【ドラギECB総裁が会見でユーロ圏の景気回復の兆候を示唆し、ユーロ買いが強まった】
欧州中央銀行(ECB)理事会後の会見で、ドラギECB総裁は、ユーロ圏の景気回復に言及し、欧州の景気回復を示すデータは、今後数か月間続くと言及した。また、緩和的な現在の金融政策については、景気刺激効果は実体経済に浸透しつつあるとしながらも、現行政策を2016年9月末、あるいはインフレの道筋が目標に向け調整されていると認識されるまで続けるとした。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・S&P株価指数先物)
(出所:ブルームバーグ)
ドラギ総裁の発言を受けて、ユーロ圏の債券利回りは大幅上昇、株価は下落した。
(図2 白・・・ユーロドル、黄・・・ドイツ10年債利回り、緑・・・ドイツDAX指数)
(出所:ブルームバーグ)
【イランの原油輸出拡大意向に原油価格は下落】
OPEC総会を控え、イランが原油輸出を拡大する意向が明らかになったことで、原油価格は下落した。
(図3 WTI原油価格)
(出所:ブルームバーグ)
ドラギ総裁の発言を受けてユーロ買い・ドル売りが先行したことで、ドル円は一時下げる場面が見られたが、一巡すると、ドル円、日経平均先物ともに反転上昇した。
(図4 白・・・ドル円、黄・・・日経平均先物)
(出所:ブルームバーグ)