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2024-03-29 05:10:12

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年6月3日

マーケットトピックス 2021年6月3日

前営業日トピックス

東京市場では、下落して始まった日経平均株価がプラス圏まで上昇したことや、実需のドル買い・円売りが観測されたことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。午後に入り、ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して堅調な動きが続いたことから、対円でも109.88まで上昇した。

米国市場では、欧州市場のドル買いの流れが一服し、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、米国債利回りが低下したこともドルの圧迫要因となり、ドル/円は一時109.53まで下落した。ただ、週末の米雇用統計の結果を見極めたいとの見方も強まっており、ドルの下値は限定的だった。一方、欧米の主要株価指数が上昇したことを受けて、投資家のリスク選好の動きからドルと円が売られ、クロス円は堅調な動きとなった。

米株式市場では、米景気回復への期待感が根強いことが引き続き材料視され、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。ただ、景気回復に伴うインフレ高進に対する懸念もあり、やや上値を圧迫した。その後、低下が続いた米長期金利が持ち直す場面もあり、金利動向に敏感なナスダックは一時マイナス圏まで下落する場面もあった。ダウ平均株価は、序盤に一時前日比131ドル高まで上昇したものの、その後は上げ幅を縮小して25.07ドル高(+0.07%)で終了。一方、ナスダックは引けにかけて持ち直し、19.85ポイント高(0.14%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、序盤に前日比248円安まで下落した日経平均株価が上昇に転じ、プラス圏まで上昇したことを受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、仲値公示にかけて、実需のドル買いが観測されたこともドルの押し上げ要因となった。

(2)仲値通過後、ドルはやや上値の重い動きとなったものの、午後に入り日経平均株価が前日比189円高まで上げ幅を拡大したことを受けて、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後、ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して上昇したことから、対円でも堅調な動きが続き、一時109.88まで上昇した。一方、オーストラリアでは、メルボルンのロックダウンを1週間延長すると発表したことを嫌気して、豪ドルは、米ドルや円に対して軟調な動きとなった。

(3)米国市場では、主要な経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、欧州市場のドル買いの流れが一服し、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。一方、欧米の主要株価指数が上昇したことを受けた投資家のリスク選好の動きからドルと円が売られ、クロス円は堅調な動きとなった。その後、米長期金利の指標となる米10年債利回りが2日ぶりの低水準となる1.585%まで低下したこともドルの圧迫要因となり、ドル/円は109.53まで下落した。ただ、週末の米雇用統計の結果を見極めたいとの見方が強まっており、ドルの下値は限定的だった。一方、ジョンソン英首相が、6/21の規制緩和を遅らせるデータはないとしたことが好感され、ポンドはドルや円に対して堅調な動きとなった。

本日のトピックス

欧州時間では、欧州やドイツの5月の非製造業PMIの発表が予定されているが、製造業PMIほど注目度は高くなく、尚且つ確報であることから、前回の速報と乖離しなければ反応は限定的と見られている。一方、トルコの消費者物価指数の発表が予定されており、先日トルコのエルドアン大統領がトルコ中銀総裁と会談、金利を下げる必要があると述べたと報道されたことから、利下げ観測も高まっている。ただ、トルコ中銀総裁は、昨日インフレを上回る政策金利を維持することを約束と発言したこともあり、結果が注目されている。

米国市場では、5月の米ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、5月ISM非製造業景況指数の発表が予定されており、週末の米雇用統計を予想する上でいずれも参考にされる指標であることから、結果が注目されている。前回の米雇用統計では、失業率が悪化、雇用者数の伸びが予想外の伸び幅の大幅縮小となったことから、今回は伸び幅の拡大が予想されている。そのため、どの程度改善するのかを見極めるために3指標の結果が注目されている。

6/3の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:15 米国

5月ADP雇用統計

ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、通常米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
65.0万人 74.2万人
前回は市場予想を下回ったものの、2ヵ月連続で伸び幅の拡大となり、昨年9月以来の高水準となった。ワクチン接種が進む中で、雇用の改善が進んでいることが示された。今回は前回から伸び幅の縮小が予想されているが、規制が緩和されていることから、雇用増加の余地があるとの見方もあり、予想以上の伸びを期待する向きもある。
21:30 米国

新規失業保険申請件数(5/29までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
39.5万件 40.6万件
前回は市場予想を下回る結果となり、4週連続の減少で昨年3月以来の低水準まで改善した。ワクチン接種が進んでいることが要因と見られており、労働市場の改善が進んでいることが示された。今回は、さらに減少が予想されており、新型コロナウイルス感染拡大以降初めて40万件を下回るのか注目される。
23:00 米国

5月ISM非製造業景況指数

ISM非製造業景気指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management=ISM)が発表する米国の非製造業(サービス業)の景況感を示す指数。管理責任者に対するアンケートを集計した指数であり、50が景気の拡大・後退の判断基準であり、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退と判断する。 
63.0 62.7
前回は市場予想を下回り、過去最高を記録した3月の結果(63.7)から低下した。ただ、1997年の統計開始以来前月に次いで2番目の高水準となり、非製造業の堅調さが示された。今回は前月から上昇が予想されているが、3月の結果には届かないと見られている。また、前回2018年9月以来の高水準となった雇用指数は引き続き堅調さが維持されるのかどうかにも注目したい。
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