【ユーロを除き主要通貨は概ねレンジ相場】
ユーロを除けば主要通貨は概ねレンジ内の動き。東京時間のドル円は日経平均の変化とともに一進一退の値動き。欧州市場序盤に独債利回り低下に伴ったユーロ売り・ドル買いが進んだものの、1.08ドルを割り込むには至らず。
米10−12月期GDP確報値が市場予想を下回ったことが嫌気され、再びドル売りが優勢となった。
一方、豪ドルは原油など商品価格の低調さを背景に下落した。
(図1.白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄色・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
CME通貨先物市場の投機筋ポジションが、円売りポジションの減少を示していることからもドル円の上値が重くなっていることが垣間見られる。一方、ユーロドルは20日からの大幅な反発で、過剰なユーロ売りポジションの調整が一段と進んだとの市場予想に反し、24日時点の投機筋のユーロ売りポジションが過去最高水準を更新していることが分かり、ユーロ売りの先行き見通しの根強さを感じさせている。
(図2.白・・・IMM通貨先物ポジション(円対ドル)、オレンジ・・・円ドル)
(出所:ブルームバーグ)
(図3.白・・・IMM通貨先物ポジション(ユーロ対ドル)、オレンジ・・・ユーロドル)
(出所:ブルームバーグ)
原油はイエメンなどの中東情勢の不透明感による供給懸念に、一時急速に上昇を見せたものの、目先の利益を確定する動きに加え、イラン核問題協議が予定通りに進めば供給が増加するとの思惑による売りも加わったことで大幅反落した。
(図4.WTI原油先物 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
(図5.Brent原油先物 1分足)
(出所:ブルームバーグ)