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サキモノの『ココがPOINT!』

2014/11/25

更なる株価上昇に必要なものは?今後の注目ポイントと運用成績を上げる作戦は?

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  • ※大阪取引所上場の商品を対象に比較。「主要ネット証券」とは、口座開設数上位5社のSBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(カナ順)を指します。(2014年10月末現在、各社公表内容等より、SBI証券調べ)
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世界的金融緩和、円安、増税延期と続く好材料、でもポイントは企業業績

日経平均株価は10月17日(金)に安値を付けた後、11月14日(金)まで約20%上昇しました。
上昇をもたらした要因としては、世界経済に対する減速懸念の後退、好調な企業業績、米国株高、円安、日本銀行による追加的な量的緩和、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の株式組入比率引き上げ、消費税・再増税延期などが中心と考えられます。ただ、1ヵ月弱で20%の上昇は、多くの投資家にとって、さすがに速すぎると感じられ、17日以降は利益確定売り圧力が強まっています。

このように、多くの株価材料を消化してきた株式市場ですが、最も本質的な要因は何でしょうか。
無論、株価は最終的に市場での需要と供給が均衡した点で決まるため「需給」は重要です。しかし、ここで「株式を買いたい」という需要が強まるためには、株式を発行する企業の業績が良くなるか否かが重要になります。それ故に、企業業績は最も重要な株価材料と考えることが可能です。世界経済の状態や金利、為替動向、税制の変更なども、そしてそれに影響を与える日銀の金融政策も、「最終的に企業業績にどう影響するか」という観点で考えることが重要だと思います。その意味で、2014年7〜9月期のGDP(前期比・年率)が▲1.6%という結果はショックでしたが、既に同四半期の企業業績が、好調な結果に終わっていたことを考えれば、ショックが長引かなかった点も理解できることになります。

図1は改めて、日経平均株価の動きと、その予想一株利益(EPS)の動きを比べたものです。結局、日経平均は、予想一株利益の上昇を織り込んで上昇してきたと理解することができます。

円安が輸出企業の業績見通しに織り込み切れていないこと、法人税減税が実現されれば企業の純利益(税引後利益)がその分は増加する可能性が大きいこと、消費税増税・延期で当面は内需の底割れが避けられそうなこと等、企業の予想一株利益を上昇に導く要因は多く、日経平均がさらに上昇する可能性は十分ありそうです。

従って「日経平均を買う」という戦略、先物市場であれば「日経平均先物を買う」という戦略が良さそうではあります。ただし、もう少し吟味すべきかもしれません。争点の見えにくい選挙の動向や、株価の上昇ピッチ等も吟味すべき点ですが、そもそも、「日本株の買い」イコール「日経平均の買い」と考えて良いのでしょうか。

図1:上昇基調が続く「予想一株利益」と「日経平均・日足(終値)」
図1:上昇基調が続く「予想一株利益」と「日経平均・日足(終値)」
  • ※日経平均データをもとにSBI証券が作成。期間は2014年4月1日〜同年11月21日。
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11月25日に先物が上場した「JPX日経400」を改めて吟味

11月25日(火)に「JPX日経400」先物が上場され、取引開始となりました。
「JPX日経400」は、2014年1月6日から公表が開始され、我が国を代表する株価指数である日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)の欠点を補い、我が国の代表的な株価指数として浸透するように、期待されて開発された指数です。一言で要約すれば「投資家にとって投資魅力の高い会社」で構成されていますので、もし、日本株に強気な見方をとるのであれば、そして指数先物取引をするのであれば「JPX日経400先物」を選択する手もありそうです。

表1は、JPX日経400と、日経平均やTOPIXとの違いを整理したものです。JPX日経400が他の2指数と特に違う点をピックアップすれば、以下のようになると思います。

(1)採用銘柄は、東証一部以外の新興市場にも広げられている。
(2)指数組入れの条件として資本効率や業績に関する数字が採用されている。
(3)組み入れ上位銘柄への偏りが小さく、よく分散された指数となっている。

という点が大きいように思われます。一方、ウィークポイントとしては、ROE、営業利益ともに実績数字で判断されているため、株価が既にそれを織り込んで高くなっているケースが出てくることが想定されることです。さらに、8月末に毎年1回銘柄入れ替えが予定されており、しかも比較的大掛かりになるとみられ、指数としての連続性には課題が残る点です。

表1:日本株を表す3主要指数
  JPX日経400 日経平均 TOPIX(東証株価指数)
組み入れ銘柄の特徴 投資魅力の高い銘柄(全市場) 東証一部主要企業 東証一部全企業
重視されている点 ROE、営業利益、時価総額 市場流動性、セクター間のバランス 網羅性。東証一部銘柄の全体像を示す。
ウィークポイント 結果としての業績重視。連続性にやや難? 特定・少数の銘柄の影響が大きく歪みも 業績・成長性に疑問の銘柄も多く含まれる。
高ウェイト銘柄 自動車、銀行、通信など。偏りは小さい 値嵩株。偏りが大きい。 自動車、銀行、通信などの時価総額上位
銘柄 ウェイト 銘柄 ウェイト 銘柄 ウェイト
KDDI 1.69 ファーストリテイ 9.65 トヨタ 4.83
トヨタ 1.54 ソフトバンク 5.38 三菱UFJF 2.62
三菱UFJF 1.52 ファナック 4.52 ソフトバンク 2.03
ソフトバンク 1.50 KDDI 3.43 三井住友 1.65
日立 1.45 京セラ 2.59 本田 1.63
キヤノン 1.44 アステラス 1.95 みずほF 1.31
三井住友 1.40 信越化学 1.78 KDDI 1.24
JT 1.38 東エレク 1.77 NTT 1.2
  • ※Bloombergデータ、各種資料をもとにSBI証券が作成。データは2014年11月21日現在。ウェイトの単位は%。この表の定性的なコメントは、SBI証券でまとめたもので、3指数の特徴の全てを表現したものではない。
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「JPX日経400」と「日経平均」を使い分けてパフォーマンス向上を

図2において、青線は、日経平均株価をJPX日経400で割った数値であり、上昇している時は日経平均の上昇率の方が、JPX日経400より大きく、下落している時はその逆を示していると理解できます。このグラフは、2013年中は概ね上昇基調にあり、2014年半ばにかけては、下落したものの、それ以降は再び上昇基調にあります。この実績をみる限り、日経平均の方がパフォーマンスが良く、買い中心の戦略で臨むならば「日経平均の方がベター」ということになりそうです。

しかし、そう結論付けるのは危険だと思います。赤線は、日経平均株価の組み入れ上位3銘柄(ファーストリテイリング、ソフトバンク、ファナック)の合計株価を示していますが、青線とほぼ同様の傾向を示しています。即ち、日経平均の相対パフォーマンスが上がるかどうかは、組み入れ上位3銘柄の値動きにかなり、依存しているということになります。言い換えれば、日経平均のパフォーマンスが良かったのは、この3銘柄のそれが良かったからとも言えるのです。

事実、日経平均の組み入れ上位銘柄は、そのウェイトが高い故に、裁定取引に絡んだ変動が多い上、先物取引と絡んだ思惑的な売買の対象にもなりやすくなっています。その結果、バリュエーション面でみると、予想PERはファナック26倍、ファーストリテイリング45倍とやや割高感が強くなっています。従って、上位銘柄が今後も好パフォーマンスを維持できるか否か、微妙な点もある訳です。赤い線がむしろ、急ピッチで上昇している今は、JPX日経400の方が安定運用できるかもしれません。

その意味では、JPX日経400は、組み入れ銘柄がよく分散されている分、真に「日本経済を買う」のに、適した指数と言えるかもしれません。各指数には一長一短があり、先物取引の対象とする指数は、よく吟味してゆきたいと思います。

図2:一見、日経平均が好パフォーマンスだが、特定銘柄の影響が大きく左右
図2:一見、日経平均が好パフォーマンスだが、特定銘柄の影響が大きく左右
  • ※Bloombergデータ、日経平均、JPX400株価指数データをもとにSBI証券が作成。

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