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2024-03-29 00:55:49

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年4月16日

マーケットトピックス 2021年4月16日

前営業日トピックス

東京市場では、米国債利回りの上昇が一服しているとの見方や、序盤に前日比160円超上昇した日経平均株価が上げ幅を縮小し、一時マイナス圏まで下落したことが影響し、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その後、日本の株式市場終了後に、米株価先物市場でダウ先物が上昇幅を拡大したことや、欧州主要株価指数が序盤から堅調な動きとなったこともあり、欧州通貨や資源国通貨はドルや円に対して堅調な動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標が軒並み良好な結果となったことから、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなり、対円では一時108.80まで上昇した。しかし、直後から米国債利回りが低下し、日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となり、ドル/円は108.61まで下落した。一方、米主要株価指数が軒並み上昇したものの、ドル/円の軟調な動きにクロス円も影響して上値の重い動きとなった。一方、フランスで新型コロナウイルス感染による死者数が拡大しているとの報道もあり、ユーロ圏経済への懸念も根強く、ユーロは上値の重い動きが続いた。

米株式市場では、序盤に発表された主要な経済指標が軒並み良好な結果となったことで、米景気回復の加速を期待した買いが優勢となり、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。さらに、米主要企業の好決算発表が相次いでいることも押し上げ要因となった。ダウ平均株価は、終盤に前日比337ドル高まで上昇し、取引時間中の最高値を更新、引けにかけてやや上げ幅を縮小したものの、305.10ドル高(+0.90%)で終了し、終値ベースの最高値も更新した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、180.92ポイント高(+1.31%)で終了し、2/16以来の高値を更新、またS&P500はダウ平均株価と同様に、取引時間中、終値ベースの最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場終盤の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。米長期金利の上昇が一服したとの見方からドルが対円で軟調な動きとなり、ドル/円は一時108.80まで下落した。一方、ユーロ/円やポンド/円などのクロス円は、ドル/円の下落に連れ安となった。ただ、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比160円超上昇したこともあり、クロス円の下値は限定的だった。

(2)日経平均株価は、上昇一服後に上げ幅を縮小する動きとなり、午後には一時マイナス圏まで下落したことや、時間外取引で米長期金利の指標となる10年債利回りが1.644%から1.628%まで低下したこともあり、ドルは円やユーロなど主要通貨に対して上値の重い動きとなった。一方、欧州主要株価指数が序盤から堅調な動きとなったこともあり、クロス円は底固い動きとなった。

(3)米国市場では、序盤に発表された米新規失業保険申請件数や3月の米小売売上高が予想以上の改善となったことを好感して、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなり、対円で一時108.80まで上昇した。しかし、直後から米長期金利の指標となる10年債利回りが1.618%から1.526%まで低下したことから、ドルは主要通貨に対して下落となり、ドル/円は108.61まで下落した。一方、良好な米経済指標結果を好感して、米主要株価指数が軒並み上昇したことから、クロス円も底固い動きとなった。

(4)米長期金利の低下や、株価の上昇を背景にドルは、欧州通貨や資源国通貨に対して上値の重い動きとなり、対円でも終盤まで上値の重い動きが続いた。一方、長期金利の低下により、日米金利差縮小を意識した円買いの影響もあり、クロス円も上値の重い動きとなった。また、ドイツのDAXが史上最高値を更新したことが好感されたものの、フランスで新型コロナウイルス感染による死者数が拡大しているとの報道もあり、コロナ感染拡大によるユーロ圏経済への懸念も根強く、ユーロは対円で上値の重い動きが続いた。

本日のトピックス

前日の米国市場の株高を背景に、日経平均株価が上昇して始まったものの、新型コロナウイルス感染拡大が続いており、蔓延防止措置の拡大も懸念されていることで、足元の経済への影響も懸念されていることが圧迫要因となり、上値の重い動きとなっている。一方、ドル/円は時間外取引で米10年債利回りが急上昇したことに反応して108.61から109.94まで上昇したが、現状では109円台ではドル売りの観測もあることから、上値の重い動きが続くと見られている。

米国時間では、3月の住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されており、前日に続き良好な結果が予想されている。ただ、為替市場への直接的な影響はないと見られるが、株価や金利動向の動きなど間接的な動きに反応する可能性もあるだろう。一方、米大統領と菅首相は、米国東部時間16日午後1時半にホワイトハウスで会談、その後午後4時15分(日本時間17日午前5時15分)から記者会見が予定されており、会見の内容が注目される。

4/16の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

3月住宅着工件数

住宅着工件数は、建設が着工された民間住宅の着工件数を集計した経済指標で、家電製品などの個人消費との相関性も高いことから、景気動向を見る上で重要な指標である。また、天候の影響を受けやすいという面もある。
161.1万件 142.1万件
前回は市場予想を大幅に下回る結果となり、昨年8月以来の6ヵ月ぶりの低水準となった。米国に襲来した寒波の影響で、住宅建設に支障が出たとの見方が示された。今回は、前月の反動で大きく改善すると予想されている。特に、着工件数の先行指標となる許可件数が1月に2006年5月以来の高水準となったことも押し上げに寄与すると見られている。
23:00 米国

4月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
89.0 84.9
前回3月の確報値は、速報値から上方修正された。現況指数、先行指数がともに上方修正されたことから、消費者のマインドが改善したことが示された。ただ、依然としてコロナ感染拡大前の2月の101.0を依然として下回っており、改善まではまだ時間を要すると見られている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ユーロ/ドルは、トレンドラインや一目均衡表の転換線、基準線を上抜けて堅調な展開となっていたが、雲手前近辺でやや上値の重い動きとなっている。ここから失速となり、一旦下落となるのか、雲の上抜けを目指す展開となるのか注目されている。

一目均衡表では、基準線・転換線がクロスしており、遅行スパンは一旦価格帯を上抜けたものの、再びか価格帯近辺に位置している。ここから雲を上抜ける動きとなる場合には、三役好転の強気シグナルとなることから、今後の動きが注目される。

ポイントの一つとして、MACDの動きに注目したい。MACDでは、両線上向き継続中だが、乖離幅がやや縮小していることもあり、両線がともにゼロラインを上回り、上昇継続を示唆する形状となるのか、前回同様にゼロライン近辺で失速となるのかを見極めたいところである。

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