前営業日トピックス
東京市場が休場となり、新規材料に乏しい中、アジアタイムでは小動きの展開が続いた。また、海外市場では、米国市場がコロンブスデーのため、為替市場、債券市場が休場となり、ドル/円は引き続き小動きの展開が続いた。その後、米当局者の発言を受けて、米国の早期利上げ観測の後退から円買い・ドル売りがやや優勢となった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場、米国市場が祝日のため休場となり、材料に乏しく、狭いレンジ内の展開が続いた。
(2)米当局者の発言を受けて、米国の早期利上げ観測の後退を背景に、円買い・ドル売りがやや優勢となった。
本日のトピックス
東京市場では、休場明けとなることから、やや小動きの展開が予想される。そして、新規材料に乏しいことから、株価動向などの影響を受ける可能性も考えられる。また、中国の貿易収支の発表も予定されており、結果を受けて動く可能性もあることから注意したい。また、米国市場でも一部市場が休場明けとなることや、主要な経済指標の発表もないことから、株価の動きや、当局者の発言などには注目したい。
10/13の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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19:00 |
9月NFIB中小企業楽観指数
米中小企業の業界団体である全米独立事業者協会(NFIB)が公表する中小企業への景況感を調査した指標10項目の指数から構成されており、1986年を100として指数化している。
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95.3 | 95.9 |
2014年3月以来の低水準から2ヵ月連続の上昇となっているが、今回は前回から低下が予想されている。中小企業のマインド改善が米景気の底上げに寄与することから注目したい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
ポンド/円は、一目均衡表の雲の中での展開が続いている。現状では、一目均衡表の雲下限やトレンドライン、サポートラインに下支えされている。目先は雲上限ラインを上抜けて一段の上昇となるのか、雲下限やトレンドライン、サポートラインを下抜けて下落となるのか注目したい。オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向にあり、先行するラインが上向きになりかけていることから、完全に上向きに転換してクロスとなるのかにも注目したい。
気まぐれ投資コラム
パターン分析 〜リバーサル・パターン(1) ダブルトップ&ダブルボトム
方向性を見極めるためのチャート・パターンには、大きく分けて「リバーサル(反転)・パターン」と「コンティニュエーション(継続)・パターン」がある。リバーサル・パターンは、中長期にわたる重要なトレンドからの変化を表し、各パターンには、(1)一定のトレンドが存在する。(2)トレンドのブレイクが最初のシグナルとなることが多い。(3)トップ形成は、ボトム形成より短期になることが多い。(4)トレンドの長さや、パターンが大きいほどその後の価格変動も大きくなる、という共通点がある。
※出所:FX総合分析チャート
ダブル・トップとダブル・ボトムにおいて、(1)と(3)はほぼ同レベルにあり、その中間にある(2)(山と谷)の延長線上をブレイク(抜ける)するとパターンは完成となる。また、抜けた(2)の延長線上は、その後のレジスタンスとサポートとして機能するケースが多く見られる。