前営業日トピックス
東京市場では、序盤は堅調な動きとなったものの、終盤に株価が再び軟調な動きとなったことが材料視され、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、堅調な展開で始まった。序盤に発表された米物価関連の経済指標が予想より良好な結果となったことから、ドルが主要通貨に対して上昇となった。しかし、その後に発表された消費者関連の指標が悪化したことなどを受けて、終盤までドルは軟調な動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)中盤にプラス圏まで上昇した日経平均株価が、終盤には再びマイナス圏まで下落する動きとなったことや、欧州主要株価が軟調な展開で始まったことから、円が買われる動きとなった。
(2)米生産者物価指数がマイナス予想に反して変わらずの結果を維持したことを好感して、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、上値は限定的だった。
(3)ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が、2014年9月以来の低水準となったことなどから、ドルは主要通貨に対して軟調な動きが続いた。
本日のトピックス
9/13に中国の主要な経済指標の発表があり、この結果を受けて、週明け序盤から動きが出る可能性も考えられる。特に、中国株の動きには注目したい。ただ、ドルはFOMCの結果発表を控えて様子見ムードが強まる可能性もあり、また米国の主要な経済指標の発表もないことから、限定的な動きが続く可能性が考えられる。
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
ユーロ/円は、一目均衡表の雲の中の展開となり、目先は雲上限ラインを上抜けて一段の上昇となるのか、又は再び雲を下抜けて反落する動きとなるのか注目したい。雲上限ラインは137.17(9/14〜9/18)、下限ラインは135.87〜136.62(9/14〜9/18)となる。雲上限を上抜ける場合には、138.95が次の上値のポイントとなる。そして、オシレーターのMACDでは、両線がクロスしていることから、両線の乖離幅の拡大、両線がゼロポイントを上抜けと続けば、上昇継続のシグナルとなることから、ラインの動きにも注目したい。