【軟調な欧州市場】
寄り付きこそ107円台でスタートしたドル円相場、欧州市場以降じり安展開となり米国市場では107円台が抵抗となり上値の重さを感じさせるレンジ相場で推移となった。米国市場では株式市場が上昇するもドル円は反応せず。
(図1:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円相場は東京市場で堅調な日経平均の動きも受けて上昇でスタートするも、欧州市場に入ると下げ始めて、米国市場で下落した価格帯で動きを止める。
(図2:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
このドル円の動きに近い値動きを見せたのが欧州株。図3は1.5%の下落率となった独DAX指数とドル円、ミニS&Pを重ねたチャート。見ての通り、独DAXとドル円の値動きに高い相関性が確認できる。20日のマーケットではアジア、米国市場の株価指数が概ね上昇する中、欧州株は軟調推移。南欧の国債利回りは上昇傾向にある中、欧州経済への先行き懸念が広がる。欧州市場がスタートする16時頃からのマーケット変化には備えておきたい。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、独DAX先物・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)