SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 23:12:54

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年6月23日

マーケットトピックス 2020年6月23日

前営業日トピックス

東京市場では、米国で新型コロナウイルス感染が再び拡大したことでリスク回避の動きが強まった流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、日経平均株価が軟調展開で始まり、前週末比160円超の下落となったことも圧迫要因となった。その後、日経平均株価がプラス圏まで上昇したことや、ユーロやポンドが対ドルで上昇したことから、クロス円は堅調な動きとなった。

欧州市場では、欧州主要株価指数が下落して始まったものの、プラス圏まで反発したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。米国市場では、米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多となるなど、不安要素があるものの、経済活動の再開が進んでいることに加え、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米国に新型コロナウイルスの感染拡大の第2波はないとの見方を示し、追加の支援策の可能性も示唆したことが好感された。これを受けて、米主要株価指数が軒並み反発するなどリスク志向が強まり、安全資産とされる円とドルが主要通貨に対して下落となった。ドルは対円で底固い動きとなったものの、ユーロやポンドなどの欧州通貨や資源国通貨に対して下落が続いたこともあり、対円での上値は限定的だった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比203ドル安まで下落した。その後は反発となり、終盤には188ドル高まで上昇する場面もあったが、153ドル高(+0.59%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、110ポイント高(+1.11%)で終了し、7営業日続伸となり、終値ベースで過去最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前週末の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波を巡る懸念から、投資家のリスク回避の動きが強まった流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、日経平均株価が軟調な展開で始まり、一時前週末比166円安まで下落したことも圧迫要因となった。

(2)その後、日経平均株価がプラス圏まで回復したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。ただ、ドルがユーロやポンドなどの欧州通貨や資源国通貨に対して軟調な動きとなったことから、ドル/円は上値の重い動きが続いた。一方、ユーロやポンドは対ドルで上昇したことから、対円でも堅調な動きが続いた。

(3)新規材料に乏しい中、欧州主要株価指数が下落して始まり、その後反発してプラス圏まで上昇したものの、再びマイナス圏まで下落しこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、米10年債利回りが0.702%から0.672%まで低下したことも加わり、ドル/円も上値の重い動きとなった。

(4)米国市場では、米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多となるなど、不安要素があるものの、ニューヨーク州で第2段階の経済活動の再開となることに加え、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米国に新型コロナウイルスの感染拡大の第2波はないとの見方を示した上で、第2波が発生しても管理可能とし、追加の支援策の可能性を示唆したことが好感され、下落して始まった米主要株価指数が軒並み反発するなど、投資家のリスク志向が強まった。安全資産とされる円とドルが主要通貨に対して下落となった。なお、序盤に発表された5月の米中古住宅販売件数は、市場予想を上回る減少となり、2010年10月以来の低水準に悪化したものの、経済活動が再開するにつれて販売件数は改善するとの楽観的な見方もあり、反応は限定的だった。

(5)米主要株価指数の反発に加え、米10年債利回りが0.672%から0.710%まで上昇したことから、ドルは対円で底固い動きとなったが、一方でユーロやポンドなどの欧州通貨や資源国通貨に対して下落が続いたこともあり、対円での上値は限定的だった。

本日のトピックス

中国や米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を記録するなど、再び深刻化するとの警戒感もある中で、経済活動の再開が続いていることを背景に、主要株価指数が上昇するなど、投資家のリスク志向の動きから安全資産とされるドルや円が売られ、欧州通貨や資源国通貨が堅調な動きとなっている。現状では、リスク回避の動きとなってもおかしくない状況でもあることから、報道や要人発言などで相場の方向性が変わる可能性も考えられることから、注意も必要だろう。

米国市場では、新築住宅販売件数とリッチモンド連銀指数の発表が予定されている。昨日発表された5月の米中古住宅販売件数は、予想以上の減少となったことから、同じく5月の新築住宅販売件数も今回前月からの改善が予想されているが、予想外の減少となるとの見方も出ている。一方、後者は地区連銀が発表する製造業景況指数であり、ここまで発表されたNY連銀指数、フィラデルフィア連銀指数はともに予想以上の大幅な改善となっていることから、当該指標も予想以上の改善を期待する向きもあり、結果が注目されている。

6/23の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

6月リッチモンド連銀製造業指数

リッチモンド連銀製造業指数は、米国の12連邦準備銀行の1つであるリッチモンド地区連銀が発表している製造業指数。1993年から算出が開始されており、NY連銀、フィラデルフィア連銀が発表する指数と合わせて製造業の景況を確認できる。管轄はウェストバージニア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、ワシントンDCなど。管轄地域は米国内生産の9.1%を占める。
-11 -27
前回は市場予想を上回り、過去最低となった4月の結果から上昇した。しかし、2ヵ月連続のマイナスとなり、製造業への影響が大きかったことが示された。今回は、さらに改善が予想されているものの、依然としてマイナスが予想されている。ただ、ここまで発表されたNY連銀指数は大幅上昇、フィラデルフィア連銀指数も予想外の大幅な上昇でプラスに改善したこともあり、当該指標も予想以上の改善を期待する向きもある。
23:00 米国

5月新築住宅販売件数

新築住宅販売件数は、米国内で販売された新築住宅件数(売買契約締結時点)を集計した経済指標であり、地域別の販売件数や販売価格、一戸建やコンドミニアム、集合住宅を含めた数字も発表されている。そして、景気動向の先行を見る上で注目されている指標の一つである。
63.5万件 62.3万件
前回は市場予想を上回り、3月の結果から増加した。西部が減少したものの、北東部、中西部、南部がいずれも増加したことが押し上げ要因となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減少したものの、減少が一服したことが示された。今回は、前月からの増加が予想されており、小幅ながら改善の傾向が示されるのか注目。
今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.