【フィッシャー米FRB副議長の発言にドル売りとなる場面も持ち高調整の範疇か】
24日0:00頃より、フィッシャーFRB副議長は講演で、米金融政策の変更に関し「2015年末までの利上げが正当化される」と述べた。発言が伝わった前後でドルを売る動きが確認されたが、方向感に変化は見られない。今週は、複数の米地区連銀総裁の講演が予定されている事に留意する必要があるかもしれない。
(図1 白・・・米ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価先物)
(出所:ブルームバーグ)
足元で、ドル円、ドルユーロ、米ドル・豪ドルの強い関係性が確認できる。ドル高基調に変化が出始めた兆候かどうかに注目が集まり始めている。
(図2 白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
【トルコリラと南アフリカランドに相関が確認できる、テーマはドル高基調の転換か】
興味深いことに、南アフリカランドとトルコリラ円に高い相関が確認できる。ドル円との関係性が確認できず、ドル自体の変化を意識した取引が行われていると考えられる。
(図3 オレンジ・・・南アフリカランド円、白・・・米ドル円、黄・・・トルコリラ円)
(出所:ブルームバーグ)
原油相場は、瞬時に高騰する場面が確認された。特に、NY時間引け間際に1ドル以上高騰する場面が確認出来る。
(図4 WTI原油先物 5分足)
(出所:ブルームバーグ)
先週火曜日の時点で、CFTC原油売り建玉総数は更に増加していた事が確認できる。
(図5 CFTC NYMEX原油売り玉総数)
(出所:ブルームバーグ)