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2024-04-19 16:53:54

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年2月3日

マーケットトピックス 2020年2月3日

前営業日トピックス

新型コロナウイルスに関する懸念が和らいだとの見方からリスク回避の動きが後退したことで、ドル円・クロス円が上昇した海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも堅調な動きとなった。さらに、日経平均株価が400円以上の上昇となったことも加わり、ドル/円は一時109.14まで上昇した。午後に入り、日経平均株価が上げ幅を縮小したこともあり、やや上値の重い動きが続いた。

米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大懸念を背景にリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、米主要株価指数が大幅下落となったことや、1月の米シカゴ購買部協会景気指数が2015年12月以来4年ぶりの低水準に悪化したこと、また米国務省が中国への渡航中止を発表するなど、非常事態宣言を発動したことも加わり、ドル/円は108.32まで下落し、1/8以来の安値を更新した。下げ一服後は、終盤まで底固い動きが続いた。

米株式市場では、ダウ平均株価が盤から軟調な動きとなり、一時前日比689ドル安まで下落し、昨年12/13以来の安値となった。引けにかけて下げ幅を縮小したものの603ドル安で終了、下げ幅は昨年8月以来の大きさとなった。一方、ハイテク株中心のナスダックは、148ポイント安で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスに関しての緊急事態を宣言したものの、中国との取引や渡航制限は勧告しなかったことから、過度な懸念が和らいだとの見方が広がった海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、日経平均株価が序盤から上昇し、前日比440円超の上昇となったことも加わり、ドル/円は前日の海外市場の高値である109.01を上抜けて109.14まで上昇した。

(2)米国務省が、新型ウイルスの感染拡大を理由に米国民に中国に渡航しないよう勧告したことや、安倍首相が中国全土に対し不要不急の渡航の自粛を求めるレベル2に引き上げると発表したこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、前日比400円以上上昇していた日経平均株価が上げ幅を縮小したことも影響した。

(3)ロシアや英国など、欧州で新たに新型コロナウイルスの感染が報告されたことから、感染拡大への懸念を背景にリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、米主要株価指数が序盤から下落したことや、1月の米シカゴ購買部協会景気指数が2015年12月以来4年ぶりの低水準に悪化したこと、またCDC(米疾病対策センター)が新型コロナウイルスについて公衆衛生上のリスクだと指摘、米企業が中国の施設を閉鎖、中国では企業の休業などで経済活動の3分の2が休止する見通しとなったことで、世界経済への影響も懸念され、ドル/円は108.32まで下落し、1/8以来の安値を更新した。なお、米10年債利回りは、1.563%から1.501%まで低下して2019年9月4以来の低水準、米30年債利回りは昨年10月以来の2%割れとなった。下げ一服後は、終盤まで底固い動きが続いた。

本日のトピックス

米国務省が中国への渡航中止を発表したほか、非常事態宣言を発動したことから、投資家のリスク回避の動きが強まり、先週末の海外市場では主要株価指数が大幅下落となり、ドル円・クロス円も軟調な動きとなった。週明けの東京市場でも日経平均株価が序盤から420円強の下げとなったものの、ドル/円は引き続き底固い動きとなり、108.50台まで回復している。海外で新型コロナウイルスに効き目のある薬が明らかにされたとの報道もあるが、市場参加者は依然として慎重姿勢を崩さないとみられることから、底固い動きが続くものの、上値はやや限定的と見られている。引き続き、新型コロナウイルスに関連する報道には注意したい。さらに、本日から上海株の取り引きが再開され、序盤から8.7%安となっているが、株価の動向やその後の海外市場への影響にも注目したい。

米国市場では、1月の米ISM製造業景況指数の発表が予定されており、改善が予想されている。米中の第1段階の通商合意に署名したことで改善が期待されているが、先週末に発表された1月の米シカゴ購買部協会景気指数が予想外の悪化となっており、指数の押し上げにはつながらなかったことから、ISM製造業景況指数の結果には注目したい。

2/3の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
0:00 米国

1月ISM製造業景況指数

ISM製造業景気指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management=ISM)が発表する米国の製造業の景況感指数であり、製造業の購買・供給管理責任者に対するアンケートを集計した指数。50が景気の拡大・後退の判断基準であり、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退と判断する。
48.4 47.2
前回は市場予想を下回り、2009年6月以来の低水準となった。新規受注と生産がともに2009年4月以来の低水準となり、ボーイングの問題が影響しているとの見方もあった。2019年1年間の平均は51.2と、前年から7.6ポイント低下となり、10年ぶりの低水準となった。今回は、改善が予想されているものの、6ヵ月連続で景気判断の基準となる50を下回ると予想されており、引き続き懸念が残るとみられる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

週足ベースのユーロ/円は、一目均衡表の雲下限近辺で上値を抑えられた後、軟調な動きとなり115.862からのトレンドラインを下抜ける動きとなっています。さらに、オシレーターのMACDでは、先行するラインが失速してクロス間近となっており、クロスとなる場合には軟調を示唆する形状となります。ここから一段の下げとなるのか、再び底固い動きとなるのか注目されます。

目先の下値のポイントは、基準線119.363(一目均衡表の基準線、半値押しのポイント)となり、ここを下抜ける場合には、118.536(61.8%押しのポイント)近辺までの調整も考えられます。

一方、上値のポイントは、121.466(一目均衡表の雲下限ライン)、ここを上抜けて雲の中に入り込む動きとなると底固い動きとなる可能性も考えられます。

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