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2024-03-29 06:05:38

金は米大統領選に向けた動きを確認

2020/10/26
提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金は新型コロナウイルスの感染再拡大の行方も焦点

10月19日の週のニューヨーク金市場は米国の追加経済対策の合意期待が支援要因になる場面も見られたが、合意しても議会通過は米大統領選後との見方が出ると、リスク選好の動きが一服し、上げ一服となった。期近12月限は12日以来の高値1,936.0ドルを付けたのち、上げ一服となった。米国の追加経済対策の協議が継続されたが、週末時点で合意できず、今週も協議が続く見通しである。ペロシ米下院議長は25日、法案が下院を通過する可能性はあるが、上院でそれが実現するかはマコネル共和党院内総務次第と述べた。最後の米大統領候補討論会が混乱なく通過しており、米大統領選に向けた動きを確認したい。

米大統領選の世論調査では民主党のバイデン元副大統領が優勢である。米大統領候補討論会では、前副大統領が新型コロナウイルス感染で米国民22万人が死亡したとし、トランプ米大統領を非難した。また同時に実施される米上院選でも民主党が優勢となっている。米大統領選でバイデン氏の勝利となれば民主党が大規模な景気刺激策を策定するとの期待感も出ている。ただ「米選挙プロジェクト」の集計によると、期日前投票者数が約4,750万人となり、2016年の前回選挙の同じ時点と比べて約8倍になった。郵便投票の開票には時間がかかることから、接戦となった場合、勝者確定が遅れ、開票で混乱する可能性が出てくる。郵便投票は民主党支持者の割合が多く、開票当初の共和党優勢で、トランプ米大統領が勝利宣言することが警戒されている。

欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて各国で制限措置が再導入・強化され、景気の先行き懸念が出ている。スペインで感染者数が100万人を超えるなどし、感染拡大が続いている。10月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が49.4と前月の50.4から低下し、景況判断の分かれ目となる50を再び割り込んだ。新型コロナウイルスの感染再拡大で景気の先行き懸念が出ている。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、新型コロナウイルスの流行が特に北半球で重大な岐路に直面しているとの見方を示した。欧州連合(EU)首脳は新型コロナウイルスの対応を巡って、29日にテレビ会議を開催する予定である。

米食品医薬品局(FDA)は22日、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスで入院を必要とする患者の治療薬として承認した。米国で承認された初のコロナ治療薬となった。ただ世界保健機関(WHO)が16日、「レムデシビル」について、新型コロナウイルスの治療に効果がないことが臨床試験で判明したとし、欧州連合(EU)が結んだ供給契約を見直す必要があるとの見方が出ている。

10月23日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比8.76トン減の1,263.80トンとなった。米国の追加経済対策の協議が継続されるなか、戻り場面で投資資金が流出した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、10月20日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは24万9,604枚となり、前週の24万0,671枚から拡大した。今回は新規買いが1万3,220枚、新規売りが4,287枚入り、8,933枚買い越し幅を拡大した。

プラチナはリスク選好や金堅調が支援

ニューヨーク・プラチナ1月限は、米国の追加経済対策の合意期待や米大統領選候補討論会が混乱なく終了し、株高に振れると、テクニカル要因の買いを巻き込んで急伸し、9月21日以来の高値924.1ドルを付けた。ただ追加経済対策の協議は今週も継続される見通しであり、欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大で景気の先行き懸念が残ることが上値を抑える要因である。米大統領選も控えており、買い戻し主導の上昇では上値は限られるとみられる。

プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、22日のロンドンで19.04トン(前週末18.82トン)、23日のニューヨークで38.63トン(同38.77トン)、22日の南アで17.84トン(同17.90トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、10月20日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは7,825枚となり、前週の8,911枚から縮小した。新規売りが新規買いを上回った。

ニューヨーク金はレンジ相場を継続

ニューヨーク金12月限は12日以来の高値1,936.0ドルを付けたのち、上げ一服となった。米国の追加経済対策の合意期待が支援要因になったが、20日の期限を過ぎ、合意しても議会通過は米大統領選後になるとの見方が出ると、リスク選好の動きが一服して上げ一服となった。11月の米大統領選に向けて戻り歩調だが、テクニカル面では1,877.2〜1,939.4ドルのレンジを継続し、中立である。当面は景気対策の協議の行方と米大統領選に向けた動きを確認したい。

10月26日からの週の注目ポイント

26日 ニュージーランド、香港休場
独ifo景況感指数(10月) ☆☆
米新築住宅販売(9月) ☆☆☆
27日 米耐久財受注(9月) ☆☆
米S&Pケース・シラー住宅価格指数(8月) ☆☆
米消費者信頼感指数(10月) ☆☆
28日 日銀金融政策決定会合1日目 ☆☆
カナダ銀行政策金利発表 ☆☆☆
29日 小売業販売額(9月速報)
日銀総裁記者会見 ☆☆☆
金融政策理事会(ECB) ☆☆☆
独雇用統計(10月) ☆☆
独消費者物価指数(10月速報) ☆☆
米国内総生産(7-9月期速報値) ☆☆☆
米新規失業保険申請件数 ☆☆
米中古住宅販売仮契約指数(9月) ☆☆
30日 失業率(9月) ☆☆
鉱工業生産指数(9月速報) ☆☆
ユーロ圏国内総生産(7-9月期速報) ☆☆☆
ユーロ圏消費者物価指数(10月速報) ☆☆☆
ユーロ圏雇用統計(9月) ☆☆
米個人所得・支出(9月) ☆☆☆
米雇用コスト指数(7-9月期) ☆☆☆
シカゴ購買部協会景気指数(10月) ☆☆
米ミシガン大消費者信頼感指数(10月確報値) ☆☆

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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