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2024-03-29 08:44:46

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年12月16日

マーケットトピックス 2020年12月16日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価が下落して始まり、下げ幅を拡大したものの、五・十日で実需のドル買い・円売りが観測されたたこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。一方、豪中銀の議事要旨で必要なら追加緩和の用意があるとしたことから、豪ドルは米ドルや円に対して軟調な動きとなった。その後は新規材料に乏しく、ドル円・クロス円は小動きとなったが、欧州時間には不透明感を背景に円が買われる動きとなり、ドルは欧州通貨などに対して下落したことから、対円でも上値の重い動きとなった。

米国市場では、欧州市場の流れ引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。序盤発表された米経済指標が冴えない結果となったことから、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、米主要株価指数が序盤から堅調な動きとなったこともドルや円の圧迫要因となった。ドルは、欧州通貨や資源国通貨に対して軟調な動きとなったことから、対円でも103.61まで下落した。一方、ポンドはドルや円に対して約1週間ぶりの高値を付けたものの、英国とEUの通商交渉に対する思惑が交錯し、終盤は上値の重い動きとなった。

米株式市場では、ワクチン接種開始や、米追加経済対策を巡る楽観的な見方を背景に、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなり、ダウ平均株価は一時前日比381ドル高まで上昇した。終盤には上げ幅を縮小したものの、337.76ドル高(+1.13%)で終了、一方ハイテク株中心のナスダックは155.02ポイント高(+1.25%)で終了し、終値ベースの最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、日経平均株価が下落して始まったものの、その後下げ幅を縮小する動きとなったことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。さらに、五・十日に当たり、仲値公示にかけて実需のドル買い・円売りが観測されたこともあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。一方、豪中銀の理事会議事要旨で、少なくとも3年間は利上げを見込まないとし、政策支援が長期間必要になるとの見方が示された。さらに、必要なら追加緩和の用意があるとしたが、豪ドルは堅調な動きとなる場面もあったが、その後は下落に転じて軟調な動きが続いた。

(2)午後に入り、日経平均株価が下げ幅を拡大したことからドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ただ、新規材料に乏しく、英国とEUの通商協議や、米国の追加経済対策の議論などの先行き不透明感もあり、報道や要人発言が出るまでは様子見が続くとの見方もあり、限定的な動きとなった。

(3)欧州市場では、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなり、ドルは対欧州通貨や資源国通貨に対して軟調な動きとなったことから、対円でも上値の重い動きとなった。米国市場では、欧州市場の流れ引き継ぎ、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ただ、英国とEUの通商協議を巡る楽観的な見方が広がっていたこともあり、ポンドはドルや円などの主要通貨に対して堅調な動きとなった。序盤に発表された12月のニューヨーク連銀製造業景気指数、11月の輸入物価指数がともに市場予想を下回る結果となったことから、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、新型コロナウイルスのワクチン接種開始により、経済活動が正常化に向かうとの期待感や、米追加経済対策の与野党協議の行方を巡って楽観的な見方が広がったこと背景に米主要株価指数が上昇したこともドルや円の圧迫要因となった。

(4)ドルは、欧州通貨や資源国通貨に対して軟調な動きとなったことから、対円でも103.61まで下落する動きとなった。一方、ポンドはドルや円に対して約1週間ぶりの高値まで上昇したが、ジョンソン英首相が英国とEUの交渉は合意しない可能性が最も高いとの見方を示したことが影響し、終盤は上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

欧州では、英国とEUの通商協議の行方が注目されており、依然として要人発言などにより思惑が交錯する展開が続いており、引き続き発言や報道に左右される展開が予想されている。その中で、本日はドイツやユーロ圏の12月の製造業PMI(速報値)の発表が予定されており、ユーロ圏経済の回復状況を判断する上で結果には注目したい。

米国時間では、序盤に11月の米小売売上高の発表が予定されており、マイナスが予想されており、感染再拡大の影響で個人消費に対する懸念が広がるのか注目したい。さらに、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の定例会見が予定されている。政策などは現状維持が予想されているが、引き続き低金利政策の長期化が示唆されると見られている。さらに、先月末に、パウエル議長が景気改善ペースの鈍化や、新型コロナウイルス感染者の急増を踏まえると、米国は向こう数カ月厳しい局面を迎えるとの見解を示しており、引き続きハト派的な見解や、弱い経済見通しが示される可能性も考えられる。

12/16の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

11月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている。
-0.3% 0.3%
前回は4月以来の低い伸びとなり、感染再拡大の影響で個人消費の勢いが低下していることが示された。食品、家具、衣料品、趣味・書籍がマイナスとなったことが影響した。今回は、マイナスが予想されており、個人消費の鈍化傾向が示されるのか注目される。
0:00 米国

12月NAHB住宅市場指数

NAHB住宅市場指数は、全米住宅建築業者協会(NAHB)が加盟業者を対象にした一戸建て住宅の販売状況調査を基にした指数。50が判断の基準となり、50を下回ると住宅建設業者の多くが現況を「悪い」とみていることを示すことから、住宅市場の先行指標となる。
88 90
前回は市場予想を大幅に上回り、過去最高を更新し、住宅市場の好調さが示された。現況指数、見通し指数、見込み客足指数がいずれも上昇し、過去最低水準の住宅ローン金利を背景に、住宅市場の活況が続いていることが示された。今回は、前回の反動でやや低下が予想されているものの、小幅低下が予想されており、住宅市場の好調さは維持されるとみられる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート

ドル/円は、上値の重い動きが続いており、下値のサポートと考えられる103.651近辺では底固い動きとなっています。現行のもみ合いレンジの動きを、105.676から103.651までの下げに対する小休止の持ち合いパターンと見ることもできます。そのパターンと考えるなら、現行の7波動目での下抜けも考えられます。

さらに、相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、明日から来週火曜日まで低下が続くと予測されることから、ここまで横ばいが続き、もみ合いの動きとなった流れからの下振れとなるのかにも注目です。

レンジを完全に下抜ける場合には、103.177が次の下値サポートとなりますが、103.651を下抜けたことによる下値目標の計算値は102.737と計算できます。

目先の上値のポイントは、来週まで低下が続く基準線と考えられ、基準線を上抜ける展開となる場合には、再び雲を目指す展開となる可能性が考えられます。

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