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2024-04-19 19:32:41

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年3月24日

マーケットトピックス 2021年3月24日

前営業日トピックス

東京市場では、上昇して始まった日経平均株価が上げ幅を縮小する動きとなったことから、ドルや円が買われた。さらに、月末・期末を控えて実需のドル買いも観測され、ドル/円は一時108.87まで上昇した。午後に入り、日経平均株価がマイナス圏まで下落し、下げ幅を拡大する動きとなったことや、時間外取引の米国債利回りが低下したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。特に、ドイツがイースター期間に5日間の厳重なロックダウンへとの報道を受けて、ユーロは主要通貨に対して軟調な動きとなった。その後、欧州主要株価が下落して始まったことや、米国債利回りが急速に低下したこともあり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

米国市場では、ドル円・クロス円は底固い展開で始まった。序盤に発表された米経済指標が強弱まちまちの結果となったことから、反応は限定的だった。ただ、欧州で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しており、ロックダウンの延長が発表されるなど、経済への影響が懸念されたことから、欧州通貨は上値の重い動きとなった。ドルは、欧州通貨に対して上昇したことや、米国債利回りの上昇もあり、 対円で一時108.71まで上昇した。その後、米下院の公聴会でイエレン財務長官がインフラ投資のための資金を賄うために、歳入増加を図る必要性に言及したことで、増税などの懸念が高まり、米主要株価指数が下げ幅を拡大したことから、クロス円は軟調な動きが続いた。さらに、米国債利回りが低下したことも加わり、ドル/円108.56まで下落した。

米株式市場では、欧州で新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、ロックダウンの延長・強化されることから、世界経済の回復が遅れるとの見方が広がり、主要株価指数は序盤から軟調な動きとなった。その後、米下院での公聴会でイエレン米財務長官が、バイデン政権のインフラ投資に関して、資金を賄うために追加歳出の必要性を指摘したことから、増税などに対する懸念が広がり、主要株価指数は下げ幅を拡大した。ダウ平均株価は、一時前日比374ドル安まで下落したものの、引けにかけては下げ幅を縮小し、308.05ドル安(-0.94%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、149.84ポイント安(-1.12%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。序盤に前日比322円台まで上昇した日経平均株価が上げ幅縮小したことから、ドルと円が買われた。さらに、期末・年度末を控えた実需のドル買いなども観測され、ドルは対円でも堅調な動きとなり、一時108.87まで上昇した。一方、序盤に前日比322円高まで上昇した日経平均株価が上げ幅を縮小する動きとなったこともクロスの圧迫要因となった。

(2)ドイツがイースター期間に5日間の厳重なロックダウンへとの報道を受けて、ユーロはドルや円など主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、午後に入り日経平均株価がマイナス圏まで下落し、下げ幅を拡大し、前日比178円安まで下落したことから、クロス円は一段の下げとなった。一方、米10年債利回りが1.699%から1.661%まで低下したことから、ドルは対円で軟調な動きとなった。また、ニュージーランド政府が住宅価格の高騰抑制策を打ち出したことで、景気回復が緩やかなものにとどまるとの見方から、NZドルは米ドルや円に対して軟調な動きとなった。

(3)米10年債利回りが下げ幅を拡大する動きとなったことから、ドルは対円で軟調な動きとなり、108.41まで下落する動きとなった。一方、欧州主要株価指数が下落して始まったことから、クロス円も軟調な動きが続いた。

(4)米国市場では、直前の欧州市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は底固い展開で始まった。序盤に発表された3月のリッチモンド連銀製造業指数が3ヵ月ぶりの高水準に上昇したものの、同時に発表された2月の米新築住宅販売件数が大幅減少となるなど、まちまちの結果となったことから、結果を受けた反応は限定的だった。ただ、欧州で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しており、ロックダウンの延長や強化されることが嫌気され、欧州通貨が対ドルで下落したことに加え、米10年債利回りが上昇したことから、ドル/円は一時108.71まで上昇した。

(5)米下院の公聴会では、パウエルFRB議長が米経済の完全回復には程遠いとの見解を示したことから、投資家のリスク回避の動きが意識された。さらに、イエレン財務長官が、バイデン政権が検討しているインフラ投資のための資金を賄うために歳入の増加を図る必要性に言及したことで、増税などの懸念が高まり、米主要株価指数が下げ幅を拡大したことから、クロス円は軟調な動きが続いた。さらに、米10年債利回りが1.662%から1.613%まで低下したことも加わり、ドル/円108.56まで下落した。

本日のトピックス

ドル円・クロス円は軟調な動きとなっており、円売りの流れからの調整局面となる可能性も指摘されている。欧州では、新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、ロックダウンの延長・強化の実施が発表されたこともあり、経済の回復ペースの鈍化が懸念されている。そのため、欧州通貨はやや下げ幅が拡大していることから、値動きには注意したい。

特に、トルコ・リラは、前日の大幅下落から下げ幅を縮小しているものの、ここまで昨年11月からの利上げや追加利上げ期待を背景に、ドルや円に対して堅調な動きが続いたが、トルコ中銀総裁が解任されたことから、新総裁の下ではインフレを下回る水準まで政策金利を引き下げる可能性(次回の金融政策発表は4/15)が指摘されていることから、トルコ・リラは引き続き上値の重い動きが続く可能性も考えられる。

米国市場では、2月の米耐久財受注の発表が予定されており、10ヵ月連続のプラスが予想されている。さらに、引き続きパウエルFRB議長、イエレン財務長官の上院で証言など、複数の当局者に発言が予定されているが、目新しい発言がなければ、マーケットの反応は限定的と考えられる。

3/24の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

2月耐久財受注(前月比)

耐久財受注(Durable Goods Manufacture's Orders)は、米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
0.6% 3.4%
前回は市場予想と一致し、昨年7月以来の高水準となった。また、GDPの算出に使用されるコア資本財の出荷は3ヵ月ぶりの大幅増となった。今回は、伸び幅の縮小が予想されているものの、10ヵ月連続のプラスが予想されており、回復が続いていることが示されると見られている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ユーロ/円は、一目均衡表の転換線と基準線を下抜け、125.09からのトレンドラインも下抜ける動きとなっており、ここからの動きが注目される。オシレーターのMACDでは、両線がクロスして乖離幅が拡大しており、目先の軟調な動きを示唆する形状となっている。今後、基準線・転換線がクロス、遅行スパンが価格帯を下抜ける、価格が雲を下抜ける展開となる場合には下げが加速する可能性も考えられることから、注目して見ておきたい。

一方、トレンドラインを上回り、基準線を上回る動きとなる場合には、再び堅調な展開となる可能性も考えられる。

下値のポイント
(1)128.18 (2)127.87 (3)127.21

上値のポイント
(1)128.99 (2)129.55 (3)130.00

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