【予想上回る米GDPとGPIF運用比率変更記事でドル円上昇】
QE3の終了への反応が注目された10月30日の市場だったが、好調な米経済を示すGDPがタイミングよく発表され、経済紙電子版がGPIFの株式比率の引き上げ観測を報じたことからドル円は上昇。109円台を固めながら月初に付けた110円台を再び狙う態勢に入ってきた。
(図1:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米国時間の2つの材料でドル円は買われ、さらに上値を試す展開となる。
(図2:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
米株価指数は終日上昇基調で推移。こちらもドル円の買い材料として意識される。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
30日の市場で最も強い上昇を見せた局面は、GPIFの株式保有比率が引き上げられるとの観測報道が伝わった時点。当然、日経平均先物も敏感に反応。31日の東京市場での追加詳細報道や日銀会合への反応には注意したい。
(図4:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)