前営業日トピックス
東京市場では、序盤に発表された1月の日本の貿易収支で、1兆0869億円の赤字となったが、為替市場への影響は限定的だった。そして、日経平均株価が下落して始まったものの、その後は下げ幅を縮小し、午後にはプラス圏まで上昇する動きとなったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。海外市場では、米国がPresident's Day(プレジデンツ・デー)の祝日で主要市場が休場となったことから、ドル円・クロス円は狭いレンジ内の動きが続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日本の貿易収支が5ヵ月ぶりの赤字となったものの、相場への反応は限定的だった。また、日経平均株価が下落して始まったことや、五十日(ごとおび)にもかかわらず実需のフローが多くなかったことから、仲値公示前後にかけては限定的な動きが続いた。
(2)日経平均株価が下げ幅を縮小する動きとなり、プラス圏まで上昇したことを受けて、円売りの展開となったが、上値は限定的となった。
(3)米国市場は、President's Day(プレジデンツ・デー)の祝日で株式など主要市場が休場となり、新規材料に乏しく、狭いレンジ内の動きが続いた。
本日のトピックス
東京市場では、前日の米国の主要市場が休場だったことから、日本の株式市場でも小動きの展開が予想され、限定的な動きと考えられる。
また、本日、財務省の流動性供給入札(発行予定額は5000億円程度)が予定されており、結果を受けて影響が出るかどうかに注目したい。
米国市場では、休場明けとなることや、主要な経済指標の発表がないことから、小動きの展開が考えられる。ただ、米当局者の発言や、政府関係者の発言などで為替が動く可能性もあり注意したい。特に、先週タカ派的な当局者の発言が続いたことから、発言内容に注目したい。また、株式市場では、引き続き堅調な動きが続くのかにも注目したい。