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2024-03-28 20:55:36

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年1月28日

マーケットトピックス 2020年1月28日

前営業日トピックス

新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が広がる中、バグダッドの米大使館がロケット弾攻で撃されて負傷者が出たとの報道を受けてリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は、一時108.73まで下落した。さらに、日経平均株価が序盤から大きく下落し、一時前週末比500円超の下落となったものの、反応は限定的だった。その後は、値頃感の買い戻しからドル円・クロス円は値を戻し、ドル/円も109円台まで値を戻した。ただ、欧州時間には欧州主要株価指数の下落も影響して、ドル円・クロス円は再び上値の重い動きとなった。

NY市場では、米主要株価指数が序盤から大幅下落となったことが影響して、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は一時108.85まで下落したものの、東京時間に付けた安値の108.73には届かず、底固い動きとなった。ドルは、ユーロやポンドに対して堅調な動きとなったこともあり、対円では下値が限定的だった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から大きく下落し、一時前日比549ドル安まで下落した。その後は、やや下げ幅を縮小したものの、453ドル安で終了し5営業日続落。一方、ハイテク株中心のナスダックは175ポイントの下落となり、前日比1.89%安となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)早朝にイラクの首都バグダッドで、グリーンゾーン内にある米大使館に向けてロケット弾が5発発射され、1発が大使館の建物を直撃、負傷者が出たとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円はギャップダウンして始まった。ドル/円は、先週末の海外市場の終値の109.24から30ポイント以上ギャップダウンして始まり、一時108.73まで下落した。

(2)オーストラリア市場が休場だったことからやや下値は限定的となり、下げ一服後には値頃感の買い戻しの動きとなり、仲値公示にかけてドル買い・円売りも観測されて底固い動きとなった。一方、日経平均株価が序盤から下落して始まり、一時前週末比500円超の下げとなったものの、株価下落に対する反応は限定的となり、ドル/円は109.14まで反発した。しかし、欧州主要株価の下落を背景に、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。

(3)米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に影響を与えるとの懸念を背景に、アジアや欧州の主要株価指数の下落に加え、米主要株価指数が序盤から大幅下落となったことが影響して、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は一時108.85まで下落したものの、東京時間に付けた安値の108.73には届かず、底固い動きとなった。ドルは、ユーロやポンドに対して堅調な動きとなったこともあり、対円での下値は限定的だった。
一方、1/30の英中銀の金融政策決定委員会での利下げ観測が根強いことや、1/31にEU離脱を控えてEUの首席交渉官が離脱の悪影響を警告したこともあり、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。対円では欧州時間に付けた高値の142.75から142.10まで下落し、1/8以来の安値となった。一方、対ドルでは1/22以来の安値となった。
また、安全資産とされる米国債が買われ、長期金利の指標となる10年債利回りは一時1.596%まで低下し、約3ヵ月ぶりの低水準となった。さらに金も買われ、NY金は終値ベースで約6年9ヵ月ぶりの高値水準となった。

本日のトピックス

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、投資家のリスク回避の動きが強まっており、安全資産とされる米国債や金、通貨では円やスイスが買われている。一方で、経済への影響が懸念されており、株価や原油が売られており、本日もオープンから日経平均株価が200円超の下落となった。2003年-2004年のSARSと比較して、まだそれほど深刻ではないとの見方もあるが、今後感染が拡大するようならマーケットへの影響も拡大する可能性が考えられることから、関連する報道などには注意したい。
米国市場では、耐久財受注、消費者信頼感指数の発表が予定されているものの、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念を背景に、株価の動きなどが注目されており、市場予想と乖離する結果とならなければ、反応は限定的と考えられる。
ドル/円は、昨晩の海外市場でも下抜けなかったことから、昨日の東京時間に付けた安値108.73が目先の下値ポイントとして注目されている。一方、上値は週明けギャップダウンして始まったことから、窓埋め完了の109.24と見られている。

1/28の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

12月耐久財受注(前月比)

耐久財受注(Durable Goods Manufacture's Orders)は、米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
0.4% -2.1%
前回は市場予想を下回り、2019年5月以来の大きなマイナス幅となった。自動車・同部品が4ヵ月ぶりにプラスとなったものの、輸送機器と資本財が2ヵ月ぶりにマイナスとなったことが影響した。今回は、プラスが予想されており、変動の大きい航空機の改善が影響すると見られている。特に、輸送機器を除いたコア指数が改善するかに注目したい。
0:00 米国

1月消費者信頼感指数

消費者信頼感指数は、米国のCB(Conference-Board=コンファレンスボード「全米産業審議委員会」)という民間の調査機関が発表する消費者マインドを指数化したもの。5,000人の消費者にアンケート調査を行い、現在と半年後の景況感、雇用、所得の項目で回答した結果を指数化している。
128.0 126.5
前回は市場予想を下回る結果となり、4ヵ月連続でほぼ横ばいの結果となった。期待指数が前月から上昇したが、現況指数は低下した。特に、米株価は比較的堅調な動きが続いているものの、所得や雇用市場に対する期待感が後退したことが影響した。今回は、堅調な株価動向を背景に前月からの上昇が予想されており、予想通りの結果なら4ヵ月ぶりの高水準となることから注目したい。
0:00 米国

1月リッチモンド連銀製造業指数

リッチモンド連銀製造業指数は、米国の12連邦準備銀行の1つであるリッチモンド地区連銀が発表している製造業指数。1993年から算出が開始されており、NY連銀、フィラデルフィア連銀が発表する指数と合わせて製造業の景況を確認できる。管轄はウェストバージニア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、ワシントンDCなど。管轄地域は米国内生産の9.1%を占める。
-3 -5
前回は市場予想を下回り、2ヵ月連続のマイナスとなり、3ヵ月ぶりの大きなマイナス幅となった。新規受注が前月から10ポイント低下したことが影響し、平均労働時間の低下も圧迫要因となった。今回は、前月からマイナス幅の低下が見込まれているものの、3ヵ月連続のマイナスが予想されている。予想通り3ヵ月連続のマイナスとなる場合には、2015年4月以来となることから、結果に注目したい。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

週足ベースのポンド/円は、上値の抵抗となっていた200週移動平均線近辺からやや乖離しており、9月の第1週目の安値からのトレンドラインをわずかに下抜けています。さらに、オシレーターのMACDでは両線のクロスが近づいており、クロスとなる場合には軟調を示唆する形状となることから、ここから軟調な動きとなるのか、底固い動きが続くのか注目されています。

下値のポイントは、直近のレンジ安値の140.811となり、ここを下抜ける場合には、一目均衡表の雲上限ラインの138.338(来週は138.125)、基準線の137.245(来週も同値)を目指す展開も考えられます。

一方、上値のポイントは200週移動平均線の143.139(来週は143.06近辺)、次いでレンジ上限の144.606がポイントと見られます。

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