2025年11月7日(金) 大引け
更新 : 2025/11/7 16:30
(更新予定時間:12:45頃/16:45頃の1日2回)
今日の株式市況
日経平均株価は7日、前日比607円31銭安の5万276円と大きく反落したものの、日中の安値からは大きく切り返し5万円の大台を9営業日連続で維持した。TOPIX(東証株価指数)は14ポイント安の3,298ポイント。東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大きく上回った。この日は前日の米国株が雇用市場の減速やAI(人工知能)銘柄の高値警戒感を背景に値下がりした流れを受け、日本株にも売りが先行した。日経平均は高寄与度のソフバンG <9984> やアドバンテス <6857> の値下がりにより前場から下げ幅を1,000円超に拡大した。後場も序盤は弱く、午後1時3分に前日比1,243円安の4万9,640円と日中安値を形成。5日に続いて大台を割り込んだ。ただ、その後はカラ売りの買戻しや押し目買いの動きが広がった。プライムの出来高は25億5,210万株、売買代金は6兆9,948億円。騰落銘柄数は値上がりが874銘柄、値下がりが682銘柄、変わらずが58銘柄だった。
前日の米国市場
米国市場では6日、NYダウが前日比398ドル安の4万6,912ドル、ナスダック総合指数が445ポイント安の2万3,053ポイントで引けた。企業の人員削減数が高水準になっていることがわかり、雇用市場への不安がリスクオフにつながった。AI(人工知能)関連株への高値警戒感も引き続き強く、買い手控えムードが優勢となった。NYダウ構成銘柄ではセールスフォースの下げが目立つ。また、テック中核のエヌビディアやアマゾンも安い。半面、IBMやコカ・コーラは買われた。シカゴ日経平均先物(円建て)は5万235円で、同日の日経平均株価(5万883円)を下回る。
業種・個別株動向
業種別株価指数33業種は上昇16業種、下落17業種とほぼきっ抗。AI関連からの資金離れを映し、非鉄金属や電機が安い。機械や情報通信も売られた。半面、サービスや海運、鉄鋼、小売などは堅調に推移した。
新興株・IPO
東証グロース市場250指数が4日続落。プライム市場で日経平均株価が大きく下落する中で、新興市場も軟調な展開となった。サンバイオ <4592> 、Heartseed <219A> 、Liberaware <218A> などが下落。技術承継機構 <319A> も売られた。初配当のBASE <4477> は逆行高。直近IPO(新規上場)のクラシコ <442A> は下値模索となった。
主要指標(25/11/7 大引け)
|
日経平均株価 |
50,276 |
-607 |
|
日経平均先物 |
50,310 |
-550 |
|
TOPIX |
3,298 |
-14 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時45分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●サーティワン<2268>好評のアイスクリームケーキ「31 ダブルチョコレートケーキ made from チョコレートフレーバーズ」を11月14日に発売。
●ZOZO<3092>「ZOZOTOWN」が、韓国ブランド専門ゾーン「K-FASHION」をオープン。
●ホンダ<7267>上級ミニバン「ODYSSEY」を一部改良し発売。
●三陽商<8011>圧倒的な軽さを追求した「フロータブルダウンジャケット」を全国百貨店、直営店の計46店舗と、三陽商会公式オンラインストアにて販売を開始。
●西松建<1820>フィリピン共和国運輸省より、「マニラ地下鉄プロジェクト契約パッケージ105 : 地下駅2駅およびトンネル」を受注。
●出光興産<5019>宇宙用ソーラーアレイなどの製造・開発を手掛ける米Source社と、宇宙市場向け次世代ソーラーアレイ製品の共同開発に関する戦略的協業を開始。
●ユニチャム<8113>品川女子学院と包括連携協定を締結。
●菱鉛筆<7976>こだわりの品質と彩り豊かな学童向け鉛筆「uni Palette」より、子どもの選ぶ喜びが広がる新デザインを11月12日に新発売。
●川重<7012>ニューヨーク市交通局より新型地下鉄電車「R268」378両の発注内定。