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2024-04-20 15:49:13

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年4月21日

マーケットトピックス 2020年4月21日

前営業日トピックス

新型コロナウイルス感染者の増加幅が縮小したことなどを好感し、リスク回避の動きが後退した前週末の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。仲値公示にかけて実需のドル買い・円売りなどもあり、ドル円・クロス円は堅調な動きが続いた。一方、日経平均株価が軟調な動きとなったこともあり、その後はやや上値の重い動きとなった。

米国市場では、原油価格の急落を背景に、ドルが資源国通貨に対して堅調な動きとなり、対円でも序盤に107.86まで上昇した。その後は、米主要株価指数が軟調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、米国債利回りが低下したことも加わり、ドル/円は一時107.62まで下落した。原油価格の下落以外は目立った材料がなかったことから、全般的に方向性に乏しい動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、中盤には下げ幅を縮小したものの、終盤にかけて再び下げ幅を拡大し、一時610ドル超の下落となった。引けにかけて上値の重い動きが続き、592ドル安で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは89ポイント安で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)新型コロナウイルスの感染者の増加幅が縮小したことや、米経済活動再開への期待感が高まったことからリスク回避が後退した前週末の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル/円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、五・十日であることから、仲値公示近辺にかけて輸入企業によるドル買い・円売り観測が見られたこともドル円・クロス円の押し上げ要因となった。なお、日経平均株価が下落して始まったものの、マーケットの反応は限定的だった。一方、NY原油は時間外取引で1バレル=14.47ドルまで下落し、1999年3月以来約21年ぶりの安値を付けた。

(2)仲値公示通過後はドル買いの動きも一服したことや、米10年債利回りが0.648%から0.625%まで低下したことも加わり、ドル/円は上値の重い動きとなった。一方、NZ首相が新型コロナウイルスの感染拡大防止のために実施しているロックダウン(都市封鎖)を、今月27日に解除すると表明したことが好感され、NZドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。

(3)原油価格の下落を背景に、米ドルはカナダ・ドルなどの産油国通貨に対して堅調な動きとなり、対円でも欧州時間に付けた107.60からNY時間序盤にかけて107.86まで上昇した。

(4)米主要株価指数が軟調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、米国債利回りが低下したことも加わり、ドル/円は一時107.62まで下落した。ただ、新型コロナウイルス関連の目新しい報道もなく、原油価格の下落以外は目立った材料がなかったことから、全般的に方向性に乏しい動きとなった。一方、新型コロナ危機による需要急減の影響で米オクラホマ州クッシングの原油受け渡し場所の貯蔵施設が間もなく満杯になると指摘されるなど、在庫余剰を背景に米WTI原油先物の期近5月物が史上初めてマイナス圏に陥った(前日比55.39安の1バレル=-37.63ドル)。

本日のトピックス

昨日のNY原油先物市場では、OPEC(石油輸出国機構)と非加盟国で構成するOPECプラスでの協調減産合意や、最近の下落局面などで買っていた投機筋の投げ売りが加速したことにより、最終取引日を21日に控えた期近5月限が史上初めてマイナス価格(簡単に言えば、売り手が買い手にお金を支払う状態)で終了した。世界的な経済活動の停止による需要の大幅減少が予想以上に大きかったことが示されており、5月限の最終取引日(反対売買によってポジションを処分しなければ、原油を受け取ることになる)となる本日の原油価格の動きが注目される(参考、昨日の6月限は20.43ドルで-4.60ドルだった)。

欧州市場では、23日にEU首脳会議(新型コロナウイルスの経済対策を協議)を控えて様子見ムードが出ているものの、本日ドイツやユーロ圏の4月ZEW景況感調査の発表が予定されており、結果が協議に影響する可能性もあることから、結果に注目したい。

米国の経済指標では、3月の中古住宅販売件数の発表が予定されている。今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅な減少が予想されており、予想通りの結果なら2019年4月以来の低水準となる。一部では予想以上の減少が予想されているものの、米国の経済指標結果の大幅悪化が続いていることから、反応は限定的だろう。むしろマーケットでは原油の動向が注目されている。前日の取引で投機筋のポジションの大半が処分されたとの見方もあるが、値動きには注目したい。

ドル/円は、上値の重い動きが続いているものの、3営業日連続で下値を切り上げている。重要とされる上値のポイントや、下値のポイントのどちらを抜けるのか、目先の方向性を左右する可能性もあることから、値動きが注目される。

4/21の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

3月中古住宅販売件数

中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
530万件 577万件
前回は市場予想を大きく上回り、2007年2月以来13年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大前には、住宅市場が堅調だったことが示された。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅な減少が予想されており、予想通りの結果なら2019年4月以来の低水準となる。一部では、予想以上の減少も予想されており、結果が注目されている。
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