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2024-03-29 17:11:36

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2016年11月2日

マーケットトピックス 2016年11月2日

前営業日トピックス

東京市場では、海外市場の流れを引き継ぎ、クリントン氏のメール問題を背景に、ドル売り・円買いが先行した。その後、中国の経済指標が堅調な結果となったことや、日銀の金融政策発表で現状維持となったことを受けて、円売りが優勢となった。ただ、海外市場では、FOMCを控えて様子見ムードも強まりつつある中、米大統領選に対する不安感が高まったことから、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きが続いた。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)クリントン氏のメール問題で米大統領選支持率のリードが縮小したことが材料視され、ドル売り・円買いが先行した。中国製造業PMIが市場予想、前月結果をともに上回る結果となったことを受けて、リスク回避の動きが和らぎ、円が売られた。また、日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことを受けて円売り・ドル買いとなった。

(2)黒田日銀総裁の発言も目新しさに欠ける内容となったことや、米FOMCを控えていることもあり、反応は限定的となった。ただ、米国の利上げ観測は依然として根強く、ドルは堅調な動きとなった。

(3)欧州市場では、株価が軟調な動きとなったことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。そして、米国の主要な経済指標がまちまちの結果となったことから反応は限定的となった。
ただ、米紙の世論調査で、共和党のトランプ候補の支持率が、民主党のクリントン候補を上回ったことを受けて、米大統領選の結果に対する警戒感が高まったとの見方から、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円も軟調な動きが続いた。

本日のトピックス

東京市場では、日本の重要なイベントも終了し、米FOMCを控えていることもあり、やや限定的な動きが予想される。ただ、日本の企業決算を受けて株価が動く可能性もあり、株価の動きには注目したい。米国市場では、雇用関連の主要な経済指標の発表が予定されているものの、FOMCの政策発表を控えていることもあり、市場予想と乖離する結果となった場合でも、反応は一時的だろう。そして、FOMCでは、追加利上げの決定は見送られるとの予想がコンセンサスとなっており、声明の内容に注目したい。12月の利上げが推測される内容なら、利上げ期待の高まりからドルは堅調な動きとなる可能性も考えられる。反対に、年内の利上げの可能性が低下するような内容がある場合には、下振れとなる可能性も想定しておきたい。そして、米大統領選の結果に対する警戒感が高まっており、関連する報道などには敏感になっていることから、要人発言や、世論調査の結果などには注意したい。

11/2の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:15 米国

10月ADP雇用統計

民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、通常米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
16.5万人 15.4万人
前回は、市場予想を下回る結果となり、過去5ヵ月間で最小の伸びとなった。ただ、15万人台を維持したこともあり、下げ幅は限定的となった。今回は、前回からの改善が予想されており、予想通りの結果なら、週末の雇用統計に対する期待感も出るだろう。特に、求人件数が過去最高水準にあることや、解雇が過去最低水準にあるなど、雇用環境の好調が続いていることから、大きな下振れはないだろう。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、約3ヵ月ぶりの高値を付けた後に上値の重い動きとなっている。そして、一目均衡表の雲下限に近付く動きとなっており、目先の動きに注目したい。相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、11月10日までは連日上昇が続く。ドル/円の上昇が続く場合は良いが、相場が失速する場合には、基準線との乖離幅が縮小する。その場合、基準線を下抜ける動きとなるのかがポイントであり、下抜けとなる場合には、目先の方向性が変わる可能性も考えられる。本日の基準線は102.89だが、11日には104.04まで上昇する(105.27を上回らない場合)ことから、下抜けには注意したい。また、雲下限近辺や38.2%押しのポイントである103.44近辺で底固い動きとなり、反転する動きとなる場合には、再び堅調な動きとなる可能性も考えられることから、目先の動きに注目したい。

気まぐれ投資コラム

FOMCの声明で、年内の利上げ期待は高まるのか

本日は、米FOMC(Federal Open Market Committee)の2日目が開催され、政策発表が予定されています。今回は、政策金利などの変更は見送られるとの予想がコンセンサスとなっています。現状では、米大統領選(8日)の直前に利上げするのは、政治的にも波風が立つとの懸念もあり、利上げ決定の可能性は低いと考えられています。そして、金利先物市場が織り込む11月の利上げの確率も10%台と低い水準で推移しています。

前回のFOMCでは、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁の3氏が金利引き上げを支持しており、今回利上げを支持するメンバーが増えるのかどうかも注目されます。そして、前回のFOMC後の会見で、イエレンFRB議長が「11月会合で利上げが正当かどうかを判断」と発言していることから、どのような判断が示されるのかも注目です。また、前回の声明では、「当面は更なる証拠を待つことを決めた」としていましたが、先日発表された第3四半期の米GDPが予想を上回る結果(+2.9%)となり、昨年12月の利上げ直前に発表された結果(+2.1%)を上回っており、「更なる証拠」としては十分ではないでしょうか。 

今回は、利上げの可能性が低いものの、注目される声明で12月の可能性が示唆されるのかどうか注目が集まっています。GDPの改善に触れるのならば、12月の可能性が高いとの見方が強まる可能性も考えられます。ただ、金利先物市場での12月の利上げ確率は70%を超えており、マーケットではすでに期待感が高まっていると言えます。そのため、過度な期待感の高まりを警戒して、今回のFOMCでは12月の利上げに関して強いシグナルは示さない可能性も考えられます(米大統領選が控えていることも含め)。ただ、それが消極的と取られる可能性も考えられることから、声明後のドルの値動きの見極めが重要と考えられます。

※出所:SBIリクイディティ―・マーケット作成

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