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2024-04-20 08:43:32

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日経平均は104円安!イベントリスク後退や米株高で底堅い、一方3万円突破には材料不足?

2021/11/8

1衆院選結果受け安心感、ハト派FOMCが追い風に

225先物は前週末終値比840円高(上昇率2.92%)の29620円と3週ぶりに大幅反発。衆院選において、自民党が単独過半数を獲得したばかりでなく、安定的な国会運営に必要とされる絶対安定多数を獲得したことがサプライズとなり、週初から先物主導で買い戻しが先行。

また、米連邦公開市場委員会(FOMC)では事前の予想通り、量的緩和政策の縮小(テーパリング)開始が決定されたものの、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は引き続き利上げに慎重な姿勢を示したことで安心感がもたらされ、国内祝日明けの更なる上昇に寄与した。

週末は、米雇用統計を控えていることもあり、大台の3万円を手前にスピード調整が入ったが、29500円近辺では押し目買いもみられ、総じて堅調な動きとなった。

10月29日時点の裁定残高は、ネットベースで7350億円の買い越し(前週は8572億円の買い越し)と減少した。株数ベースでは、2億6467万株の買い越しで、10月22日時点(3億688万株の買い越し)から減少している。

日経平均と裁定残(10月29日時点)

衆院選結果受け両先物で買い戻し

衆院選結果を受けた週明け1日は、両先物で買い戻しが確認されたが、目立った動きは少なかった。
225先物で1000枚超買い越したのはBofA証券のほかでは大和のみ。
TOPIX先物では、BofA証券とモルガンSだけだった。

ただ、BofA証券の買い越しは2000枚超と大きかった。そのほかについては、225先物ではほとんど目立った手口はなく、TOPIX先物では買い方でシティGが小幅ながら週を通じて買い越したほか、みずほ、野村の国内勢も小幅に買い越し基調となった。TOPIX先物の売り方では、2日のバークレイ、5日のGSくらいしか目立った動きはなかった。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2政局及び政策不透明感後退で日経VIは20割れ

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前週末終値比2.09pt安(下落率9.55%)の19.79と低下した。

自民党が単独過半数を獲得できるかの攻防などと、事前に懸念されていた衆院選結果が杞憂に終わったことで、政局の先行き不透明感が後退。

これに伴い、出来高を増加させながらプット(売る権利)が手仕舞い売りとされたことで、日経VIは週初から大きく低下した。

また、インフレ懸念に基づく早期利上げ観測が高まっていたなか、米FOMC後の記者会見において、パウエルFRB議長が利上げに慎重な姿勢を再表明したことで、政策不透明感も後退。週後半に日経VIはさらに低下した。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、実質金利低下など背景に値がさ株主導で上昇

NT倍率(先物)は上昇。事前に懸念されていた衆院選は、自民党が想定以上の健闘を見せたことで杞憂に終わり、政権運営安定化への期待から週初から短期筋による先物の買い戻しが入った。

現物株市場では値がさ株主導で上昇したことで先物でも225型優位の展開に。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り、量的緩和の縮小(テーパリング)開始が決定されたものの、早期利上げには慎重な姿勢が示されたことで、更に買い安心感が広がった。

この週は、米長期金利が低下する一方で米期待インフレ率は小幅ながら上昇していたため、実質金利が低下。値がさ株に追い風が吹く中、業績好調な半導体株に買いが向かったこともあり、NT倍率は上昇した。

3海外勢の買い戻し一服、一段高には材料不足

今週の225先物は3万円を手前にもみ合いか。企業の7-9月期決算が終盤に入り、引き続き目線は先物よりも現物株市場に向きやすいだろう。
全体としては、衆院選、米FOMCと各種イベントリスクが後退したほか、季節的な調整要因が和らいできたこともあり、相場は総じて底堅く推移するだろう。

米国で市場予想を上回る企業決算が相次ぎ、主要株価指数が連日で過去最高値を更新していることも追い風だ。週末の10月米雇用統計は雇用者数の伸びが前月比53万人増と、予想(45万人増)を上回る結果となり、景気回復を示唆する一方、早期利上げにはつながりにくい総じて相場にポジティブな内容となった。

米長期金利も一段と低下しており、相場の支援要因となろう。他方、トヨタ<7203>が業績予想を上方修正しながらも「円安効果を除けば実質下方修正」としたことからも窺えるように、日本企業の決算内容は相対的に米国株に比べて見劣りしている。

週末、雇用統計を受けて米主要株価指数が揃って過去最高値を更新している中でも、夜間取引の225先物はほとんど上昇していない。前週の手口をみても、海外勢の買い戻しはすでに一服している様子。東京市場の全体底上げには、海外勢を誘うような、岸田政権による具体的な成長戦略など新たな材料が必要そうだ。

今週の225先物予想レンジは29250-30000円とする。

経済スケジュール(11月8日〜11月12日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

11月8日 国内 08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(10月27・28日分)
14:00 景気一致指数(9月)
14:00 景気先行CI指数(9月)
決算発表 大林組、清水建設、住友鉱、参天薬、千葉銀行、東京センチ、ソフトバンクG
決算発表 JSR、ヤマハ発、いすゞ自、ブラザー工業、飯田GHD、ユー・エス・エス
海外 15:45 スイス・失業率(10月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(11月7日まで1カ月間)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-DI)(10月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
27:00 ブ・貿易収支(週次)(11月7日まで1カ月間)
米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が会議冒頭で挨拶
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
米・シカゴ連銀総裁が講演
欧・ユーロ圏財務相会合
中・中国共産党中央政治局が第19期中央委員会第6回総会(6中総会)開催(11日まで)
APEC閣僚会合 (9日まで、議長国NZ)
11月9日 国内 08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(9月)
08:30 実質賃金総額(9月)
08:50 国際収支(経常収支)(9月)
08:50 貿易収支(国際収支ベース)(9月)
08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(10月)
08:50 貸出動向 銀行計(10月)
13:30 倒産件数(10月)
14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(10月)
14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(10月)
決算発表 鹿島、東レ、大成建設、東急、ホシザキ、大和ハウス、明治HD、ネクソン、NTTデ
決算発表 関西ペイント、アコム、出光興産、キリンHD、バンダイナムコHD、りそなHD、日産
海外 11:00 フィリピン・GDP(7-9月)
16:00 独・貿易収支(9月)
16:00 独・経常収支(9月)
19:00 独・ZEW期待指数(11月)
22:30 米・生産者物価コア指数(10月)
中・資金調達総額(10月、15日までに)
中・マネーサプライ(10月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(10月、15日までに)
米・FRB議長が会議冒頭で挨拶
米・セントルイス連銀総裁がパネル討論会に参加
米・サンフランシスコ連銀総裁が質疑応答に参加
欧・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁がフォーラムで開会の挨拶
英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁らがパネル討論会に参加
欧・欧財務相理事会
フィンランド・フィンランド銀行(フィンランド中央銀行)開催会議で中ロ中銀総裁ら講演
11月10日 国内 08:50 マネーストック(10月)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)
15:00 工作機械受注(10月)
15:05 宮園年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事長が「グローバル・ペンション・シンポジウム」のパネルに参加
決算発表 パンパシI、資生堂、日本新薬、セコム、三菱地所
決算発表 アサヒGH、NTT、シスメクス、マツダ、凸版印刷
海外 10:30 中・消費者物価指数(10月)
10:30 中・生産者物価指数(10月)
16:00 トルコ・失業率(9月)
16:00 独・CPI(10月)
16:05 タイ・中央銀行が政策金利発表
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(11月7日まで1カ月間)
21:00 ブ・IBGEインフレ率IPCA(10月)
22:30 米・消費者物価コア指数(10月)
22:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
24:00 米・卸売在庫(9月)
25:00 露・GDP(7-9月)
28:00 米・財政収支(10月)
11月11日 国内 08:50 国内企業物価指数(10月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
11:00 東京オフィス空室率(10月)
決算発表 エネオス、ブリヂストン、博報堂DY、浜松ホト、サントリ食、楽天G、パーソルHD
決算発表 住友不動産、日産化、トレンド、GMOPG、三井住友TH、マクドHD、スズキ
海外 09:30 豪・失業率(10月)
16:00 英・GDP(7-9月)
16:00 英・鉱工業生産指数(9月)
16:00 英・商品貿易収支(9月)
21:00 ブ・小売売上高(9月)
28:00 メキシコ・中央銀行が政策金利発表
欧・ECB経済報告
欧・欧州委員会(EC)が経済見通しを発表
欧・欧外相理事会
米・債券市場は休場(ベテランズデー)
中・「独身の日」
11月12日 国内 10:00 営業毎旬報告(11月10日現在、日本銀行)
16:00 国際資本市場協会(ICMA)・日本証券業協会共催「グリーン/ソーシャル・ボンドコンファレンス」
決算発表 大塚HD、ヤクルト、三菱HCキャピタル、電通G、日本通運、かんぽ生命、みずほFG、ゆうちょ銀
決算発表 ラクス、日本郵政、SMC、朝日インテ、荏原、オープンH、日ペイントHD、大日本印刷、東エレク
決算発表 三井住友FG、光通信、東芝、第一生命H、新生銀、T&DHD、ヤマトHD、近鉄GHD
海外 13:00 マレーシア・GDP(7-9月)
17:30 香港・GDP(7-9月)
19:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(9月)
21:00 印・鉱工業生産(9月)
21:00 印・CPI(10月)
21:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(9月)
24:00 米・求人件数(9月)
24:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)
米・ニューヨーク連銀総裁が講演
欧・欧財務相理事会
APEC首脳会議(AELM、議長国NZ)
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)閉幕
  • 提供:フィスコ社

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