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マーケット > レポート > 225の『ココがPOINT! >  静かに醸成されつつある「株高シナリオ」?

225の『ココがPOINT!』

2016/03/08

静かに醸成されつつある「株高シナリオ」?

株式相場が本格的な反発局面に入っています。日経平均株価は2/12(金)に14,865円77銭の安値を付けた後、2月中旬から下旬にかけては一進一退の展開となりました。しかし、3/1(火)〜3/4(金)には4営業日続伸となり、3/4(金)には1ヵ月ぶりに一時17,000円の大台を回復しました。新興国経済への不安や原油・商品相場の低迷が一巡したことが要因と考えられます。

今後はどうなるのでしょうか。日経平均株価が反発に転じて1ヵ月となり、そろそろ強弱感が対立してきそうです。しかしここで、投資環境が大きく変わってきたことを再認識すべきでしょう。日経平均株価はさらに上値追いとなる可能性が大きそうです。

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本格的な反発局面、ただし目先は戻り一巡感も

株式相場が本格的な反発となっています。日経平均株価は2/12(金)に14,865円77銭の安値を付けた後、2月中旬から下旬にかけては一進一退の展開となりましたが、3/1(火)〜3/4(金)には4営業日続伸となりました。3/4(金)には1ヵ月ぶりに一時17,000円の大台を回復しました。新興国経済への不安や原油・商品相場の低迷が一巡したことが要因と考えられます。

2/11(木)を転換点として、NYダウや原油先物相場、ドル対円相場が底を打ち上昇に転じたことが、日本株の追い風になった形です。悪く言えば「他力本願」といった所ですが、2/12(金)に日経平均株価の予想PERが「アベノミクス相場」での最低水準である13倍割れまで下がり、そこからの反発であったことを考えれば、日本株にも値ごろ感が生じていたと考えられます。

それでも2月中旬から下旬にかけては「半信半疑」の状態が続きました。原油の需給や世界経済の好転を印象付ける明確な材料がなかったためです。しかし、米国株のチャートが「W底からの上放れ確認」の形になったのに続き、原油相場もテクニカル上では底値確認の形になりました。特に3/1(火)〜3/4(金)は、原油の底打ちが次第に明確になる中で米国株が上昇したこともあり、日経平均株価は17,000円台回復(3/4)となりました。

しかし、3/7(月)の途中からは次第に売りが優勢となりつつあり、戻り相場も一服の様相を呈しています。安値からみれば日経平均株価は1ヵ月弱で2,000円上昇した形ですので、スピード調整となっても致し方のない所です。外部環境面も「万全」という訳ではなく、外為相場で円高・ドル安圧力が根強く残っていることも、利益確定売りの口実になっていると考えられます。メジャーSQを3/11(金)に控え、ポジションを取りにくくなっている面もありそうです。

しかし、後にご説明するように、外部環境の好転はまだ過小評価されていると考えられます。日経平均株価の戻り相場はさらに続く可能性がありそうです。

図1:日経平均株価(日足)〜「クモ」接近で戻り売り出やすく

  • ※当社チャートツールをもとにSBI証券が作成。データは2016/3/7現在。
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メジャーSQの他、日米欧の金融政策に注目

今後の相場を予想する上でチェックしておくべき重要日程は表1の通りです。

3/8(火)〜3/18(金)のスケジュールでもっとも特徴的なことは日米欧で金融政策を決める中央銀行の会合が予定されていることです。結果発表が予定されている日程順で申し上げれば、3/10(木)ECB(欧州中銀)理事会、3/15(火)日銀金融政策決定会合、3/16(水)FOMC(米連邦公開市場委員会)となっています。

このうち、市場で金融政策の変更が予想されているのがECB理事会です。市場ではファシリティレート(民間銀行が余剰資金を中央銀行に預け入れる時の金利)について、現状-0.3%から-0.4%への「追加利下げ」を見込んでいます。為替面ではすでに、2/1(月)の131円70銭から2/29(月)の122円52銭まで円高・ユーロ安が進行した後であり、この程度の追加緩和は織り込んでいる可能性がありそうです。それでも予定通り実施されれば、世界的に株式市場の支援材料にはなりそうです。

一方、3/15(火)の日銀金融政策決定会合において、現状では日銀はマイナス金利の効果を見極めるとみられ、金融政策の変更はないとみられます。3/16(水)の米FOMCも政策金利引き上げ「見送り」がメインシナリオと考えられます。このうち、後者の米FOMCにおいて想定通り、利上げが見送られれば、FRBが当初予定していたとみられる「3ヵ月に1回0.25%ずつ、年4回計1%の利上げ」シナリオは大きく後退することになるので、改めて市場には安心材料になると考えられます。ちなみに、市場では、6月に次の利上げが実施され、2016年は2回利上げされるというのがメインシナリオになっているようです。

表1:当面の重要なタイムスケジュール

月日(曜日)

国・地域

予定内容

ポイント

3/8(火)

日本

2015/10〜12期GDP(2次速報値)

事前予想-1.5%に対して-1.1%。

 

中国

2月の貿易収支

 

3/10(木)

中国

2月消費者物価指数

 
 

欧州

ECB(欧州中銀)定例理事会

ファシリティレート-0.3%から-0.4%へ?(市場)

3/11(金)

日本

2016/1〜3期法人企業景気予測調査

 
 

日本

メジャーSQ

SQ直前は様子見気分が強まる可能性も

3/12(土)

中国

2月の鉱工業生産

 
 

中国

2月の小売売上高

 

3/13(日)

日本

自民党大会

 
 

米国

夏時間入り

 

3/14(月)

日本

日銀金融政策決定会合(〜15日)

 
 

日本

1月機械受注

 

3/15(火)

日本

日銀会合結果発表および黒田総裁会見

今回は様子見?

 

米国

FOMC(〜16日)

 
 

米国

2月小売売上高

 
 

米国

NAHB住宅市場指数

 

3/16(水)

日本

2月訪日外客数

 
 

米国

2月消費者物価指数

 
 

米国

2月住宅着工件数

 
 

米国

FOMC結果発表、イエレン議長会見

今回は利上げ見送り?

3/17(木)

日本

2月貿易収支

 
 

欧州

EU首脳会議(〜18日)

 
 

米国

フィラデルフィア連銀製造業景況感指数

 

3/18(金)

米国

ミシガン大学消費者信頼感指数

 
  • ※Bloombergデータ、報道等をもとにSBI証券が作成。海外は現地時間。
    なお、3/8(火)の経済指標は、レポート掲載時点で発表済みになっているものもあります。
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【ココがPOINT!】静かに醸成されつつある「株高シナリオ」?

一般的に、一目均衡表の分析では、

(1)「遅行スパン」が日々線を下から上に突き抜け
(2)「転換線」が「基準線」を下から上に突き抜け
(3)日々線(通常の日足チェート)がクモ上限を突破

という3つの条件が揃うと「3役好転」と言われ、強気相場に転換したと考えられます。すでにご紹介した通り、米国株については「3役好転」が成立しています。そしてさらに、WTI(原油)先物相場についても「3役好転」が実現しました。1/28高値である1バレル34.82ドルの「ネックライン」も突破しているため「W底からの上放れ」も実現しており、原油相場も強気に転換した可能性が大きいとみられます。

このたび発表された中国の第13次5ヵ年計画(2016〜20年)では、年2兆元(34兆円)規模の交通網整備計画も明らかになっています。中国の財政出動、インフラ投資が商品市況の下支え材料になると期待されます。供給過剰の解消という長期的課題の帰趨はまだまだ不明ですが、少なくとも当面は、中国経済の底割れという事態は避けられるのではないでしょうか。

そもそも、原油相場は下げ止まりさえすれば、米国株に安定をもたらすとみられますので、原油のテクニカル的な「底入れ確認」は大きな安心材料だと考えられます。それでも、2014年夏までは1バレル100ドル超あったことを考えれば、原油を輸入に頼る日本にはコスト面で引き続き良い状態が続くと考えられます。

「原油相場の安定」、「米国株の安定」、「中国経済の底割れ回避」に加え、「マイナス金利状態にある」というのが今の日本株を取り巻く環境であり、かなり恵まれた状態にあると言えるのではないでしょうか。足元では日米金利差も再拡大の兆しを見せており、為替相場で急激な円高が進む可能性も小さいように思われます。そもそも、外部環境が安定してくれば、家計や企業のマインド改善を通じ、景気・企業業績へも追い風が吹くようになると期待されます。足元の日経平均は「戻り一巡」の様相を呈していますが、投資好機になる可能性が大きそうです。

図2:S&P500「一目均衡表」〜三役好転が実現

図3:WTI先物「一目均衡表」〜三役好転が実現

  • 当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。データは2016/3/7現在。

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