3日のアジア市場では、中国の経済指標が予想を上回る結果となったことを受けて、香港ハンセン指数が買われ、2%越の大幅上昇。
(図3:香港ハンセン指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
この香港ハンセン指数の上昇に引っ張り上げられる形で、豪ドル米ドルも急騰。ドル円の方向感を確認する上では日経平均のチェックが必要だが、豪ドルについては、中国株式市場の動向に気を配りたい。
(図4:豪ドル米ドル・・・白、香港ハンセン指数・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)