SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 16:05:17

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年8月14日

マーケットトピックス 2018年8月14日

前営業日トピックス

東京市場では、トルコ政府が抜本的な対策を打ち出さなかったことが嫌気され、トルコリラを中心にドル円・クロス円はオープンからギャップダウンして始まった。そして、投資家の損失確定に伴う売りも加わり、トルコリラは大きく下落した。その後、やや落ち着きが見られたものの、南アランドが突然急落したことを受けて、再びリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は一段の下落となった。そして、日経平均株価の下落を受けて、欧州主要株も下落して始まったことから、その後も上値の重い動きが続いた。ただ、トルコリラの急落で相対的に安全な資産とされる円が買われた流れが一服したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後、トルコリラが再び下落したことを受けて、米主要株価が下落に転じるなど、リスク回避の動きから、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)オープン直後にトルコリラが前週末の終値から9.5%下落して始まったことを受けて、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。トルコの財務相が市場の懸念緩和に向けた行動計画を策定したと明らかにしたほか、銀行監督当局が国内銀行のスワップ取引を制限すると発表したことを受けて、トルコリラは値を戻す動きが見られたものの、戻りは一時的だった。

(2)日本企業がお盆休みで休業となる中、日経平均株価が軟調な動きとなったことも影響し、引き続き軟調な動きとなった。そして、仲値公示後に南アランドが急落となり、対ドルで約2年ぶり安値を付けたことを受けて、ドル円・クロス円は一段の下落となった。ドル/円は、6/28以来、ユーロ/円は5/30以来の安値を付けた。さらにポンド/円は1年ぶり、豪ドル/円は1年9ヵ月ぶり、NZドル/円は2年ぶり安値を更新した。

(3)トルコ中銀が、為替取引に関する担保の引き上げなどを盛り込んだ声明を発表したことを受けて、トルコリラが再び値を戻したが、トルコ中銀の独立性が担保されていないこともあり、トルコリラの上昇は一時的となり上値の重い動きが続いた。その後、南アランド急落前の水準まで値を戻したものの、上値の重い動きが続いた。

(4)トルコリラや南アランドなど、新興国通貨の急落で相対的に安全な資産とされる円が買われた流れが一服したことに加え、米国株が堅調な展開で始まったことを受けて、リスク回避の動きが和らぎ、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、その後トルコリラが再び下落となり、対円で最安値を更新したことから、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ただ、全般的に新興国通貨の下落も一服しており、ドル円・クロス円は底固い動きが続いた。

本日のトピックス

内外で夏季休暇となっており、市場参加者が少ない中、引き続き新興国通貨の動向が注目される。昨晩の海外市場では、在トルコ米大使館が、「トルコが拘束している米国人牧師は8/15までに釈放と発表する」との噂が出回った。その後、在トルコの米大使館が噂を否定するということがあった。状況が掴み難い中では、思惑や噂話が交錯するケースもあり、それに相場が左右されることもある。そのため、トルコ情勢に関する報道には特に注意したい。

8/14の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

7月輸入物価指数(前月比)

輸入物価指数は、輸入時の価格を指数化したものであり、特に、他の物価関連の指標と同様に国内のインフレ動向の先行指標の一つとして注目される経済指標。ただ、輸入時ということで、原油相場や為替相場の影響を受ける傾向にある。
0.0% -0.4%
前回は、市場予想を下回り、2016年2月以来の大きなマイナスとなった。食料・飲料の大幅な低下が影響した。今回は0%が予想されており、物価の上昇が見られないとの予想であるが、2ヵ月連続のマイナスとなるようなら、ドル相場にもやや影響する可能性もあるだろう。

気まぐれ投資コラム

ドルの主要6通貨に対する買い越し額は2017年1月中旬以来の高水準

CFTC(米商品先物取引委員会)が公表したIMM通貨先物の投機部門の取組では、ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する買い越し額が2017年1月中旬以来の高水準となった。ユーロの買い越しは10565枚(前週22825枚)、円の売り越しは62807枚(68457枚)、豪ドルの売り越しは54540枚(51476枚)、ポンドの売り越しは58852枚(47386)。ドルの買い越し額は220億2000万ドル(前週200億6000万ドル)、買い越しは8週連続となった。また、ニュージーランドドル、メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブルを含めた全通貨に対しては229億2900万ドルの買い越し(前週212億2200万ドル)。

※出所:CFTCのデータを基にSBILMが作成

※出所:CFTCのデータを基にSBILMが作成

今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.