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2024-03-29 15:06:52

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2016年3月16日

マーケットトピックス 2016年3月16日

前営業日トピックス

東京市場では、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて様子見ムードが強まっていたことから、序盤は小動きの展開が続いた。その後、実需のドル買いが見られたものの、値動きは限定的となった。ただ、発表が近づくにつれて思惑が交錯し、やや乱高下する場面もあった。そして、日銀の金融政策発表では、現状維持が発表されたことからドル売り・円買いが優勢となった。その後、黒田日銀総裁の会見もあったが、目新しい内容が無かったことも影響し、ドル/円は軟調な動きが続いた。海外市場では、欧米の株価下落や米経済指標が冴えない結果となったことを受けて、ドル/円は一段の下げとなった。しかし、株価が下げ幅を縮小したことから、終盤にかけてドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムードが強まり、小動きの展開が続いた。五十日(ごとおび)であり、仲値公示にかけて実需のドル買いを受けて一時上昇するものの、仲値公示後は一旦反落となった。
(2)日銀が金融政策の現状維持を発表したことを受けて思惑が交錯し、やや乱高下となったが、その後は軟調な動きとなった。黒田日銀総裁の会見で、目新しいものがなかったことも円買いを後押しした。
(3)欧米の株価下落や、米小売売上高が冴えない結果となったこと、また原油価格の下落も影響し軟調な動きとなった。
(4)一時108ドル安まで下落した米ダウ平均株価がプラス圏まで上昇する動きとなったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

本日のトピックス

東京市場では、日銀の政策発表も終了し、米国のFOMCを控えていることもあり、やや限定的な動きが予想される。ただ、中国の全人代が最終日であることから、何か発表される可能性もあり、一応注意しておきたい。米国市場では、午後にFOMCの政策発表を控えていることから、様子見ムードも強まり、限定的な動きが予想される。ただ、主要な経済指標の発表が続くことから、結果には注目したい。特に、FOMCを控えて過剰に思惑が交錯するような場合(利上げに関する思惑)には注意したい。政策発表では、日銀に続いて現状維持が予想されているものの、イエレンFRB議長の会見での発言や当局者のドットチャートに注目したい。

3/16の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

2月住宅着工件数

建設が着工された民間住宅の着工件数を集計した経済指標で、家電製品などの個人消費との相関性も高いことから、景気動向を見る上で重要な指標である。また、天候の影響を受けやすいという面もある。
115.0万件 109.9万件
前回は、市場予想を下回り、3ヵ月ぶりに110万件割れとなった。今回は、前回からの改善が予想されているが、昨年4月以降大台である100万件以上で推移しており、安定的な結果が続いている。市場予想と大きく乖離したり、100万件を下回らなければ、大きな反応はないだろう。
21:30 米国

2月消費者物価指数

消費者を対象とした小売やサービスの価格動向を示した指数である。特に、食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されている。そして、米国の金融政策を決定する上で重要な経済指標であり、為替市場への影響も非常に大きい。
-0.2% 0.0%
前回は、市場予想を上回る結果となったものの、エネルギーの低下が引き続き大きく不安の残る結果となった。今回は、再びマイナスが予想されている。大きなポイントはエネルギー価格だが、2月は1月ほど原油価格の下落率は小さいものの、平均値で見ると1月より低いことから、エネルギー以外の項目で低下となる場合には、予想以上の低下となる可能性も想定しておきたい。
22:15 米国

2月鉱工業生産

鉱工業関連の生産動向を指数化したものであり、2002年を100として数値が算出され前月比で発表される。GDPに占める鉱工業部門の割合が約20%程度であることから重要な経済指標である。
-0.3% 0.9%
前回は、市場予想を上回り、4ヵ月ぶりにプラスとなり、2010年5月以来の高い伸びとなった。今回は、大幅な伸びとなった反動から低下が予想されている。
翌3:00 米国

FOMC政策発表

FOMC(Federal Open Market Committee 連邦公開市場委員会)は、米国における金融政策の最高意思決定機関で、公開市場操作の方針を決定する委員会である。メンバーはFRBの議長、副議長を含7名の理事と、ニューヨーク連銀総裁、地区連邦準備銀行の総裁4名の計12名から構成されている。
0.25%-0.50% 0.25%-0.50%
今回のFOMCでは、日銀と同様に政策変更はないとみられている。ただ、今回は、イエレンFRB議長の会見や、FRB当局者の予測の分布を示すドットチャートに注目が集まっており、発言の内容などで追加利上げの時期などに関する思惑が交錯するようなら動きが出る可能性も考えられる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート1時間足

豪ドル/円は、一目均衡表の雲を下抜けて一段の下げとなった。下げ一巡後は、やや値を戻す動きとなっている。目先は、レジスタンスの84.62を上抜けるのか注目したい。オシレーターのMACDでは、両線上向きとなっており、徐々に乖離幅が拡大する動きとなる場合には、レジスタンスの上抜けも期待できるだろう。そして、トレンドラインも上抜ければ上昇継続も期待できる。ただ、15時(±2時間)には、相場の転換・加速の可能性が高まる時間帯であることから、この時間帯の動きには注目したい。

気まぐれ投資コラム

金融マーケットを左右する原油相場に注目

最近の為替市場は、原油価格の動きに左右される展開が多くなっており、原油価格の動きから目が離せない状況が続いています。
原油価格は、下落が続いた流れが先月ようやく一服し、上向きに転換したようにも見えます。また、IEA(国際エネルギー機関)も、先週原油価格が底を打った可能性を指摘しています。テクニカル的には、ダブルボトムのパターンが完成しており、当面の上値目標の計算値は43.81となります。ただ、今週に入り失速しており、一時36ドルを割り込む場面もありました。目先の重要なポイントである36.28を完全に下回る場合には、一段の下げとなる可能性も考えられます。

現状では、有力産油国による増産凍結に向けた調整が進むとの思惑から堅調な動きが続いていましたが、今週に入り、有力産油国による増産凍結に向けた調整難航を嫌気して下落に転じています。特に、イランの動向(石油相などの要人発言)で思惑が交錯する展開となっています。
イランはOPECの有力メンバーですが、核開発疑惑に絡んだ西側諸国による経済制裁が解除されたことから、経済制裁のために失った欧州向けなどの輸出シェア回復のために増産意欲を示しています。そのため、国際相場が安くても輸出する(世界有数の低コスト国)姿勢を示していることから、他のOPEC諸国との足並みがそろわない要因となっていると言えます。

OPEC関係者が、増産凍結に関する産油国の会合を4月半ばにカタールのドーハで開催する可能性があると明らかにしています。そして、イランもOPEC増産凍結の議論に参加する意向を示していることから、今後の議論に注目です。ただ、イランの要人は発言内容が良く変わるなど、一筋縄ではいかない国であることから、引き続き難航も懸念されています。

※出所:Bloomberg

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